

海外FX業者を利用する上で、最も気になるのがスプレッドです。
ハイレバトレードするにも、スプレッド幅を意識して取引しなければなりません。
特に、スキャルピング取引する場合、短時間でスプレッド幅以上の値動きをするかが重要です。
Traders Trust(TTCM)は、仮想通貨を入出金できるなど、日本人にとっても取引しやすいサービスを提供していることで有名な会社ですが、スプレッドはどのような設定となっているのでしょうか。
この記事では、Traders Trustのスプレッド幅などの詳細情報について解説します。
海外FXのスプレッドとは?
はじめに、スプレッドについて改めて詳しく解説します。
スプレッドとは、外貨の買値と売値の差を表すものであり、FXにおけるスプレッドとはトレーダーがFX取引する際の買値と売値の差のことです。スプレッドが狭いと低コストでということになり、トレーダーにとって有利な条件での取引が可能です。外貨預金にも同様に、預入レートと払戻レートという買値と売値の差が見られますが、一般的にFXの方が低コストで取引可能です。
一般的には、国内FXでは海外FXに比べスプレッドが圧倒的に狭く設定されている特徴があります。
なぜ国内FXの方がスプレッドが狭いのかと言えば、DD方式を採用しているためです。
Dealing Deskの略で、トレーダーとFX業者が1対1で取引する方式を指します。「OTC取引」や「MM方式」とも呼ばれます。
DD方式はトレーダーの注文を受け取る過程で収益を上げるため、実際に市場へ注文を流す必要がありません。
基本的に、DD方式は負けるトレーダーが多ければ多いほど資産が増える仕組みとなります。
その理由は単純で、スプレッドが狭くてもトレーダーが負った損失により国内FX業者は儲かる仕組みで運用されているためです。
そのため、実際に国内FX業者ではスプレッド幅が0.2pips~0.3pipsと極端に狭く設定さています。
一方、海外FXはNDD方式を採用している業者が多いため、スプレッドが広い傾向があります。
No dealing desk(ノーディーリングデスク)の略称であり、為替ディーラーを設置していないFX業者の取引方式です。NDD方式では顧客の注文を最適な価格で提示でき、レートの透明性や信憑性が担保されています。
NDD方式は取引に仲介せず、海外FX業者には仲介料などが発生しません。
トレーダーが継続的に自社システムを用いて取引をおこなって、利益を上げることによってスプレッドや取引手数料を得る仕組みが確立されているのです。
NDD方式はスプレッドによって実質的な手数料を徴収されるため、国内FX業者が採用しているDD方式と比較するとスプレッドが広がる傾向があります。
一方で、海外FX業者では各種ボーナスなどが充実しているメリットがあり、スプレッド幅の広さは一概に悪いとは言い切れません。
Traders Trustの口座ごとのスプレッド
Traders Trustでは、以下3つの口座が用意されています。
・クラシック口座
・プロ口座
・VIP口座
大まかな違いとして、クラシック口座はスプレッド幅が広いもののボーナスなど各種サービスが充実しています。
一方で、プロ口座とVIP口座はスプレッド幅を狭くする代わりに各種手数料などを徴収しているのです。
では、具体的にどの程度のスプレッドに設定されているのでしょうか。
ここでは、各口座におけるスプレッドについて開設します。
クラシック口座
Traders Trustのクラシック口座は、初回最低入金額が最も低く設定されていて、初心者からプロトレーダーまで幅広く利用できる口座です。
また、最大レバレッジが3,000倍に設定されているため、ハイレバトレードできます。
クラシック口座ではSTP方式を採用しており、取引毎の手数料は無料です。
NDD方式に分類される注文方式のひとつです。最近は多くのブローカーがNDDと呼ばれる取引スタイルを採用しており、ディーラーを介さずに投資家のオーダーを電子的に執行するシステムです。トレーダーにとっては、不利益となる点がほぼなく、非常に優れた約定力を誇ります。
提携している金融機関が多い場合に、取引が活発におこなわれてマッチングされやすいのが特徴となります。TradersTrustは仲介しているだけで取引には介入しないため、非常に透明性が高く、約定拒否やリクオートが発生しない公正な取引を行なっています。
スプレッド幅については、3つの口座では最も広い特徴があります。
通貨ペア | クラシック口座 |
---|---|
