

海外FX業者を利用する醍醐味として、ハイレバレッジで取引できる点にあります。
日本では、金融庁によってレバレッジが25倍に規制されている中で、海外FX業者の場合はその規制の対象となっていません。
XM(エックスエム)でも、日本の金融庁ライセンスを取得しておらず、最大888倍のレバレッジを効かせて運用可能です。
ただ、完全に無制限というわけではなく制限が存在し、また最大888倍という点にも注意しなければなりません。
では、XM(エックスエム)のレバレッジ制限とは一体どのようになっているのでしょうか?
この記事では、XM(エックスエム)のレバレッジ制限について解説します。
海外FX業者のレバレッジ制限とは?
先に紹介した通り、日本では金融庁の規制によって最大レバレッジが一律で25倍までに制限されています。
海外FX業者の最大レバレッジにばらつきがあるのに対して、海外FX業者ではレバレッジの規制がないので、各海外FX業者で自由に設定できる状態です。
例えば、Exnessではレバレッジ無制限解放が可能で、なんと2億倍という他を凌駕するレバレッジを効かせられます。
但し、多くの海外FX業者では取引量などに応じて最大レバレッジ制限がかけられています。
例えば、TRADEVIEW(トレードビュー)のMT4スタンダード口座では、証拠金残高1,000万円までなら500倍、1,000万円を超える場合は一律100倍までに制限されています。
最大3,000倍と高いレバレッジ設定となっているFBSでも、3,000倍のハイレバレッジ取引をしたい場合は証拠金200ドルまでしか取引できません。
外部からの制限はないものの、完全に制限がないわけではなく、最大○○%という表現になっている場合は、継続してそのレバレッジで取引できないという点には注意してください。
海外FX業者のレバレッジについては、以下の記事で詳しく解説しています。
【徹底比較】海外FXのレバレッジ20社比較!ハイレバでおすすめな業者もご紹介
XM(エックスエム)の最大レバレッジを他社と徹底比較
出典:XM(エックスエム)
海外FX業者によってレバレッジ設定が異なるわけですが、XM(エックスエム)と他のメジャーな海外FX業者との最大レバレッジにも違いがあります。
主な海外FX業者のレバレッジを高い順に並べた結果は、以下の通りです。
海外FX業者名 | 口座の種類 | 最大レバレッジ | ロスカット水準 |
---|---|---|---|
FBS | スタンダード口座 | 3,000倍 | 20% |
FXジャイアンツ |
・レギュラー口座 |
1,000倍 |
レギュラー口座:20% |
GEMFOREX |
・オールインワン口座 |
1,000倍 |
20% |
HotForex |
MICRO口座 |
1,000倍 | 10% |
Milton Markets |
・エリート口座 |
1,000倍 |
100%以下 |
VirtueForex |
・スタンダード口座
|
1,000倍 | 100% |
IronFX |
・ライブ変動口座 |
1,000倍 |
20% |
FXGT |
・セント口座 |
1000倍 | 20% |
IS6FX |
MICRO口座 |
1,000倍 | 50% |
XM(エックスエム) |
MICRO口座(MT4) |
888倍 |
20% |
BigBoss |
スタンダード口座 |
555倍 |
20% |
TitanFX |
スタンダード口座 |
500倍 | 20% |
LandFX |
ライブ口座 |
500倍 | 30% |
FxPro |
MT4口座 |
500倍 |
20% |
MyfxMarkets |
・スタンダード口座 |
500倍 | 20% |
TradersTrust |
・クラシック口座 |
500倍 | 20% |
Tradeview |
X leverage口座 |
400倍 | 100% |
AXIORY |
スタンダード口座 |
400倍 |
20% |
iFOREX |
エリート口座 |
400倍 | 0% |
IFCMarkets |
・NetTradeX ビギナー口座
|
400倍 | 10% |
上位順に並べると、XM(エックスエム)はちょうど中間点に位置しています。
口座タイプは3種類で最大レバレッジ888倍
XM(エックスエム)では、以下の口座タイプが存在します。
・マイクロ口座
・スタンダード口座
