

海外FX業者のHotForexでは、両建て取引ができるのか疑問に思った人も多いでしょう。
実際に両建て取引しているトレーダーや、今後に役立てようと考えている方には気になる点です。
そういった疑問に答えるため、この記事ではHotForexの以下情報について詳しく解説します。
・両建ては禁止されているのか
・どういった両建てが許されているのか
・禁止されている両建て行為はバレるのか
それでは、HotForexの両建てについて紹介していくので、今後のトレード生活に役立てて下さい。
HotForexは両建てが禁止されている?
海外FX業者のHotForexには認められている両建て方法もあります。
同一銘柄で買いと売りの2ポジションを注文し同時に持つこと
両建てによって相場の流れを見て、持ち続けるポジションを見極められます。
ですが、両建ての仕方によっては禁止行為に該当するため、注意して下さい。
禁止されている両建てをした場合、口座凍結を受ける恐れがあるかあらです。
口座を凍結されると取引で得た利益が出金できなくなったり、取引できなくなったりします。
ですので、HotForexで両建て取引する場合は、禁止事項に抵触しないようにして下さい。
HotForexで禁止されている7つの両建て取引
HotForexは海外FX業者のAXIORYやFBSと比較して規制が厳しく、認めていない両建て取引方法が3つあります。
そこで、HotForexで禁止されている両建て取引の一覧を以下にまとめました。
1.別のFX業者を使った両建て
2.複数口座を使った両建て
3.知人間で行う両建て
4.経済指標発表時における両建て
5.窓開けを狙った両建て
6.ゼロカットを狙った両建て
7.接続遅延を狙った両建て
それでは、HotForexで禁止されている両建てについて、開設します。
1.別のFX業者を使った両建て
HotForexでは、複数の海外FX業者を使った両建ては許可されていません。
たとえば、HotForexでドル円を買っている場合、他の海外FX業者で売りポジションを持つのは禁止です。
多くのトレーダーは、複数の海外FX業者を同時に利用しているため「気づかずに両建てしていた」ということも少なくありません。
ですので、ポジションを持つときは禁止されている両建てにならないか、注意して取引しましょう。
2.複数口座を使った両建て
HotForexでは一つのアカウントで複数の口座を開設できますが、口座間での両建ては禁止されています。
なぜなら、ゼロカットと両建てを合わせて使うと、悪質な取引が可能となるからです。
口座資金以上の含み損を抱えた場合に強制決済し、マイナス額を海外FX業者が補填してくれる仕組みのこと
ゼロカットはシステム上、両建てを悪用するとFX業者のみがリスクを抱えます。
ですが、複数口座間での両建ては禁止されているので、注意して下さい。
例を挙げると、PREMIUM口座でドル円を売り、ゼロスプレッド口座でドル円を買う状態です。
ですので、複数口座を開設する際は、口座間での両建てはしないようにしましょう。
3.知人間で行う両建て
HotForexでは、知人間で行う両建てが禁止されています。
たとえば、Aさんがドル円を110円で買った時に、同じくあなたが売りで入ったとしましょう。
ドル円相場が下がり、100円になった時にAさんの持っているポジションはゼロカットによって口座資金がすべてなくなります。
ですが、Bさんが失った金額以上にあなたは利益を出す結果に繋がり、海外FX業者には損失しか残りません。
ですので、HotForexでは知人間での両建てを禁止しています。
基本的に他の海外FX業者も同じであり、知人間・複数口座間、複数業者間の両建ては禁止行為です。
4.経済指標発表時における両建て
HotForexで禁止されている両建てに経済指標発表時における両建てがあげられるでしょう。
経済指標発表時は急な値動きが生じやすくなっています。
そのような時に両建てを仕込むことで、急な値動きへの対応が可能となるわけです。
しかし、HotForexでは経済指標発表時における両建てを禁止しています。
意図しない形により両建てポジションを保有した状態で経済指標発表をむかえたのであれば仕方ありませんが、意図的に経済指標発表時の両建てを繰り返すのは控えるようにしましょう。
5.窓開けを狙った両建て
HotForexでは窓開けを狙った両建ても禁止されています。
連続するローソク足の終値から始値の間に隙間が生じることをいいます。
窓開けは、週の最後にあたる土曜朝方の最終ローソク足と週の始めの月曜朝方のローソク足との間に生じることが多くなっています。
チャート上で窓が開くと、相場の性質上、その後の値動きとして窓を埋めるような値動きを起こす傾向が強くなります。
ただし、必ず窓を埋めるというわけではありません。
両建てにより窓開けを狙うというのは、窓開けトレードが成功しなかった場合のリスク回避に両建てを活用する手法というわけです。
窓開けを狙った両建ては優位性のある手法の1つですが、HotForexでは禁止されていることを認識しておくようにしましょう。
6.ゼロカットを狙った両建て
HotForexで禁止されている両建ての1つに、ゼロカットを狙った両建てがあります。
ゼロカットはいわば、口座資金がマイナスに下ぶれた分をHotForex側が負担してくれるシステムです。
