

XM口座から資金や利益を入出金をする方法としてオンラインウォレットのNETELLER (ネッテラー)がよく利用されていました。
NETELLER (ネッテラー)は、入出金の反映が早い、セキュリティがしっかりしていて安心といったメリットがありXM利用者にも人気がありました。
しかし、運営会社の経営方針の変更のため、残念ながら2020年4月にサービスを終了し、2023年現在、日本で利用することはできません。
この記事では、XM口座でNETELLER (ネッテラー)以外にどのような入出金方法があるのか解説していきます。
海外FXの入出金方法
海外FXでトレードは口座を開設し、その口座を通じて資金や利益の入出金をする必要があります。海外FXの入出金には、マネーロンダリング防止のため「入金と出金は同じ手段で行う」というルールがあります。
たとえば、入金をクレジットカードで行った場合、出金もクレジットカードで行う必要があるということです。
入出金には、主にクレジット/デビットカード、銀行からの送金、そしてオンラインウォレットの3つがあります。
特にオンラインウォレットは、オンライン上で資金の預け入れ、引き出し、転送がほぼ数分で反映できるというメリットがあります。
さまざまなオンラインウォレットがありますが、使い勝手が良いという評判で人気の高いオンラインウォレットとして、NETELLER (ネッテラー)があります。
NETELLER (ネッテラー)はどういうサービスか
NETELLER (ネッテラー)は、運営会社が英国にあるオンラインウォレットです。
入出金の反映が早い、セキュリティがしっかりしていて安心といったメリットがあり海外FX利用者にも人気がありました。
しかし、残念ながら2020年4月に日本でのサービスを終了したため、XM Tradingでのトレードでも使用は不可となります。
NETELLER (ネッテラー)の概要
NETELLER (ネッテラー)はイギリスのグローバル決済会社Paysafe社が1999年から運営しているオンラインウォレットサービスです。
迅速で安全なサービスが評価され、世界最大規模のオンラインウォレットサービスとして、EU圏を中心に全世界に2,300万人の口座保有者を抱えています。
日本でもサービスを提供していましたが、最終的に2020年4月21日に日本での入出金サービスを停止し日本からの撤退が発表されました。
2023年2月現在、NETELLER (ネッテラー)は日本で利用することはできません。
参考 「ネッテラー サービス終了に伴うウォレット口座残高の返還に係る公告」(NETELLER公式ホームページ)
NETELLER (ネッテラー)に人気があった理由
NETELLER (ネッテラー)は日本人トレーダーにも評判が高く、人気のあったオンラインウォレットサービスですが、人気の理由として以下があります。
・国際的に信頼できるライセンスを取得
→英国の金融規制機関であるFCA(Financial Conduct Authority/金融行動監視機構)のライセンスを取得しており信頼性が高い。
・入出金の反映が早い
→通常で数分、遅くても翌日とスピーディーに入出金が可能
・セキュリティがしっかりしていて安心
→トレードは暗号化され、24時間体制のアカウント監視を行い、高い機密性のもとセキュリティを確保しており、安全にトレードが可能。
なぜ、NETELLER (ネッテラー)はサービスを終了したのか
NETELLER (ネッテラー)はオンラインギャンブルの入出金手段となっていることが金融当局から問題視され、2016年9月に一度、日本から撤退しました。
その後、2018年9月に金融庁の登録を受け日本法人を設立し、サービスを再開しました。
しかし、運営母体である、Paysafe社がオンラインカジノが法律で認められている国でのみ運営すると方針転換しました。
日本ではオンラインカジノは黙認されていますが、法律上、賭博は違法のため、2020年4月にサービスにサービスを終了しました
NETELLER (ネッテラー)が日本でのサービスを再開する見込みはあるか
すでに解説したとおり、NETELLER (ネッテラー)は運営母体のPaysafe社の経営方針がオンラインカジノが合法の国でのみサービスを提供するということになっています。
日本でのサービス再開は、賭博に関する法律が改正され、オンラインカジノが合法とならない限り難しい状況です。
オンラインカジノについては、国会でも「違法と考えられる」とあいまいな答弁がされ、黙認されてきました。
しかし、2022年4月に発生した公金誤振り込み事件で振り込まれた公金がすべてオンラインカジノにつぎ込まれていたことが発覚したことを受け、警察庁は、「オンラインカジノを利用した賭博は犯罪です!」と公的に発表しました。
そのため、NETELLER (ネッテラー)がサービスを再開する予定はますます遠のいたと言えます。
参考 「オンラインカジノを利用した賭博は犯罪です!」(警察庁)
XM口座で利用可能なNETELLER (ネッテラー)以外のオンラインウォレット
国際的には広く用いられているNETELLER (ネッテラー)ですが、日本ではサービスを行っておらず、XM Tradingでも用いることはできません。
では、NETELLER (ネッテラー)以外のオンラインウォレットとしてどのサービスを使えばいいのでしょうか?
