

海外FXを利用するトレーダーの多くが、ハイレバレッジでトレードできる点をメリットとして挙げています。
ハイレバトレードはリスクが高い反面、狙ったとおりの方向に値動きすれば大きなリターンを得られるのが特徴です。
多くの海外FX業者がゼロカットシステムを採用しているため、もし大きな損失が発生しても追証する必要はありません。
Titan FX(タイタンFX)でも、他の海外FX業者と比較すると物足りなさはあるものの、ハイレバトレードできます。
ただ、他の海外FX業者ではハイレバレッジをかけるためには条件があり、場合によってはレバレッジ規制がかかるケースがあります。
では、タイタンFXのレバレッジルールはどのようになっているのでしょうか。
この記事では、タイタンFXのレバレッジルールやレバレッジ制限について解説します。
・タイタンFXのレバレッジ設定
・タイタンFXのレバレッジ制限
・タイタンFXでレバレッジを確認する方法
・タイタンFXでレバレッジを変更する方法
海外FX業者のレバレッジ制限とは?
海外FXと国内FXには決定的な違いがあり、多くの方が海外FX業者に魅力を感じて利用しています。
海外FXと国内FXの大きな違いとしては、日本では金融庁の規制により金融商品を取り扱う場合は、最大レバレッジが一律で25倍に制限されている点があります。
もし25倍を超えるレバレッジに設定してしまうと、金融庁のライセンスを取得できないため、日本で事業をおこなうことは困難です。
一方で、海外FX業者では暗号資産も含めてレバレッジの規制がなく、各海外FX業者でレバレッジを自由に設定しています。
ただし多くの海外FX業者では取引量などに応じて、レバレッジ制限が設定される仕組みが採用されています。
金融ライセンスなどによる制限は適用されないものの、完全に制限が設定されていないわけではありません。
「最大○○%」という表現になっている場合は、継続してそのレバレッジで取引できないという点に要注意です。
海外FX業者のレバレッジや各業者のレバレッジ比較については、以下の記事で詳しく解説しています。
【徹底比較】海外FXのレバレッジ20社比較!ハイレバでおすすめな業者もご紹介
タイタンFXの最大レバレッジを他社と徹底比較
レバレッジ制限によって、実質レバレッジは取引状況で変動します。
利用する海外FX業者を選定する際のポイントとして、単純に最大レバレッジを比較するのがおすすめです。
タイタンFXを含めた、主要な海外FX業者の最大レバレッジは以下の通りです。
海外FX業者名 | 口座の種類 | 最大レバレッジ | ロスカット水準 |
---|---|---|---|
Traders Trust |
・クラシック口座 |
3,000倍 | 20% |
FBS | スタンダード口座 | 3,000倍 | 20% |
FXジャイアンツ |
・レギュラー口座 |
1,000倍 |
レギュラー口座:20% |
GEMFOREX |
・オールインワン口座 |
1,000倍 |
20% |
HotForex |
MICRO口座 |
1,000倍 | 10% |
Milton Markets |
・エリート口座 |
1,000倍 |
100%以下 |
VirtueForex |
・スタンダード口座
|
1,000倍 | 100% |
IronFX |
・ライブ変動口座 |
1,000倍 |
20% |
FXGT |
・セント口座 |
1,000倍 | 20% |
IS6FX |
MICRO口座 |
1,000倍 | 50% |
XM(エックスエム) |
MICRO口座(MT4) |
888倍 |
20% |
BigBoss |
スタンダード口座 |
555倍 |
20% |
TitanFX |
スタンダード口座 |
500倍 | 20% |
LandFX |
ライブ口座 |
500倍 | 30% |
FxPro |
MT4口座 |
500倍 |
20% |
MyfxMarkets |
・スタンダード口座 |
500倍 | 20% |
Tradeview |
X leverage口座 |
400倍 | 100% |
AXIORY |
スタンダード口座 |
400倍 | 20% |
iFOREX |
エリート口座 |
400倍 | 0% |
IFCMarkets |
・NetTradeX ビギナー口座 |
400倍 | 10% |
FxPro(エフエックスプロ) |
・FxPro MT4 Instant |
200倍 | 50% |
以上の結果からも、タイタンFXでは決してレバレッジ設定が高いわけではなく、平均的な最大レバレッジとなります。
では、最大レバレッジ以外でタイタンFXにはどのような特徴があるのでしょうか。
ここでは、タイタンFXのレバレッジに関する各特徴を紹介します。
口座タイプは2種類で最大レバレッジ500倍
タイタンFXでは、以下2つの口座が用意されています。
・スタンダード口座