USD/JPY | 1.7pips |
EUR/JPY | 2.0pips |
GBP/JPY | 2.6pips |
AUD/JPY | 2.0pips |
EUR/USD | 1.5pips |
GBP/USD | 2.2pips |
NZD/JPY | 2.1pips |
AUD/USD | 1.3pips |
他の海外FX業者と比較しても、標準レベルのスプレッド幅と言えます。
ただ、海外FX業者によってはスプレッドを狭くしたSTP口座を提供するケースが増えており、若干見劣りするのは事実です。
プロ口座
プロ口座は、取引ごとの手数料が片道3ドルかかりますが、常時低いスプレッドで取引できます。
レバレッジについては、最大3,000倍に設定されていますが、他の口座同様にダイナミックレバレッジを採用しています。
これは、保有するロット数に応じて最大レバレッジが制限される仕組みです。
もし、常に高いレバレッジで取引したい場合は、固定レバレッジを採用している海外FX業者を選ぶことをおすすめします。
プロ口座の場合、最低20,000円から口座開設が可能ですが、これは他の海外FX業者のECN口座と比較しても標準的で、特別高いわけではありません。
また、プロ口座開設後に200万円以上を入金して、Traders Trustへ連絡するとプロ口座をVIP口座へ変更可能です。
さらに、プロ口座の特徴として各種ボーナスが適用できる点が挙げられます。
通常、スプレッドが低い口座はボーナスの対象外とされるケースが大半ですが、Traders Trustのプロ口座ではボーナスキャンペーンの対象となります。
以上のように、他の海外FX業者とは一線を画すサービス内容となっている点が魅力的です。
スプレッド幅についても、以下の設定となっています。
通貨ペア | プロ口座 |
---|---|
USD/JPY | 1.1pips |
EUR/JPY | 1.2pips |
GBP/JPY | 2.4pips |
AUD/JPY | 1.2pips |
EUR/USD | 1.0pips |
GBP/USD | 2.1pips |
NZD/JPY | 1.5pips |
AUD/USD | 1.3pips |
1pipsを切る通貨ペアこそありませんが、軒並み低めに設定されています。
VIP口座
VIP口座は、その名の通り誰でも口座開設できるわけではなく、選ばれたトレーダーのみが利用できる口座です。
初回最低入金額は200万円ととても高価となりますが、他の海外FX業者と比較しても好条件で取引できるため、主に取引経験の長いトレーダーや取引ボリュームが大きなトレーダー向きの口座です。
取引手数が業界最安値クラスで、1ロットあたり片道1.5ドルであり極狭スプレッドが適用されるという点がメリットとなります。
レバレッジ設定が若干低めになりますが、これはダイナミックレバレッジの採用によるものであり、他の口座と条件は変わりません。
手数料やスプレッドの優遇によって、ボーナスが用意されていませんが、ボーナスなど不要でバリバリトレードしたいトレーダーにとって、最適な口座と言えます。
さらに、海外向けのトレーダーのみが対象となりますが、専用アカウントマネージャーが付くために、優越感を得られる特徴があります。
VIP口座のスプレッド幅は、以下の通りです。
通貨ペア | VIP口座 |
---|---|
USD/JPY | 0.8pips |
EUR/JPY | 0.9pips |
GBP/JPY | 2.1pips |
AUD/JPY | 0.9pips |
EUR/USD | 0.7pips |
GBP/USD | 1.8pips |
NZD/JPY | 1.2pips |
AUD/USD | 1.0pips |
1pipsを切る通貨ペアが用意されていますが、ゼロで利用できる通貨ペアは存在しません。
Traders Trustのスプレッド比較(Gemforex,TitanFX比較)
Traders Trustの各口座におけるスプレッド幅が理解できたところで、他社と比較してどの位置づけとなっているかが気になるものです。
日本でも多くの方が利用されている海外FX業者である、GemforexとTitanFXと各口座の条件を比較します。
はじめに、クラシック口座と各社のスタンダード口座に該当する口座の比較を以下の表にまとめました。
Gemforex スタンダード口座 |
TitanFX Zeroスタンダード口座 |
Traders Trust クラシック口座 |