XMTradingでは公式ホームページで入出金について、やり方の解説を公開しておりオンラインウォレットとしてbitwallet (ビットウォレット)、STICPAY (スティックペイ)、BXONE (ビーエックスワン)の3つのサービスをあげています。
bitwallet (ビットウォレット)
bitwallet (ビットウォレット)は2012年にシンガポールで設立され、アジアを中心に世界各国でサービスを提供しています。
日本円、米ドル、欧州ユーロで入金、送金、支払い、受け取り、個人間送金が24時間365日リアルタイムで可能です。
bitwallet (ビットウォレット)への入金方法
bitwallet (ビットウォレット)でXMTrading口座への入金は、日本円のみとなります。
入金方法は、XMTradingのホームページで、入金方法をbitwallet(ビットウォレット)を指定すると入金手続きが行われ、即時にXMTradingの取引口座へ入金額が反映されます。入金手数料は無料です。
出典 XMTrading 公式ページ
入金方法の詳細は公式ホームページを確認ください。
bitwallet (ビットウォレット)から出金方法
出金方法は、XMTradingのホームページで、出金方法をbitwallet(ビットウォレット)を指定して、出金申請手続きを行うと、24営業時間内にXMTradingでの出金処理手続きが完了し、即時にbitwallet(ビットウォレット)へ出金額が反映されます。
出典 XMTrading 公式ページ
出金手数料は無料ですが、bitwallet(ビットウォレット)から国内銀行に資金を移動する際は、手数料が発生します。
出金の際の注意点として、bitwallet(ビットウォレット)からの出金額は、入金額が上限となる点です。そのため、利益分の出金は、国内銀行送金を利用する必要があります。
出金方法の詳細は公式ホームページを確認ください。
STICPAY (スティックペイ)
STICPAY(スティックペイ)とは、2017年に英国のSTIC FINANCIAL LTD社によって設立され、世界で数百万人に利用されているオンラインウォレットです。
NETELLER (ネッテラー)と同じく、英国の金融規制機関であるFCA(Financial Conduct Authority/金融行動監視機構)のライセンスを取得しており信頼性が高いサービスを提供しています。
日本円、米ドル、ユーロに加え、韓国ウォン、タイバーツ、人民元といったマイナーな通貨で入金、送金、支払い、受け取り、個人間送金が24時間365日リアルタイムで可能という特徴があります。
STICPAY (スティックペイ)への入金方法
入金方法は、XMTradingのホームページで、入金方法をSTICPAY(スティックペイ)を指定すると入金手続きが行われ、即時にXMTradingの取引口座へ入金額が反映されます。入金手数料は無料です。
出典 XMTrading 公式ページ
注意点は、STICPAYによるご入金は、現在、新規のトレーダーからの入金の受付を停止しており、過去にSTICPAYでの利用履歴があるトレーダーのみに限られることです。
入金方法の詳細は公式ホームページを確認ください。
STICPAY (スティックペイ)からの出金方法
出金方法は、XMTradingのホームページで、出金方法をSTICPAY (スティックペイ)を指定して、出金申請手続きを行います。
出典 XMTrading 公式ページ
申請後、24営業時間内にXMTradingでの出金処理手続きが完了し、即時にSTICPAY (スティックペイ)へ出金額が反映されます。
出金手数料は無料ですが、STICPAY (スティックペイ)から国内銀行に資金を移動する際は、手数料が発生します。
出金の際の注意点として、STICPAY (スティックペイ)からの出金額は、入金額が上限となる点です。そのため、利益分の出金は、国内銀行送金を利用する必要があります。