・XM Zero口座
各口座の最大レバレッジと、特徴については次の通りです。
マイクロ口座
マイクロ口座は、より少額でトレードを始めたい方に向いている口座です。
1ロットが1,000通貨単位となっていることで、少額でのトレードが可能となっており、MT4では0.01ロット(10通貨)、MT5では0.1ロット(100通貨)からトレードできます。
多くのFX業者では、最小取引数が1,000通貨に設定されており、XM(エックスエム)のマイクロ口座は100通貨単位でトレードしたいという方に向いている口座です。
マイクロ口座は、後述するスタンダード口座と1ロット当たりの通貨量こそ違いますが、ボーナスなどの取引条件は全く同じです。
レバレッジについては、最大888倍で取引できますが、以下の有効証拠金に応じてレバレッジ制限がかかります。
・有効証拠金2万ドル~10万ドル未満;最大レバレッジ200倍
・有効証拠金10万ドル以上:最大レバレッジ100倍
なお、レバレッジ制限は口座単位ではなく、アカウント単位なことに注意してください。
スタンダード口座
スタンダード口座でも、マイクロ口座同様に最大888倍のレバレッジを効かせて取引が可能です。
レバレッジ制限も同じであり、有効証拠金10万ドル以上となると最大レバレッジが100倍に制限されるので注意してください。
スタンダード口座は、最小1,000通貨(0.01ロット)から利用可能な標準的な口座タイプであり、XM(エックスエム)の魅力的なボーナスを最大限活用できる口座タイプとして有名です。
まず、こだわりがないという方の場合は、スタンダード口座の開設をおすすめします。
他にも、最大で一度に50ロットまでの注文ができ、合計最大注文数は10,000ロットと比較的余裕があります。
少額で取引する初心者だけでなく、ダイナミックにトレードする上級トレーダーの方まで、様々なスタイルのトレーダーにおすすめです。
XM Zero口座
XM Zero口座は、リクオートなしの執行スタンスで運用されており、最狭ゼロpipsと非常に狭いスプレッドが特徴です。
また、スタンダード口座とマイクロ口座がSTP方式であるのに対して、XM Zero口座はECN方式を採用しています。
「Electronic Communications Network(エレクトロニック・コミュニケーションズ・ネットワーク)」の略であり、電子取引所取引と訳されます。ECN方式においては、トレーダーの注文はブローカーを一切経由することなく、直接インターバンクへと流されます。トレーダーの注文はインターバンクへ流れて、別のトレーダーや金融機関、ヘッジファンド等が出している注文と自動的にマッチングします。
ECN方式の場合、スプレッドと取引手数料の合計値が取引コストとなるのが特徴です。
また、トレーダー・インターバンクに出されている注文の価格差がスプレッドとなるために、スプレッドが低くなりやすいという特徴を活かして、狭いスプレッドで取引可能です。
XM Zero口座では、他にも55以上の通貨ペアだけでなくゴールドやシルバーの取引ができ、また以下デバイスに対応したMT4およびMT5にて取引できます。
・Windows
・Mac
・iPhone
・iPad
・Android
PCだけでなく、スマートフォンやタブレットでも取引できる点が魅力的です。
XM Zero口座のレバレッジについては、狭いレバレッジが設定されていることもあり、他の口座より低い最大500倍となっています。
条件こそ他の口座に劣りますが、スプレッドとのバランスを考えればお得感が強い口座と言えます。
有価証拠金によってレバレッジは制限を受ける
有価証拠金(口座残高)によって制限を受けるのが、XMのレバレッジです。
資金が増えると、高い倍率のレバレッジを使った取引時に、FX業者がリスクを負担できなくなってしまうかもしれません。
ですので、XMはサービスを安定して提供していくために、口座残高によってレバレッジを制限しています。
そこで、FX通貨ではどの程度の水準でレバレッジ制限を受けるのか、すべての口座タイプを表にまとめました。
口座残高 | 5ドル~20,000ドル | 20,001ドル~100,000ドル | 100,001ドル~ |
---|---|---|---|
スタンダード口座 | 888倍 | 200倍 | 100倍 |
マイクロ口座 | 888倍 | 200倍 | 100倍 |