|
---|---|---|---|
USD/JPY | 1.2pips | 1.3pips | 1.7pips |
EUR/JPY | 1.4pips | 1.5pips | 2.0pips |
GBP/JPY | 1.9pips | 2.2pips | 2.6pips |
AUD/JPY | 1.6pips | 1.7pips | 2.0pips |
EUR/USD | 1.2pips | 1.1pips | 1.5pips |
GBP/USD | 2.1pips | 1.6pips | 2.2pips |
AUD/USD | 1.5pips | 1.6pips | 1.3pips |
Traders Trustクラシック口座は、他社と比較してとても若干広いスプレッド幅が設定されています。
次に、プロ口座と他社のプレミアム口座に該当する口座と比較した結果は、以下の通りです。
GEMFOREX ノースプレッド口座 |
Titan FX ZeroブレードECN口座 |
Traders Trust プロ口座 |
|
---|---|---|---|
USD/JPY | 0.3pips | 0.3pips | 1.1pips |
EUR/JPY | 0.5pips | 0.3pips | 1.2pips |
GBP/JPY | 1.0pips | 1.3pips | 2.4pips |
AUD/JPY | 0.6pips | 0.8pips | 1.2pips |
EUR/USD | 0.3pips | 0.1pips | 1.0pips |
GBP/USD | 1.3pips | 0.7pips | 2.1pips |
AUD/USD | 0.3pips | 0.1pips | 1.3pips |
上記結果からも、スプレッド幅という観点では広めである状況です。
これは、VIP口座と比較しても同様の傾向があります。
Traders Trustの早朝スプレッド
日本時間の早朝の時間帯は、どうしてもスプレッドが不安定な時間帯になりがちです。
これは、為替取引のサイクルとしてオセアニア市場からスタートして、まもなく日本市場が開場、最終的にはニューヨーク市場で終わるからです。
ニューヨーク市場が終了するタイミングのことをロールオーバーと呼び、スワップポイントが付与される前後の時間帯を指します。
スワップポイントは、ニューヨーク市場クローズ後の7:00頃に計算されて、加算や減算されるのが特徴です。
どうしても、この時間帯は最も取引量が少なくなる傾向があり、スプレッドも大きく開いてしまう特徴があります。
スプレッド幅は、インターバンク市場の取引量によりスプレッドが変化する、ECN方式の口座タイプで特に目立ちます。
一方で、Traders TrustではSTP方式を採用しているために、比較的スプレッド幅が広がりにくい点が魅力的です。
ただ、曜日にかかわらず早朝6時前後のスプレッドは大きく開く傾向があります。
さらに、スプレッドが広がるのは早朝時だけでなく、以下のタイミングで広がる傾向があります。
・経済指標発表時
・取引時間終了時
・週明けの取引開始時
経済指標発表時や取引時間が終了する時間帯なども、注文が多く集まるためにスプレッドが拡大して、相場も激しく変動するので注意してください。
さらに、スリッページも広めという点も懸念されます。
TradersTrustは以前調査しデータを取りましたが、往復で平均1pips前後くらいのスリッページが発生してました。(旧ECN口座・3~5ロット時)
— とも@仮想通貨 (@fx_2_fx) June 26, 2019
その時のTradeViewはもっと滑ってたんですが、またブリッジ先が変わったんでしょうか?^^;
また、スリッページも広めで1pips程度発生する可能性があるので注意してください。
通貨ペアごとのスプレッド一覧表
Traders Trustの通貨ペアごとのスプレッドをまとめた結果がこちらです。
クラシック口座 | プロ口座 | VIP口座 | |
---|---|---|---|
USD/JPY | 1.7pips | 1.1pips | 0.8pips |
EUR/JPY | 2.0pips | 1.2pips | 0.9pips |
GBP/JPY | 2.6pips | 2.4pips | 2.1pips |
AUD/JPY | 2.0pips | 1.2pips | 0.9pips |
EUR/USD | 1.5pips | 1.0pips | 0.7pips |