トレーダーにとっては損失の負担が軽減されている状態となっています。
損失リスクが低く利幅が高い状態で、両建てポジションを保有することでリスクリワードが有利に働くようになるでしょう。
このようにゼロカットを狙った両建てはトレーダーにとって魅力がありますが、HotForexの取引においては禁止されているため注意が必要です。
ゼロカット狙いと認識されないためにも、両建てポジション保有中にロスカット水準が迫りゼロカットの可能性が高まってきたら、決済や証拠金の追加などの処置をとるようにしましょう。
7.接続遅延を狙った両建て
HotForexでは、接続遅延やレートエラーを狙った両建てを禁止しています。
世界的に影響を与える金融ショックなどにより突発的な値動きが発生し、値動きの変化が異常な場合に接続状況が悪くなる減少をいいます。
取引サーバーに負荷がかかり接続が滞っているため、レートパネル上の価格更新状況も悪くなっており、一気に価格が飛んでしまうこともあります。
接続遅延の発生が見込まれる場合に両建てを仕込むことで、接続遅延による大きな値幅を狙った取引を可能にするのが接続遅延を狙った両建てです。
大きな値幅を狙えるように思われがちですが、異常な値動きにより両建てを解消できなくなることも想定されます。
接続遅延やレートエラーを狙った両建ての利用は禁止行為への該当にかぎらず、許可されている場合も慎重に行うようにしましょう。
HotForexで禁止されている両建てはバレるの?
HotForexで禁止されている両建て取引も、業者にバレなければ大丈夫と思う方もいるかもしれません。
ですが、両建て取引は悪用されるとFX業者がリスクを被るだけなので、厳しくチェックされています。
HotForexが行っているチェック方法を、以下にまとめました。
・MT4などの取引ツール
・IPアドレス
HotForexも多くの海外FX業者と同様に両建てを悪用されないために、厳しく監視しています。
そのため「バレなければ大丈夫!」と思わず、禁止されている両建て取引は避けなければいけません。
禁止行為に該当する両建て取引は、絶対にしないようにしましょう。
HotForexで両建てする4つのメリット
HotForexで両建てするメリットは4つあります。
以下に両建てするメリットをまとめました。
1.証拠金維持率がゼロになる
2.相場のトレンドを確認できる
3.急変動リスクに強い
4.冷戦な判断が下せる
両建てするメリットについて、それぞれ詳しく解説します。
両建てがどういったメリットをもたらすのか把握し、取引に役立てて下さい。
1.証拠金維持率がゼロになる
HotForexの同一口座内で両建てすると、証拠金が相殺されます。
ですので、複数のポジションを多く持ち続けられます。
例えば、ドル円で両建てしていても、ユーロ円でも口座資金を最大に使って取引が可能です。
つまり、両建て取引しながら他の通貨ペアでも取引ができるため、多くのチャンスを掴めるかもしれません。
2.相場のトレンドを確認できる
両建て時にはトレンドを確認しながら、トレード戦略を立てられます。
未来の相場がどういった展開を見せるのかは、誰にも分りません。
そのため、トレンドが発生するまで両建てし、相場の流れが見えてから片方を手放す戦略が有効です。
両建てを使ってトレンドを確認し、どういった取引きをしていくのか判断に使うのもいいでしょう。
3.急変動リスクに強い
HotForexでの両建てのメリットに、急変動リスクに強いことがあげられます。
両建てによるポジション保有により、どのような値動きにも耐えられる状態となります。
ある程度の含み益を抱えている状態で急変動リスクが心配な時は、含み益があるポジションを両建てに切り替えることで一時的に急変動リスクを低減できるでしょう。
急変動リスクが落ち着いて含み益をさらに伸ばせるようになったところで、両建てを解除すれば、着実に含み益を拡大していけます。
相場の状況変化による急変動リスクを低減させ含み益を守れるのは、両建てポジションの貴重なメリットの1つといえるでしょう。
4.冷戦な判断が下せる
HotForexで両建てポジションを保有することにより冷静な判断が下せるようになります。
「買い」か「売り」の片方だけのポジションだと含み損方向に動いたときや、含み益が出た後など、決済判断に次のような感情が入ってしまいます。
含み損への値動き:「損したくない」「決済したくない」
含み益への値動き:「利益を伸ばしたい」「まだまだ儲けたい」
このような感情が入ってしまうと、それぞれ自分が動いてほしい方向への都合の良い材料探しを始めてしまい、結果的にフラットに相場を見られていない状況といえるでしょう。
両建てポジションを保有すると含み損が出ないという安心感から、感情的な思い込みがなくなり、冷静な判断ができるようになります。
感情的になってしまい、フラットな環境認識ができていないと感じたら両建てを取り入れてみましょう。
冷静になった後で、ポジションを手仕舞うのかホールドするのかを判断するようにします。
HotForexで両建てする際の4つの注意点
HotForexで両建てをする際、気を付けなければいけない点があります。
以下に両建て時における注意すべき4つの特徴をまとめました。
1.両ポジションにスプレッドが発生する
2.両ポジションにスワップポイントが発生する
3.ロスカットを受ける可能性がある