XM Zero口座 | 500倍 | 200倍 | 100倍 |
口座残高が200万円を超えたあたりから、XMの売りである最大レバレッジ888倍は使えなくなります。
また、どの口座タイプでもレバレッジ制限を受けるタイミングは同じです。
ですので、特に覚えるのに苦労する必要はありません。
最大レバレッジが100倍に制限されるのは、口座残高が1,000万円を超えたあたりからです。
ロット数ではレバレッジの規制はない
XMでは口座残高によってレバレッジが制限されるため、ロット数による規制は受けません。
海外FX業者を使って取引しているトレーダーは、多くの場合、複数の業者を利用してトレードしています。
そのため、業者や口座タイプによってレバレッジルールは異なり、覚え辛いと感じる方もいるでしょう。
しかし、XMは口座残高によってレバレッジルールを定めているため、トレーダーが残高を調整して最大888倍のレバレッジを使い続け易い環境が整っています。
銘柄によって最大レバレッジは異なる
XMでは最大レバレッジ888倍と大々的に宣伝していますが、全ての銘柄が同じ訳ではありません。
例えば、株価指数などのレバレッジは最大100倍になっています。
そこで、一部銘柄のレバレッジを、以下の表にまとめました。
銘柄 | 最大レバレッジ |
---|---|
CHF/JPY(スイスフラン/円) | 400倍 |
USD/CNH(米ドル/人民元) | 50倍 |
GOLD(金) | 888倍 |
WHEAT(小麦) | 50倍 |
JP225Cash(日経) | 200倍 |
US100(NASDAQ) | 100倍 |
NGAS(天然ガス) | 33.3倍 |
XMでは先物取引や株式CFDなどをトレードできますが、最大レバレッジはFXと比べて低くなっています。
各銘柄の最大レバレッジはXMの公式サイトから確認できます。
XM(エックスエム)のレバレッジ確認方法と変更方法
XM(エックスエム)では、口座開設時に以下のレバレッジに設定できます。
・1倍
・2倍
・3倍
・5倍
・10倍
・15倍
・20倍
・25倍
・50倍
・66倍
・100倍
・200倍
・300倍
・400倍
・500倍
・888倍
ただ、口座開設以降にレバレッジを変更したいという場合が生じがちです。
また、今どのようなレバレッジ制限がかかっているのかも確認したい場合があります。
ここでは、レバレッジの確認と変更する方法を紹介します。
レバレッジ確認方法
レバレッジの確認方法は、主に会員ページから確認する方法と、MT4やMT5から確認する方法があります。
各確認方法については、次の通りです。
会員ページから確認する方法
会員ページから確認するためには、まずはXM(エックスエム)にアクセスして、ログインしてください。
その後、マイアカウントの概要ページでレバレッジを確認したい口座をクリックすると、最大レバレッジが表示されます。
例えば、「1:888」と表記された場合は、最大888倍のレバレッジ取引ができることを意味します。
なお、デモ口座では上記方法でレバレッジは確認できないので、後述するMT4やMT5から確認してください。
MT4やMT5から確認する方法
MT4やMT5から確認する場合、まずは各ソフトでログインしてください。
そして、画面左上に表示されるナビゲーター枠で口座アカウントの上にマウスを合わせることで、レバレッジを確認できます。
レバレッジ変更方法
会員ページから確認するためには、まずはXM(エックスエム)にアクセスして、ログインしてください。
その後、レバレッジを変更したいアカウントをクリックして、右側に「鉛筆マーク」が表示されるのでクリックすれば、レバレッジを自由に変更可能です。
希望レバレッジを選択したら、「リクエスト送信」をクリックすると、「レバレッジを変更しました」と表示されて変更が完了します。
まだ、この段階では変更を申請した段階であり、実際にはスタッフがレバレッジ数値を手動で変更する形になり、手続きが完了するとXM(エックスエム)サポートからメール配信されます。
まとめ
XM(エックスエム)では、海外FX業者としては平均的な最大888倍のレバレッジ設定となっています。
ただし、レバレッジ制限は相当量の利益が出ない場合に適用されないので、好条件で取引できる点が魅力的です。
ハイレバレッジを活かして、XM(エックスエム)でハイレバトレードを楽しんでください。