GBP/USD | 2.2pips | 2.1pips | 1.8pips |
NZD/JPY | 2.1pips | 1.5pips | 1.2pips |
AUD/USD | 1.3pips | 1.3pips | 1.0pips |
一般的にスプレッド幅が広がる傾向にある、ポンド関連は2pips程度の差が生じます。
ただ、取引する機会の多い米ドル関連は、1pipsを切る設定となっているのが特徴的です。
なるべくスプレッド幅の狭い通貨ペアを狙って、お得に取引したいものです。
通貨ペアごとの最大と最小スプレッド
Traders Trustの各口座タイプにおける通貨ペアごとのスプレッドを紹介しました。
1日のうちでTraders Trustのスプレッドの最大スプレッドと最小スプレッドには、どれほどの違いがあるのでしょうか。
本項では、Traders Trustの各口座タイプにおける通貨ペアの最大スプレッドと最小スプレッドを比較した結果を紹介していきます。
【クラシック口座】
取引銘柄 |
最大スプレッド |
最小スプレッド |
差 |
平均 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 USD/JPY |
4.9pips |
1.2pips |
3.7pips |
1.83pips |
ユーロ/円 EUR/JPY |
5.6pips |
1.4pips |
4.2pips |
2.43pips |
ポンド/円 GBP/JPY |
8.4pips |
1.6pip |
6.8pips |
3.18pips |
豪ドル/円 AUD/JPY |
5.4pips |
1.8pips |
3.6pips |
2.41pips |
ユーロ/米ドル EUR/USD |
7.0pips |
0.9pips |
6.1pips |
1.63pip\s |
ボンド/米ドル GBP/USD |
4.8pips |
1.2pips |
3.6pips |
1.95pips |
ニュージーランドドル/円 NZD/JPY |
5.0pps |
1.3pips |
3.7pips |
2.04pips |
豪ドル/米ドル AUD/USD |
4.5pips |
1.2pips |
3.3pips |
1.58pips |
【プロ口座】
取引銘柄 |
最大スプレッド |
最小スプレッド |
差 |
平均 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 USD/JPY |
5.5pips |
0.7pips |
4.8pips |
1.35pips |
ユーロ/円 EUR/JPY |
6.2pips |
0.7pips |
5.5pips |
1.61pips |
ポンド/円 GBP/JPY |
9.0pips |
1.0pips |
8.0pips |
2.48pips |
豪ドル/円 AUD/JPY |
6.0pips |
1.3pips |
4.7pips |
1.88pips |
ユーロ/米ドル EUR/USD |
7.6pips |
0.6pips |
7.0pips |
1.11pips |
ボンド/米ドル GBP/USD |
5.4pips |
0.7pips |
4.7pips |
1.42pips |
ニュージーランドドル/円 NZD/JPY |
7.1pips |
0.9pips |
6.2pips |
2.22pips |
豪ドル/米ドル AUD/USD |
5.1pips |
0.7pips |
4.4pips |
1.09pips |
各口座タイプの最大スプレッドと最小スプレッドを比較してみると、最大スプレッドはプロ口座、最小スプレッドはクラシック口座が高くなっています。
この傾向から最大スプレッドが高く最小スプレッドが低いプロ口座の方が最大と最小スプレッド差が大きい傾向にあるといえるでしょう。
通貨ペア以外のスプレッド一覧表
Traders Trustにおける通貨ペアごとのスプレッドを見てきました。
ここからは、Traders Trustの通貨ペア以外のスプレッドを以下の順に紹介していきます。
・株式指数のスプレッド
・貴金属銘柄のスプレッド
・エネルギー銘柄のスプレッド
・仮想通貨のスプレッド
1つずつ見ていきましょう。
株式指数のスプレッド
まずは株式指数のスプレッドから紹介していきます。
株式指数取引銘柄 |
クラシック口座 |
プロ口座 |
---|---|---|