・ブレード口座
各口座の最大レバレッジは、いずれも500倍となっています。
各口座の特徴について、より詳しく解説します。
スタンダード口座
スタンダード口座は、その名の通り最もスタンダードな設定となっている口座です。
トレード初心者からプロトレーダーまで、すべてのトレーダーで使いやすい口座となっており、タイタンFXが提供している全ての金融商品を手数料無料でトレード可能です。
タイタンFXでは、STP技術を採用しているのが特徴となります。
STPとは「Straight Through Processing」の頭文字をとって命名された発注方式です。
注文が直接市場に流れると直訳でき、STP方式を採用しているFXブローカーではカバー先の金融機関のレートを参照して、レートにスプレッドを上乗せしてトレーダーへ提示する特徴があります。
外国為替市場において、通貨の市場流動性のことを指します。
流動性が高くいつでも売買が成立できる通貨をリクイディティの高い通貨と呼び、反対に自由に売買しにくい通貨はリクイディティの低い通貨と呼びます。
スタンダード口座は、狙ったとおりの金額でトレードしやすく、フェアな口座と言えます。
また、すべてのトレードはNDD方式で発生しており、約定拒否が発生せず非常に狭いスプレッドで高い契約力の取引環境が保証されています。
ノン・ディーリングデスク(None Dealing Desk)の略であり、インターバンク市場の金融機関と直接取引することを言います。
FX会社のディーラーを介さない方式であり、インターバンク直結方式とも呼ばれ、複数の金融機関が提示するレートの中で最も有利なレートで取引可能です。
タイタンFXは、他の海外FX業者と比較してスプレッド幅が狭く、スタンダード口座も例外ではありません。
スキャルピングなど、少ない値動きで確実に決済してトレードしたい場合、最適な口座と言えます。
ブレード口座
ブレード口座は、大量の取引をおこないたいトレーダーや、スキャルピング、EAという自動売買ソフトを使用したトレードに向いた口座です。
ブレード口座はECN口座にカテゴライズされ、注文発注と受け入れの間のサーバノード間の距離が削減される特徴があります。
これによって、トレーダーには最速の執行スピードで提供されているのです。
スタンダード口座と違い、1.00ロットあたり3.50ドルの取引手数料がかかりますが、EUR/USDの通貨ペアで0.2pipsなどの業界最狭水準のスプレッドに設定されています。
設定できるレバレッジ
タイタンFXでは最大500倍のレバレッジとなっていますが、あくまでも最大であり実際には以下のレバレッジに設定可能です。
・1倍
・25倍
・50倍
・100倍
・200倍
・300倍
・400倍
・500倍
自分のトレードスタイルに応じて最適なレバレッジ設定をおこなえば、より利益を上げるチャンスが広がります。
タイタンFXの通貨以外のレバレッジ
タイタンFXでは通貨以外にも、ゴールドや天然ガスなどのCFD銘柄での取引が行われています。
ゴールド、エネルギーなど通貨以外のレバレッジは以下のとおりです。
ジャンル |
取引銘柄 |
レバレッジ |
---|---|---|
ゴールド |
ゴールド/米ドル (XAU/USD) |
最大500倍 (設定可) |
ゴールド/日本円 (XAU/JPY) |
最大500倍 (設定可) |
|
ゴールド/ユーロ (XAU/EUR) |
最大500倍 (設定可) |
|
シルバー |
シルバー/米ドル (XAG/USD) |
最大500倍 (設定可) |
シルバー/ユーロ (XAG/EUR) |
最大500倍 (設定可) |
|
エネルギー |
WTI原油(スポット) (XTI/USD) |
最大500倍 (設定可) |
ブレント原油(スポット) (XBR/USD) |
最大500倍 (設定可) |
|
株価指数等 |
S&P500 (US500) |
最大500倍 (設定可) |
恐怖指数 (VIX) |
最大500倍 (設定可) |
|
ドル指数 (USDX) |
最大500倍 (設定可) |
|
株式 |
米国 |
20倍(固定) |
タイタンFXでの通貨以外のレバレッジ株式のレバレッジ20倍は固定となっていて、それ以外のCFD取引におけるレバレッジは全て500倍の範囲内から設定できるようになっています。
タイタンFXの仮想通貨取引
タイタンFXでは、仮想通貨におけるCFD取引もできるようになっています。
仮想通貨CFD取引は原資産を持たない状態で取引するため、仮想通貨特有の暴落などのリスク回避に役立ちます。
また、タイタンFXでの仮想通貨CFD取引にはMT4とMT5を使って取引します。
取引可能な仮想通貨CFDの銘柄一覧とレバレッジは以下のとおりです。
取引銘柄 |
レバレッジ |
---|---|
ビットコイン/米ドル (BTC/USD) |
20倍 (手数料無料) |
