

XM Tradingは日本語サポートが充実していることもあり、日本人利用者が多いFX業者です。安全性も高く、口座開設を検討している人も多いですが、提供されている口座でどれが自分に合っているのかを理解しているトレーダーはあまりいません。
この記事では、XMTradingの口座の種類、おすすめ、注意点、確認・変更の手順、口座開設のメリットなどをわかりやすく解説します!
XM Tradingの取引口座タイプは4種類
XM Tradingは日本人トレーダーの間でも人気のあるFX業者です。ボーナスの有無、スプレッド、レバレッジ、1ロットの違い、取引手数料の有無などでマイクロ口座、スタンダード口座、ゼロ(ZERO)口座、KIWAMI(極)口座の4つの口座が設定されています。
ボーナスとは口座開設や入金時に付与される仮想の資金です。自己資金に上乗せができるため、投資リターンをより大きくさせることができます。
スプレッドとは同じ通貨ペアで売買したときの価格差です。スプレッドはFXをする際の「実質的なコスト」となります。スプレッドは、売値(Bid)と買値(Ask)の価格差が小さいことを「狭い」、価格差が大きいことを「広い」と言い、スプレッドが狭い通貨ペアのほうが有利に取引できます。
レバレッジとは口座に入金した資金を担保にして、実際に口座に預けている金額以上の額でFX取引ができる仕組みのことです。レバレッジが高いとより大きなリターンが見込めますが、ロスが発生した時は損失も大きくなります。
ロットとは取引する通貨量の単位です。 1ロットあたりの保証金は業者によって異なりますが、1000通貨から10万通貨で設定されています。 海外FXでは、基本的に通貨をまとめて購入するため、このまとめて購入した分を「ロット」で表します。
以下の表で口座タイプの違いについて見てみましょう。
【XM Trading口座一覧表】
口座名 |
マイクロ |
スタンダード |
ゼロ(ZERO) |
KIWAMI(極) 口座 |
---|---|---|---|---|
ボーナス |
・3,000円口座開設ボーナス |
・3,000円口座開設ボーナス | ||
最大レバレッジ | 1000倍 | 1000倍 | 500倍 | 1000倍 |
1ロット | 1,000通貨 | 10万通貨 | 10万通貨 | 10万通貨 |
最小取引量 |
MT4: 10通貨 (0.01ロット) MT5: 100通貨 (0.1ロット) |
1,000通貨 (0.001ロット) |
1,000通貨 (0.001ロット) |
1,000通貨 (0.001ロット) |
最大取引量 | 10万通貨 | 500万通貨 | 500万通貨 | 500万通貨 |
最低入金額 | 5ドル | 5ドル | 5ドル | 5ドル |
スプレッド | 1.6pips | 1.6pips | 0.0pips | 0.85pips |
取引手数料 | なし | なし | 10ドル/ロット | なし |
4つの口座の特徴をまとめると以下となります。
・マイクロ口座:1ロットが1000通貨(小資金でトレードしたい人)
・スタンダード口座:ボーナスが豊富な口座(ボーナス重視の人)
・ゼロ口座:スプレッドが狭く取引手数料がかかる口座(スプレッド重視)
・KIWAMI極口座:スプレッドが狭く取引手数料なし(スプレッド重視)
それでは、それぞれの口座の特徴を見ていきましょう。
マイクロ口座
マイクロ口座はその名の通り、少額でのトレードができるように設定された口座です。他の口座との主な違いは、以下となります。
・1ロット1,000通貨と設定されていること。(他口座は10万通貨)
・最小取引量がMT4とMT5で異なる。(MT4は0.01ロット、MT5は0.1ロット)
・最大取引量が10万通貨に設定(他は500万通貨)
マイクロ口座には口座開設ボーナスがあるので自己資金なしでトレードを開始することができます。また、入金サービスもあるので自己資金を用いることなくトレードの規模を大きくしていくことも可能です。
スプレッドはスタンダード口座と同じ1.6pipsとなります。
スタンダード口座
スタンダード口座はXM tradingが提供している口座の中でベーシックとなる口座です。トレーダーの8割以上が最初に開設する口座とスタンダード口座を選択しています。
スタンダード口座はベーシックな口座ですのでマイクロ口座よりも大口の取引が可能です。この後、解説するゼロ(ZERO)口座、KIWAMI(極)口座は入金ボーナスしかありませんが、スタンダード口座は口座開設ボーナスがあるので自己資金がなくてもトレードが可能です。