日経225 JP225 |
111.3pips |
112.3pips |
香港株価指数50 HK50 |
1797.3pips |
1797.8pips |
S&P500 US500 |
95.4pips |
96pips |
ナスダック UT100 |
168.2pips |
171.5pips |
ダウ30 US30 |
44.8pips |
44.6pips |
ヨーロッパ株価指数50 EU50 |
207.5pips |
207.1pips |
ドイツ株価指数30 DE30 |
246.0pips |
246.7pips |
フランス株価指数40 FR40 |
206.3pips |
206.8pips |
スペイン株価指数35 ES35 |
644.6pips |
644.9pips |
株式指数のスプレッドは口座タイプにかかわらず、どちらのスプレッドもほぼ近い数値となっているようです。
次は貴金属銘柄のスプレッドを見ていきましょう。
貴金属銘柄のスプレッド
Traders Trustにおけるゴールドやシルバーといった貴金属銘柄のスプレッドを紹介していきます。
貴金属取引銘柄 |
クラシック口座 |
プロ口座 |
---|---|---|
ゴールド/米ドル XAU/USD |
4.48pips |
1.84pips |
ゴールド/ユーロ XAU/EUR |
7.8pips |
5.7pips |
シルバー/米ドル XAG/USD |
5.2pips |
3.1pips |
シルバー/ユーロ XAG/EUR |
4.5pips |
3.4pips |
プラチナ/米ドル XPT/USD |
192.1pips |
167.6pips |
パラジウム/米ドル XPD/USD |
635.1pips |
610.1pips |
貴金属銘柄の中では、取引量が多いゴールド/米ドル(XAU/USD)やシルバー/米ドル(XAG/USD)のスプレッドが小さい傾向にあります。
逆にプラチナ/米ドル(XPT/USD)やパラジウム/米ドル(XPD/USD)は取引量が少ないためか、スプレッドは高くなっています。
次はエネルギー銘柄のスプレッドを見ていきましょう。
エネルギー銘柄のスプレッド
原油などのエネルギー関連銘柄のスプレッドは次のとおりです。
エネルギー取引銘柄 |
クラシック口座 |
プロ口座 |
---|---|---|
ブレンド原油 UKOIL |
11.8pips |
11.8pips |
WTI原油 USOIL |
11.2pips |
11.2pips |
比較結果を見て分かるとおり、ブレンド原油(UKOIL)とWTI原油どちらのスプレッドも口座タイプによる違いはありませんでした。
次に、仮想通貨のスプレッドを見ていきましょう。
仮想通貨のスプレッド
ビットコインやライトコインをはじめとする仮想通貨のスプレッドは以下のとおりです。
仮想通貨取引銘柄 |
クラシック口座 |
プロ口座 |
---|---|---|
ビットコイン/米ドル BTC/USD |
4650.5pips |
4656.7pips |
ビットコイン/円 BTC/JPY |
5343.4pips |
5341.1pips |
ライトコイン/米ドル LTC/USD |
6097.0pips |
6098.1pips |
ライトコイン/円 LTC/JPY |
8371.1pips |
8373.7pips |
イーサリアム/米ドル ETH/USD |
388.8pips |
388.9pips |
イーサリアム/円 ETH/JPY |
58669.6pips |
58818.0pips |
ビットコインキャッシュ/米ドル BCH/USD |
127.4pips |
127.5pips |
ビットコインキャッシュ/円 BCH/JPY |
192.8pips |
193.0pips |
仮想通貨のスプレッドはエネルギー関連銘柄と同じように、口座タイプに限らずほぼ同じ数値となっています。
ただし、イーサリアム/円(ETH/JPY)だけは、クラシック口座よりもプロ口座のスプレッドの方が約150pips大きい傾向にあるようです。
スプレッドを評価する際のポイント
ここまでTraders Trustの通貨ペアをはじめとした各取引銘柄のスプレッドを紹介してきました。
各銘柄のスプレッドは分かったものの、他社とスプレッドを比較していく上で、どのように評価したら良いか分からない方もいると思います。
そこで、スプレッドを評価する際のポイントを次のとおり解説します。