出金方法の詳細は公式ホームページを確認ください。
BXONE (ビーエックスワン)
BXONE (ビーエックスワン)は、香港に拠点がある仮想通貨取引所でオンラインウォレットサービスも提供しています。
日本円、米ドル、ユーロの3つの法定通貨とBTC(ビットコイン)ETH(イーサリアム)など8種類の仮想通貨を24時間365日両替が可能です。
BXONE (ビーエックスワン)への入金方法
入金方法は、XMTradingのホームページで、入金方法をBXONE (ビーエックスワン)を指定すると入金手続きが行われ、即時にXMTradingの取引口座へ入金額が反映されます。入金手数料は無料です。
出典 XMTrading 公式ページ
注意点は、BXONE (ビーエックスワン)からの入金は、日本円にのみ対応している点です。
米ドル、ユーロへの入金を希望する場合、他の入金方法を使う必要があります。
入金方法の詳細は公式ホームページを確認ください。
BXONE (ビーエックスワン)からの出金方法
出金方法は、XMTradingのホームページで、出金方法をBXONE(ビーエックスワン)を指定して、出金申請手続きを行います。
出典 XMTrading 公式ページ
申請後、24営業時間内にXMTradingでの出金処理手続きが完了し、即時にBXONE(ビーエックスワン)へ出金額が反映されます。
出金手数料は無料ですが、BXONE(ビーエックスワン)から国内銀行に資金を移動する際は、手数料が発生します。
出金の際の注意点として、BXONE(ビーエックスワン)からの出金額は、入金額が上限となる点です。そのため、利益分の出金は、国内銀行送金を利用する必要があります。
出金方法の詳細は公式ホームページを確認ください。
XM口座へオンライン決済サービス以外の入出金方法は?
国際的には広く用いられているNETELLER (ネッテラー)ですが、XM Tradingでは用いることはできません。
NETELLER (ネッテラー)の代わりとして利用できるオンラインウォレットとしてbitwallet (ビットウォレット)、STICPAY (スティックペイ)、BXONE (ビーエックスワン)があることをすでに解説しました。
XMTrading公式ホームページではオンラインウォレットの他に国内銀行送金とクレジットカード/デビットカードでの入出金についても説明しています。
以下詳細について見ていきましょう。
国内銀行送金
XMTradingでは国内銀行送金について、日本円、米ドル、ユーロなど、XMの全通貨タイプ口座への入金に対応しています。
米ドル口座や、ユーロ口座へ入金する場合、振り込みは、日本円での送金となりますが、XM側に着金後、XM所定の為替レートで換算され、米ドル口座や、ユーロ口座へ入金処理が行われます。
日本国内にある銀行であれば、利用は可能ですが、振り込みに伴う銀行の振込手数料を負担する必要があります。また、一部銀行は出金に対応していません。
入出金が可能で振込手数料が比較的安い銀行として、以下があります。
・楽天銀行
・ソニー銀行
・イオン銀行
・住信SBIネット銀行
国内銀行送金での入金方法への入金方法
入金方法は、XMTradingのホームページで、入金先の銀行情報を確認し、振込手続きを行うと、送金元銀行の営業時間内であれば、振込手続き後、30分から1時間以内に取引口座へ資金が反映されます。
出典 XMTrading 公式ページ
XMの口座毎の最低入金額は、スタンダード口座・マイクロ口座は500円、ゼロ口座は10,000円です。
国内銀行送金による入金の際、1万円未満の入金の場合、入金手数料として980円が発生(決済代行会社によっては1,500円発生)し、手数料を引いた金額がXMの取引口座に入金されます。
1万円以上の入金の場合、入金手数料は無料となります。
入金方法の詳細は公式ホームページを確認ください。
国内銀行送金での出金方法