ビットコイン/日本円 (BTC/JPY) |
20倍 (手数料無料) |
イーサリアム/米ドル (ETH/USD) |
20倍 (手数料無料) |
イーサリアム/日本円 (ETH/JPY) |
20倍 (手数料無料) |
リップル/米ドル (XRP/USD) |
20倍 (手数料無料) |
リップル/日本円 (XRP/JPY) |
20倍 (手数料無料) |
仮想通貨のレバレッジは、レバレッジがない場合や数倍までしか設定されることがなく、国内でも2倍程度です。
海外FX業者の中でも、仮想通貨取引のレバレッジが高いFX業者と比べてみましょう。
FX業者 |
レバレッジ(仮想通貨) |
---|---|
タイタンFX |
20倍 |
iFOREX |
20倍 |
FxPro |
20倍 |
Tradeview |
10倍 |
タイタンFXが提供する仮想通貨のレバレッジは20倍と他社と比べても引けをとらない高めの水準となっています。
口座残高でレバレッジ規制がかかることはない
タイタンFXの優れている点として、他の海外FX業者のように口座残高などで最大レバレッジが制限されることはありません。
他の海外FX業者では、高額の資金を保有している場合はレバレッジが低くなる傾向があります。
一方で、タイタンFXではいくら資金があっても常に最大500倍でトレードできるのです。
他の海外FX業者を含めた、レバレッジ規制は以下の通りです。
口座残高 | Titan FX | AXIORY | XMTrading | LAND-FX | FBS | GEMFOREX |
---|---|---|---|---|---|---|
2万円未満 | 500倍 | 400倍 | 888倍 | 500倍 | 3,000倍 | 1,000倍 |
2万円~20万円 | 500倍 | 400倍 | 888倍 | 500倍 | 2,000倍 | 1,000倍 |
20万円~50万円 | 500倍 | 400倍 | 888倍 | 500倍 | 1,000倍 | 1,000倍 |
50万円~200万円 | 500倍 | 400倍 | 888倍 | 500倍 | 500倍 | 1,000倍 |
200万円~300万円 | 500倍 | 400倍 | 200倍 | 500倍 | 500倍 | 500倍 |
300万円~500万円 | 500倍 | 400倍 | 200倍 | 500倍 | 200倍 | 500倍 |
500万円~1,000万円 | 500倍 | 400倍 | 200倍 | 200倍 | 200倍 | 500倍 |
1,000万円~1,500万円 | 500倍 | 300倍 | 100倍 | 100倍 | 200倍 | 500倍 |
1,500万円~2,000万円 | 500倍 | 300倍 | 100倍 | 100倍 | 100倍 | 500倍 |
2,000万円以上 | 500倍 | 200倍 | 100倍 | 100倍 | 100倍 | 500倍 |
例えばFBSでは、最大3,000倍のレバレッジで取引できるものの、300万円以上の残高になると200倍まで落ちてしまいます。
それを考えれば、タイタンFXでは2,000万円以上の残高があっても500倍でトレードできる点は魅力的です。
マーケット次第ではレバレッジ制限されるケースがある
タイタンFXでは、口座残高に応じてレバレッジ規制がかかることはありませんが、マーケット次第では一時的にレバレッジ規制が入る場合があります。
国際的なイベント時や有事が発生した場合、ボラティリティの急激な変化によるリスク低減を図るため、一時的に口座レバレッジを制限するのです。
過去の例では、2017年におこなわれたフランス大統領選で5日間のみレバレッジが下げられました。
あくまでも一時的な対処ですが、もしボラティリティの変化を狙ったトレードをしたい場合には向いていません。
金融商品によって最大レバレッジが異なる
タイタンFXでは法廷通貨ペアのトレードだけでなく、各種商品をターゲットとしたトレードが可能です。
ただ、金融商品によって最大レバレッジが異なります。
主な取扱商品では、株式CFDは固定20倍でしかトレードできません。
逆に言えば、貴金属やエネルギー、株式指数などは500倍でトレードできる点は魅力的です。
タイタンFXのレバレッジ確認方法と変更方法
タイタンFXでは、自由にレバレッジ設定を変更できます。
ただ、実際に今どのレバレッジでトレードしているのかを確認しないと、ハイリスクなトレードとなってしまいかねません。
ここでは、タイタンFXでレバレッジを確認する方法と、変更する方法を紹介します。
レバレッジ確認方法
タイタンFXでレバレッジ設定を確認するためには、クライアントキャビネットにログインする必要があります。
出典:タイタンFX
タイタンFXのクライアントキャビネットログイン画面にアクセスして、メールアドレスとパスワードを入力してログインしてください。