・口座タイプ別のスプレッドを比較
・平均スプレッドを比較
・取引する通貨ペアを比較
・スプレッド以外の取引機能も確認
それぞれ見ていきましょう。
口座タイプ別のスプレッドを比較
Traders Trustのスプレッドを他社と比較するには、口座タイプ別のスプレッド比較が重要となります。
紹介してきたスプレッド結果を見ても分かるとおり、口座タイプによってスプレッドは異なっています。
他の海外FX業者も同じで、口座タイプ別のスプレッドが違う傾向にあります。
比較対象としている口座タイプに取引手数料が発生するかを確認するなど、同じ条件下の口座タイプを比べるようにしましょう。
そうすることで、他社と比べてスプレッド幅が広いのか狭いのかが見えてきます。
平均スプレッドを比較
2つ目に紹介するスプレッドを評価するポイントは平均スプレッドの比較です。
一般的な海外FX業者が公表しているスプレッド幅は、最小スプレッドを基準としている場合が多くなっています。
スプレッド幅は1日をとおして広くなったり狭くなったりするもので、常に最小スプレッドが提供されているわけではありません。
最小スプレッドのみでの取引はコストが低く感じますが、時間によってはスプレッドが開いた状態での取引も発生してしまうものです。
スプレッドを確認するときは平均スプレッドを比較することで、長期的なコスト削減を目指していきましょう。
取引する通貨ペアを比較
3つ目のスプレッドを評価するポイントは、取引する通貨ペア同士の比較です。
Traders Trustでの各通貨ペアによってスプレッドが狭い通貨ペアがあるように、他の海外FX業者においてもスプレッドが小さい通貨ペアがある場合があります。
通貨ペアごとのスプレッドを確認して、取引したい通貨ペアのスプレッド幅がどのくらいなのかを把握するようにしましょう。
通貨ペアごとのスプレッドの特性は海外FX業者によってまちまちです。
業者によっては、自分がメインで取引する通貨ペアのスプレッドが小さい場合もあるため、スプレッド比較における取引通貨ペアの比較は外せないポイントといえるでしょう。
スプレッド以外の取引機能も確認
最後に紹介するスプレッド評価のポイントは、スプレッド以外の取引機能の確認です。
スプレッドが抜群に狭いFX業者であっても、その他の取引機能が悪かったらトータルで損失が増える事態にもなりかねません。
とくに約定力が低い場合は、目的の価格で約定できず、スプレッド分以上のスリッページが発生してしまうことも考えられます。
これではいくらスプレッドが狭くても意味はありません。
また、1回あたりの取引手数料が高い場合も同様の状況に陥る可能性が出てきます。
スプレッドの比較も大切ですが、余計な損失を被らないためにもスプレッド以外の取引機能を確認しておくようにしましょう。
Traders Trustのスプレッドの特徴
海外FX業者と比較してみると、Traders Trustのスプレッドは口座タイプに関係なく広めの水準にあるといえます。
Traders Trustのスプレッドとその他の特徴から、Traders Trustの利用に向いている人と向いていない人を紹介していきます。
Traders Trustが向いている人
Traders Trustの利用は、海外FXの熟練者で高いレバレッジでの取引を求めている人に向いているといえるでしょう。
Traders Trustはスプレッドがやや広い水準にありますが、スキャルピングの規制はありません。
また、レバレッジも3,000倍と高い水準が提供されています。
このため、Traders Trustで安定して収益をあげていくには、広いスプレッドをカバーできる実力と資金が必要となるでしょう。
結果的に、高いレバレッジと広いスプレッド環境下でも結果が残せるベテラントレーダーに向いているといえます。
Traders Trustに向いていない人
Traders Trustに向いていない人は、スキャルピングに慣れていない初心者や取引に狭いスプレッド水準を求めている人です。
Traders Trustの広めのスプレッド幅の中、スキャルピングで収益を出すにはそれなりの実力と経験が求められます。
さらに、Traders Trustを利用するには一定の資金量も必要になってきます。
経験が浅い初心者には厳しい環境といえるでしょう。
また、取引に狭いスプレッド幅を求めている人にとっては、取引の度にストレスを感じてしまう環境になってしまうかもしれません。
Traders Trustのスプレッドの評判は?