最小取引量は1,000通貨で最大取引量は500万通貨となります。レバレッジは1,000倍です。スプレッドは1.6pipsでレバレッジとスプレッドはマイクロ口座と同じ設定となります。取引手数料もなしです。
また、マイクロ口座やゼロ口座をあとから追加して作ることも可能です。
ゼロ(ZERO)口座
ゼロ(ZERO)口座は、スタンダード口座の取引条件をベースとしますがスプレッドや取引手数料の設定に違いがあります。
スプレッドですがXM Tradingの口座の中で最も狭い0.0pipsから設定されています。ただし、スプレッドはトレードの時間帯によって広がることもあるため注意が必要です。
その他の口座との違いとしては以下があります。
・1ロットの往復(エントリー+決済)ごとに10ドルの取引手数料がかかる。
・最大レバレッジは500倍に制限されている。
・入金ボーナスがない。
ゼロ(ZERO)口座は取引手数料はかかりますがスプレッドがほとんどかからないこともあり、トータルの取引コストはスタンダード口座よりおさえることができます。
また、入金ボーナスはありませんが3,000円口座開設ボーナスがあるため自己資金なしでトレードを開始することができます。
KIWAMI(極)口座
KIWAMI(極)口座は2022年10月にスタートした新しいタイプの口座です。特徴としてはゼロ(ZERO)口座に次ぐ、スプレッドの狭さで取引手数料がかからない点です。そのため、トータルの取引コストは、ゼロ(ZERO)口座よりおさえることができます。
レバレッジも1000倍とゼロ(ZERO)口座の500倍よりも高く設定されているためより大きいリターンが見込めます。
ボーナスは入金ボーナスはありませんが、3,000円口座開設ボーナスがあるため自己資金なしでトレードを開始することができます。
KIWAMI(極)口座はマイクロ口座やゼロ(ZERO)口座と比較して、非常に使い勝手がいいため、スタンダード口座の次に主力口座になり得る口座といえます。
すべての口座タイプの共通ルール
XM Tradingには、ボーナスの有無、スプレッド、レバレッジ、1ロットの違い、取引手数料の有無などで4つのタイプの異なる口座が準備されていますが、「ゼロカット」の採用、「ロスカット水準が20%」、「XMで取り扱う5種類の商品をすべて取引ができる」ことの3点は共通ルールとしてすべての口座で適用されます。
「ゼロカット」の採用
共通ルールの1点目は「ゼロカット」の採用です。「ゼロカット」とは、口座残高がマイナスになったときに口座残高をゼロに戻してくれるシステムの事です。
国内FXでは口座残高がマイナスになったとき、追加の証拠金請求「追証」によってFX会社にマイナス分を借金として返済する義務が発生するリスクがあります。
しかし、XM Tradingでは「ゼロカット」で口座残高はなくなってしまいますが、「追証」は、発生しないため、借金を抱える心配はありません。
ロスカット水準が20%
共通ルールの2点目は「ロスカット水準が20%」です。「ロスカット水準」とは、顧客の資金を守るためにFX会社が設定した水準に達したところで行う決済注文(損切り)です。
国内FXでは、50%から100%を水準していますが、XM Tradingではすべての口座タイプのロスカットの水準を20%に設定しています。
ロスカット水準を高めに設定すれば、損失が大きくなる前にロスカットを発動させ、損失を抑えることもできます。しかし、ロスカット水準が低いほどポジションを長く保有できるためトレードで負けにくくなります。
取引できる商品は5種類
XM Tradingでは、すべての口座タイプで5種類のCFD商品を取引できます。
CFDとは、Contract for Differenceの頭文字をとったもので、「差金決済取引」のことを指します。「差金決済取引」とは、現物での受け渡しを行わずに、反対売買によって出た金額の差で決済する取引です。
商品の内訳は、50種類以上の通貨ペアによるFXの他、小麦やトウモロコシなどのコモディティ(商品)、貴金属とエネルギー、そして株式の現物および先物指数です。
【取り扱いタイプ一覧】
タイプ | 取扱数 |
---|---|
FX通貨 | 55種類 |
コモディティ(商品) | 8種類 |
貴金属 | 4種類 |
エネルギー | 5種類 |
株式(現物指数) | 14種類 |
株式(先物指数) | 10種類 |
それぞれの商品の相場動向に応じて、トレードを行うことができ、収益が確保しやすくなっています。
口座タイプを選ぶときの注意点
XM Tradingには、ボーナスの有無、スプレッド、レバレッジ、1ロットの違い、取引手数料の有無などで4つのタイプの異なる口座が準備されています。
すでに各口座の特徴は解説しましたが、もう一度、口座を選ぶ時の注意点を確認しましょう。