4.決済タイミングが難しい
それでは、HotForexで両建てする際の注意点を、それぞれ紹介します。
1.両ポジションにスプレッドが発生する
両建て時には、両ポジションにスプレッドが発生します。
そのため、コストも単純に倍になるので注意して下さい。
スプレッドだけでなく手数料も同様であるため、ゼロスプレッド口座もコストが増えると押さえておきましょう。
2.両ポジションにスワップポイントが発生する
両建て時には、両ポジションにスワップポイントが発生します。
買いも売りもスワップポイントがマイナスだった場合、通常取引時よりも損失が増える速度が速くなります。
また、大きな相場の動きから利益を狙うのが両建て取引なので、スキャルピングには不向きな方法です。
なぜなら、長いスパンで利益を狙うためであり、関連してポジション数も多くなりやすいと言えます。
ポジションの量も多くなるため、長期的に両建てポジションを持つ場合には、スワップポイントのチェックが必要です。
3.ロスカットを受ける可能性がある
同一口座内で両建てをしている際、片方のポジションを決済すると証拠金が発生します。
そのため、証拠金維持率が低いと強制ロスカットを受けてしまうかもしれません。
ですので、両建て取引のポジションを決済する際は、証拠金維持率を確認しましょう。
4.決済タイミングが難しい
HotForexで両建てする際の注意点に決済タイミングが難しい点があげられます。
両建てポジションからの決済タイミングをひとたび誤ってしまうと、逆に損失が膨らんでしまう可能性が高まるでしょう。
両建ての特徴を活かした決済タイミングを成功させるポイントは、反転のタイミングを掴むことです。
決済しても反転しなかった場合、含み損は膨らむ一方となります。
逆に反転さえしっかり掴めれば、スマートに反対ポジションの含み益を伸ばせるでしょう。
両建ての決済タイミングに慣れていないと損失が多くなってしまうので、決済タイミングが掴めるまではデモ口座や少額での取引により練習するようにします。
HotForexでできる3つの両建て手法
HotForexでは、同一口座内で行う両建てのみ許可されています。
同一口座内でのみ可能なので、マイクロ口座内やPREMIUM口座の中だけで両建てが可能です。
同じ口座内で両建てすると、買いと売りのポジションを両方持つので証拠金を相殺できます。
そのため、ポジションを持ちながらトレンドを見極められるので「あの時ポジションを持っておけば良かった」などの機会損失に繋がる可能性が下がります。
したがって、両建てをうまく使えば利益を積み上げられるかもしれません。
HotForexでは最大レバレッジが1,000倍のため、大きな数量の取引がしやすく、両建てにも有利に働きます。
ただ、両建てのデメリットとしてスプレッドやスワップポイントも、両ポジションともに発生する点です。
ポジションを多く保有するとコストも増えるので、注意が必要です。
そんな両建てを取引で上手く活用していくために、ここからはHotForexで活用できる3つの両建て手法を以下の順で紹介していきます。
両建てを取り入れる際の参考にしてみてください。
1.レンジ相場における両建て
2.節税対策の両建て
3.ロスカットを避けるための両建て
1つずつ見ていきましょう。
1.レンジ相場における両建て
1つ目に紹介するHotForexで活用できる両建て手法はレンジ相場における両建てです。
両建てはどちらの値動きにも対応できることから、本来はレンジ相場に適しているとされています。
レンジ相場が続く限り、レンジ中の高値と安値での利益決済を繰り返すことで利益を増やし続けていけるでしょう。
レンジ相場で両建てを取り入れる際の注意点として、レンジをブレイクしたら損失が少ないうちに速やかに決済するようにします。
決済が遅れてしまうとトレンド発生により損失が拡大し、両建てを解除できない状況にもなりかねません。
トレンドが発生したら、レンジ相場で獲得した利益を失う前に手堅く決済することがポイントです。
両建ての特徴を最大限に活かすためにも、レンジ相場での活用を取り入れてみましょう。
2.節税対策の両建て
2つ目のHotForexで活用できる両建て手法は節税対策の両建てです。
両建てをどのように節税対策に活かすかというと、両建てによるポジション保有により、翌年に損失を繰越す場合に活用します。
海外FXでの収益は損失繰越ができないという特徴があります。
ある年の損失を翌年に繰越して、翌年の収益に計上できる税制上の仕組みをいいます。
翌年の収益から前年分の損失を差し引くことで、課税所得が下がるため節税効果が期待できるでしょう。
損失繰越は、国内FXでの取引で生じた損失分が対象となっています。
FXにおける個人での年間収益は、決済した損益が課税対象とされています。
年間収益がマイナスのときに、年末に含み損を抱えたポジションを決済してしまうと年間収益のマイナス分だけが増えてしまいかねません。
この状況で両建てによりポジションをホールドすれば、損失分を翌年に繰越せます。
結果的に、翌年に収益が出た際の節税対策につながるでしょう。
海外FXの所得区分や損失繰越に関して詳しく知りたい方は、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
海外FXと国内FXを併用するポイントを税金面から注意点まで徹底解説!