そして、クライアントキャビネットのダッシュボード画面で、取引口座の一覧が表示されます。
また、レバレッジが「1:○○○」の形式で表示され、○○○の部分が設定しているレバレッジとなります。
なお、クライアントキャビネット以外ではMT4からログインして、取引している口座にカーソルを合わせるとレバレッジが表示されるため、確認可能です。
実行レバレッジの確認方法
タイタンFXでの口座によって設定されているレバレッジの確認方法を紹介しました。
ここからは、実行レバレッジの確認方法について解説していきます。
実効レバレッジが確認できれば、簡易的にロスカットまでの目安が分かるようになるでしょう。
実効レバレッジは、レバレッジの計算に取引中の損益も加味して算出したレバレッジのことを指します。
取引中の損益が加味されるため、損益の変動に応じて実効レバレッジが常に変動しているわけです。
実効レバレッジ=取引通貨量×ロット÷有効証拠金
損失によって実効レバレッジが高くなり、口座レバレッジに近付いていくほどロスカットに近付いているといえるでしょう。
実効レバレッジは取引ロットを増やすと大きくなります。
また、実効レバレッジが大きくなりロスカットが近くなる兆候が見えたところで、入金により口座資金を増やすと実効レバレッジを下げることができます。
レバレッジ変更方法
現在設定しているレバレッジ設定を変更したい場合、クライアントキャビネットのダッシュボード画面にアクセスしてください。
出典:タイタンFX
そして、トレードしている取引口座番号の右横にある「編集」ボタンをクリックします。
すると、プルダウンが表示されるので任意のレバレッジを選択してください。
なお、レバレッジ変更時の注意点としては現在設定しているレバレッジより下げる設定しかできない点です。
例えば、現在400倍に設定している場合は400倍より低い設定に変更できますが、500倍には変更できません。
どうしても高い設定に変更したい場合は、カスタマーサポートに連絡して変更してもらう必要があります。
タイタンFXのレバレッジにおける留意点
ここまでの解説で、タイタンFXの取引銘柄毎のレバレッジの特徴や確認方法について詳しく理解できたと思います。
最後にタイタンFXのレバレッジにおける注意点を解説します。
解説する注意点は次のとおりとなります。
・20%のロスカット水準
・最大100ロットのロット制限
・レバレッジは他社より低め
1つずつ見ていきましょう。
20%のロスカット水準
タイタンFXのレバレッジで注意しておかなければいけない点としてあげられるのがロスカット水準の把握です。
ロスカット水準の把握は、保有ポジションが強制的に決済されるタイミングなわけですから、レバレッジを張った取引をしていく上で重要といえるでしょう。
タイタンFXでは、公式ホームページ上においてロスカット水準を20%とした上で、以下の計算式を公表しています。
・有効証拠金=有効証拠金÷必要証拠金=20%
また、タイタンFXでのロスカットが近いことを警告してくれるマージンコールの基準は90%となっています。
取引に高めのレバレッジを使用する際には、紹介した実行レバレッジも組み合わせつつロスカット水準に気を付けるようにしましょう。
最大100ロットのロット制限
タイタンFXでの取引では最大100ロットのロット制限にも気を付けるようにします。
ロット制限とは1つの口座の中で保有できるロット数に制限が設けられていることです。
1つの口座の中で保有できる最大ロットが100ロットとなっているため、取引においてはロット制限も意識するようにしましょう。
あくまでも、ポジション数ではなくロットの合計になるのがポイントです。
100ロット以内であれば、50ロット×2ポジション、20ロット×5ポジションなど色々な組み合わせが想定されます。
ポジションの制限は200と余裕があるため、この場合は気にする必要はないでしょう。
レバレッジは他のFX業者より低め
最後に紹介する注意点として、タイタンFXのレバレッジは他社よりも低めであるということを認識しておきましょう。
海外FX業者の中でもレバレッジに自信のある業者が提供するレバレッジは、無制限や1,000倍などタイタンFXの500倍と比べると平均して高い水準にある業者が多い傾向にあります。
レバレッジが低めの分、他社よりも高い約定力や狭いスプレッド水準を提供できているなどメリットもあげられます。
それでも、高いレバレッジでの取引を求めてしまう場合は高いレバレッジを提供している海外FXの利用をおすすめといえるでしょう。
まとめ
タイタンFXは、単純明快であり口座残高などで最大レバレッジが制限されることはなく、常に500倍でトレード可能です。
また、FX以外でも多くの金融商品が500倍でトレードできる点も高く評価できます。
ハイレバトレードはリスクが高いため、うまく調整してタイタンFXで利益を上げたいものです。