ゼロ(ZERO)口座・KIWAMI(極)口座はボーナスがもらえない
マイクロ口座、スタンダード口座には、3,000円口座開設、100%入金、ロイヤリティの3種類のボーナスが準備されていますが、ゼロ(ZERO)口座・KIWAMI(極)口座には、3,000円口座開設ボーナスしかありません。
そのため、入金や取引でボーナスによる証拠金上積みはできないため、十分な自己資金を準備する必要があります。
口座タイプによって取引できる銘柄のシンボルが違う
XM Tradingでは口座タイプによって、銘柄のシンボルが異なり、トレードができないため注意が必要です。
【口座タイプ別シンボル一覧】
口座タイプ | シンボル表記 | 末尾識別記号 |
---|---|---|
スタンダード口座 | USDJPY | なし |
マイクロ口座 | USDJPYMicro | 「Micro」(マイクロ) |
ゼロ(ZERO)口座 | USDJPY. | 「.」(ドット) |
KIWAMI(極)口座 | USDJPY# | 「#」(シャープ) |
「USDJPYmicro」と末尾にmicroがついている銘柄は、マイクロ口座のみの取引となります。同様に「USDJPY.」と末尾にドットマークが付く場合は、ゼロ(ZERO)口座のみ、シャープが付く場合は、KIWAMI(極)口座のみとなります。スタンダード口座には、末尾に何もつきません。
口座タイプに対応していないシンボルは色が灰色になり、チャートを開くことはできないのでトレードしたい銘柄を間違う心配はありません。
一定期間トレードしないと5ドルの口座維持手数料がかかる
すべての口座で90日間トレードや入出金のない場合、休眠口座となり、月5ドルの口座維持費が発生します。ただし、複数口座を持っている場合、そのうち一つでもトレードや入出金があれば、休眠口座とはなりません。
もし、何らかの理由で全口座を90日間以上トレードや入出金をしない場合は、事前に全額出金することをおすすめします。
取引口座タイプ毎のおすすめは?
XM Tradingで開設できる4つの口座の特徴と注意点について見てきました。次にそれぞれの口座がどのようなトレーダーに向いているのかを解説していきます
マイクロ口座向きトレーダー
マイクロ口座は手持ち資金が少ない人や、FX初心者でトレーディングの練習をしたい人、またはXM Tradingを初めて使うトレーダーにおすすめの口座です。
大きなリターンはあまり望めませんが、なるべく損失は小さく抑えたいというトレーダーに向いています。
マイクロ口座はスプレッドが1.6pipsと広いため、スキャルピングやデイトレードといったトレーディング手法には適していません。
スタンダード口座向きトレーダー
スタンダード口座はベーシックな口座で口座開設ボーナスがあるため、手持ち資金が少ない人や、FX初心者でトレーディングの練習をしたい人、またはXM Tradingを初めて使うトレーダーにおすすめの口座です。
マイクロ口座との違いは、1ロットが10万通貨とマイクロ口座の100倍の大きさでより大きいリターンを見込めます。
スタンダード口座もスプレッドが1.6pipsと広いため、スキャルピングやデイトレードといったトレーディング手法には適していません。
ゼロ(ZERO)口座向きトレーダー
ゼロ(ZERO)口座は取引コストを抑えたいトレーダーに適した口座です。
スプレッドが0.0pipsから設定されていますが、取引手数料10ドルがかかる、最大レバレッジは500倍に制限されていることから、上級者や大口トレーダー向けとなります。
また、スプレッドの狭さを生かしてスキャルピングやデイトレードにおすすめの口座です。
KIWAMI(極)口座向きトレーダー
KIWAMI(極)口座は他の口座のデメリットが補正された口座で口座開設ボーナスもあるため手持ち資金が少ない人、初心者に適すると同時にスプレッドも狭いため、スキャルピングやデイトレードを駆使する上級者にもおすすめの口座です。
また、「スワップフリー」を採用しているため、マイナススワップを一切考慮せずに長期保有を検討しているトレーダーにも適しています。
現在、大きなデメリットはなく、スタンダード口座に追加して開設する口座に適しているといえますが、サービスが開始されて間もない口座なので、今後、何らかのトラブルが発生した場合、制限がつく可能性もあります。
口座タイプを確認・変更する手順
トレーディングをしていると違うタイプの口座で取引したいとか、複数口座を持っている場合、今取引している口座は何か、口座内の資金状況はどうなっているのか確認したい時があります。
口座タイプの確認方法と口座タイプの変更は以下となります。
XM Tradingで利用している口座タイプの確認方法は?