3.ロスカットを避けるための両建て
最後に紹介するHotForexで活用できる両建て手法は、ロスカットを避けるための両建てです。
保有中のポジションの証拠金維持率が低下してしまい、ロスカットが迫っているときに両建てに切り替えることで証拠金維持率の低下を防ぐことができるでしょう。
ボラティリティが高い状態では、ある程度の含み損にも耐えないといけないシーンがあるものです。
しかし、含み損に耐えている状況でロスカットされてしまったら元も子もありません。
ましてやロスカット執行後に、含み益が大きく伸びてしまうと非常に勿体ないといえるでしょう。
ロスカットは証拠金を増やすことで回避できますが、入金が間に合わなかったり、資金が不足したりなど困難な状況も想定されます。
両建てはロスカットされそうになった際の回避対策として、有効な手法となります。
ロスカットを避けるために保有した両建てポジションは含み損がなくなり、含み益方向へ動きはじめたところで解消しましょう。
海外FX業者の両建て禁止状況
ここまで、HotForexでの両建ての禁止状況や活用できる両建て手法を紹介してきました。
紹介してきた内容からも分かるとおり、HotForexは海外FX業者の中でも両建てに対して寛容ではないFX業者といえるでしょう。
海外FX業者の中にはHotForexで禁止されている業者間の両建てや、複数口座間の両建てが許可されているFX業者も存在しています。
そこで、他の海外FX業者における両建ての禁止状況を以下のとおりまとめました。
海外FXでの取引に業者間の両建てや複数口座間の両建てを活用したい場合の参考にしてみてください。
海外FX業者 |
業者間の両建て |
複数口座間の両建て |
同一口座での両建て |
---|---|---|---|
HotForex |
禁止 |
禁止 |
許可 |
Traders Trust |
許可 |
許可 |
許可 |
Tradeview |
許可 |
許可 |
許可 |
Titan FX |
許可 |
許可 |
許可 |
Exness |
許可 |
許可 |
許可 |
AXIORY |
許可 |
許可 |
許可 |
FBS |
許可 |
許可 (ゼロカット狙い無効) |
許可 |
XM Trading |
禁止 |
禁止 |
許可 |
iFOREX |
禁止 |
禁止 |
許可 |
LAND-FX |
禁止 |
禁止 |
許可 |
両建てに関して寛容な海外FX業者には、Traders Trust、Tradeview、Titan FX、Exness、AXIORYがあります。
両建てをメインに取引したい場合は、これらの海外FX業者を利用することで禁止行為に抵触せずに両建てが行えるでしょう。
XM Trading、iFOREX、LAND-FXではHotForexと同じように両建てへの禁止基準が厳しく設定されているため注意が必要です。
海外FXの両建てに関して興味がある方は、以下の記事で紹介していますので、ぜひ一読してみてください。
海外FX業者では両建てが禁止されている?両建て可能な業者を紹介!
まとめ
HotForexでは、両建てに関してはXMなどのように規制され、同一口座内でのみできます。
口座をまたいだ両建てはできないので、そういった両建て取引を目的とする場合はTradeviewなどを使いましょう。
両建てに関しては規制が厳しいですが、HotForexには以下のようなメリットがあります。
・最大レバレッジ1,000倍
・取引ボーナスなどが豊富
・自動売買(EA)専用の口座タイプ
・入金手数料が無料
・出金拒否されない
口座タイプは複数あり、トレーダーごとに合った環境を提供しているのがHotForexです。
また、自動売買専用の口座タイプがあり、初心者でも始めやすい仕組みが整えられています。
運営によるサポートも「丁寧で素晴らしい」とトレーダーからコメントを受けていました。
HotForexは初心者から上級者まで、幅広いトレーダーから高い評判を受けています。
あなたもHotForexで両建てを使用して取引してみませんか?