Traders Trustのスプレッドに対しては、twitterなどで様々な評判が寄せられています。
ここでは、主な評判について紹介します。
Myforexでは約30社のスプレッドをリアルタイムで計測
— Myforex公式 (@Myforex_CS) April 29, 2022
過去6時間のEURUSDスプレッドTOP3(上級口座除く)は、
1位 Exness プロ 0.5
2位 Tradeview ILC 0.7
3位 Traders Trust プロ 0.8
その他の銘柄はこちらから▼https://t.co/mer4XiU1Fb#Myforex #EURUSDhttps://t.co/uack7y61kn
このつぶやきでは、長いスパンで見た場合でもTraders Trustのスプレッドは狭いことを示しています。
Sシリーズさんのスリッページモニタ
— なかじま (@5uNh3) August 24, 2020
2週間分です。
ついに平均3pipsの大台にのった。。
さすがに期待利得もうっす薄になっちゃうよねコレ。 https://t.co/3X9CompCgv pic.twitter.com/LQEpBuSbOX
こちらは、スリッページの広さを懸念されています。
やっと口座開設が出来た🎉
— Maakun chanel (@maakun_chanel) April 8, 2020
左がtrade view(黒色)
右がtraders trust(白色)
スプレッドが一目瞭然。
スキャルピングだと、この差はデカい。
LBCのセットアップと入金作業があるので、来週から10万円チャレンジ再開。 pic.twitter.com/K95yGBNfky
このつぶやきでは、他社と具体的にスプレッド幅を比較して、高めであることが示されています。
TTCM(Traders Trust)について。
— ヨネダ メガネ(海外FX) (@fxsearch1) November 21, 2019
僕はVIP口座(200万円以上入金)を少し試してますが、手数料はとても安いものの表面スプレッドが非常に広い。試すまでもなかったものの、試しても到底Tradeviewの利益には勝てません。
仮にTTCMに期待するならVDPがないとかそういう側面しかないでしょう。
こちらでも、端的にスプレッド幅の広さを懸念されています。
以上のように、トレーダーによって評価が分かれる傾向がありますが、最近のスプレッド幅が広めであるという評判が圧倒的に多いことが分かりました。
Traders Trustのスプレッドに関するQ&A
最後にTraders Trustのスプレッドに関する疑問点を、以下のとおりQ&A形式で紹介します。
・リアルタイムスプレッドの確認はできますか?
・ECN口座とSTP口座ではどちらの口座が使えますか?
・スプレッドが広い代わりに口座開設ボーナスはありますか?
1つずつ見ていきましょう。
リアルタイムスプレッドの確認はできますか?
確認可能です。
Traders Trustではリアルタイムスプレッドを公式サイト上で公開しているため、スプレッドが気になるタイミングで公式サイトにアクセスしてみましょう。
ECN口座とSTP口座ではどちらの口座が使えますか?
時間帯によって使い勝手が変わるものの、コスト面で判断するとECN口座がおすすめです。
求める取引環境によりますが、ECN口座はトータルで取引手数料やスプレッドが狭い傾向にあります。
ただし、取引量が少なくなる深夜や早朝はSTP口座の約定力が高い状態となるため、日中に取引できない人に限ってはSTP口座が適している場合もあるでしょう。
スプレッドが広い代わりに口座開設ボーナスはありますか?
Traders Trustでは10,000円の口座開設ボーナスが提供されています。
口座開設ボーナスを受け取るにはSNSでのアカウントフォローが必要となるため、開設手順に注意しましょう。
また、口座開設ボーナスを受け取った口座ではレバレッジ100倍までしか取引ができません。
ボーナス金額は多めですが、開設手順やレバレッジなど条件がやや複雑になっています。
まとめ
Traders Trustは、残念ながら他社と比較してスプレッド幅は若干広い傾向があります。
また、スリッページも頻繁に発生することで、実質的なスプレッド幅も広い点が懸念されます。
取引時には、スプレッド幅も意識してトレード方法を楽しんでください。