出金方法は、XMTradingのホームページで、出金方法を国内の銀行口座に指定し、出金申請をします。
出典 XMTrading 公式ページ
申請後、24営業時間以内にXM側での出金処理は完了し、その後、5営業日以内に国内銀行送金により送金され、指定の口座に振り込まれます。国内銀行送金の出金手数料は無料となります。
出金について、オンラインウォレットでは利益分の出金はできませんでしたが、国内銀行送金では、利益分の出金も可能です。
国内送金での出金を行った場合、決済代行会社を経由するため、出金手数料が発生します。手数料は以下の通りです。
出金額 40万円未満 | 出金額 40万円以上 |
---|---|
2,500円 | XMTradingが負担 |
XMTradingへの入金時は使用する銀行に制限はありませんでしたが、出金については、以下の銀行では対応していません。
・ゆうちょ銀行
・新生銀行
・PayPay銀行
・セブン銀行
・じぶん銀行
・みずほ銀行(インターネット支店のみ)
出金方法の詳細は公式ホームページを確認ください。
クレジットカード/デビットカード
オンラインウォレットのアカウントを持っていない場合、クレジットカード/デビットカードでの入出金が即時、決済が可能な手段となります。
XMTradingでは、以前はVISAとJCBで入出金が可能でしたが、現在は、新規でのJCBの受付を停止しており、実質的には、VISAのみが使用可能なクレジットカード/デビットカードとなります。
入金については、日本円、米ドル、ユーロなど、XMの全通貨タイプ口座で使用可能です。
クレジットカード/デビットカードでの入金方法
入金方法は、XMTradingのホームページで、入金方法をクレジットカード/デビットカードに指定すると入金手続きが行われ、即時にXMTradingの取引口座へ入金額が反映されます。入金手数料は無料です。
出典 XMTrading 公式ページ
VISAカードを利用の場合の最低入金額と入金上限額は、以下の通りです。。
最低入金額 | 1回あたり入金上限額 | 1日あたり入金上限額 |
---|---|---|
500円 | 80万円 | 300万円 |
入金方法の詳細は公式ホームページを確認ください。
クレジットカード/デビットカードでの出金方法
出金方法は、XMTradingのホームページで、出金方法をクレジットカード/デビットカードに指定して、出金申請手続きを行うと、24営業時間内にXMTradingでの出金処理手続きが完了します。
出典 XMTrading 公式ページ
その後1週間から1カ月程で返金処理が行なわれます。クレジットカード/デビットカードの出金手数料は無料です。
クレジットカード/デビットカードでの出金可能な金額は、カードでの入金合計額までとなり、利益分は国内銀行送金で出金となります。
また、注意点としてVISAカードで入金後、3カ月経過した場合は、カードへの出金ができなくなります。3カ月経過した場合は、国内銀行送金で出金する必要があります。
出金方法の詳細は公式ホームページを確認ください。
まとめ
XM口座から資金や利益を入出金をする方法としてオンラインウォレットのNETELLER (ネッテラー)がよく利用されていましたが、2020年4月にサービスを終了し、2023年現在、日本で利用することはできません。
そのため、XMTradingでは、かわりのオンラインウォレットとしてbitwallet (ビットウォレット)、STICPAY (スティックペイ)、BXONE (ビーエックスワン)の3つのサービスをあげています。
また、国内銀行送金とクレジットカード/デビットカードでの入出金も可能です。
オンラインウォレットでの入出金は即時に完了し、手数料もかからないため大変使い勝手がいい手段といえます。
ただし、出金については入金分以上はできないというデメリットもあり、利益分を出金する際には、国内銀行送金を使うことになります。
オンラインウォレットを上手に使いトレードを楽しんでください。