口座タイプはホームページに会員ページにログインした後、「マイアカウントの概要」にある「口座種別」で確認できます。
口座タイプを変更する手順
一度開設した口座のタイプを変更することはできません。違うタイプの口座に変更する場合は、口座の追加口座の開設という形を取ります。追加口座の開設は最大8口座までできます。開設した口座は、いつでも解約できます。
口座開設に資格や制限はありませんので、自己資金やトレード手法等によって口座を使い分けることをおすすめします。
XM Tradingで口座開設するメリット
XM Tradingは日本人のトレーダーが一番多く利用している利用している海外FX業者で、日本人の口座数は50万口座といわれ、海外FXを初めて利用する日本人の大半が「まずXMを選ぶ」とも言われています。
XM Tradingで口座開設するメリットとして約定力が非常に高い、取引通貨ペアが豊富、無料VPSを利用できるといった使い勝手の良さが人気の理由となっています。
約定力が非常に高い
XM Tradingで口座開設のメリットとして約定力が非常に高いということがあげられます。
約定率とは、トレーダーが注文した取引が意図した通りに成立する割合のことを指します。この約定率が高ければ高いほど、思い通りの取引ができるということが言えます。
XM Tradingでは、全注文の99.35%が1秒以内に約定されており、100%の注文執行率を誇っています。また、約定拒否、リクオート(提示レートの約定を拒否しレートを再提示すること)なしの注文方針を採用しているため、安心してトレードができます。
取引通貨ペアが豊富
XM Tradingでは、豊富な取引通貨ペアを準備しており、FX57種類、コモディティー8種類、株価指数18種類、エネルギー5種類、貴金属4種類、仮想通貨31種類となっています。
FXではメジャー通貨(米ドル、日本円、ユーロ、英ポンド、豪ドル、カナダドル、スイスフラン)に加え、シンガポールドル、デンマーククローネ、香港ドル、人民元、南アフリカランドといった、マイナー通貨の取引も可能です。
無料VPSを利用できる
XM Tradingでは、VPSが無料で提供されている点も魅力となります。
VPSはVirtual Private Serverの略称で、日本語では仮想専用サーバーと呼ばれます。VPSは専用サーバーのように管理者権限を使った作業ができ、EAを使った自動売買をする際に必要となります。
FXは、一日中、常に相場が動き、日本時間の深夜や早朝にも大きな値動きを見せる場合があります。24時間、常にトレードを続けるのは、実質的に不可能です。
そこで、EAと呼ばれるソフトをMT4に読み込むことで、自動売買で24時間機械的にトレードすることができます。
EAを直接PCに組み込んだ場合、自動売買中はPCの電源を切ることができない、また、動画を見たりネットサーフィンをしたりといった他の目的でPCを使用した場合、レスポンスが遅くなるといった不都合が生じます。
そこで、VPSにEAを組み込むことで仮想サーバーの中でトレードを行うことができ、自動PCの電源を切ったり他の用途でPCを使用中でも自動売買を行うことができます。
通常、VPSは業者との契約が必要で、月々の使用料も発生しますが、XM Tradingでは、VPSが無料で提供されているため、トレードのコストをおさえることができます。
日本人利用者が多く情報が入手しやすい
XM Tradingは日本人利用者が多く、さまざまな海外FXを取り扱ったブログでも利用する海外FXの上位にランクされています。
そのため、XM Tradingのプロモーション情報だけでなく、疑問点があった場合も、各種海外FX関連ブログやTwitterなどで情報を共有し、問題解決がしやすいといえます。
まとめ
XM Tradingの4種類の口座について、種類、おすすめ、注意点、確認・変更の手順、口座開設のメリットなどを解説しました。
口座には様々特徴がありますが、初心者であればマイクロ口座で、ある程度経験がある、または、より多くの収益を求める人はスタンダード口座からスタートすることをおすすめします。
XM Tradingは日本語サポートが充実し、安全性も高い業者です。自分に合った口座を解説し、安全かつより有利にトレーディングを楽しみましょう。