

「Exnessのスワップポイントについて知りたい」
「スワップポイントの確認、計算方法が分からない」
「Exnessのスワップフリーって何?」
Exnessで付与されるスワップポイントは全体的にマイナススワップが大きく、スワップポイント狙いの長期トレードには適していません。
しかし、Exnessでは、他の海外FX業者にはないスワップフリーというシステムを導入しています。
本記事では、Exnessのスワップポイントの特徴をはじめ、各銘柄のスワップポイント一覧やスワップフリー活用方法などを解説しています。
記事を一読いただくことで、Exnessのスワップフリーに関して理解できるばかりか、長期トレード時のマイナススワップによる損失を減らせるようになるでしょう。
・Exnessのスワップフリーに関して
・銘柄ごとのスワップポイント一覧
・スワップポイント確認、計算方法
・Exnessのスワップフリー活用方法と注意点
Exnessにおける長期トレード時の損失回避にお役立てください。
Exness(エクスネス)のスワップポイントの基本情報
まずは、Exness(エクスネス)のスワップポイントの基本情報から解説していきます。
スワップポイントの特徴を把握する前提として、スワップポイントの基礎から押さえていきましょう。
取引している銘柄の2国間における金利差のことをいいます。
この金利差をスワップポイントとして、1日1回受け取れるようになっています。
スワップポイントには「買いスワップ」と「売りスワップ」があります。
ある通貨ペアで「買い」ポジション、「売り」ポジションを持つ場合に、それぞれ発生する仕様です。
言うなれば、「買い」で金利を受け取り、「売り」で金利を支払うといったイメージです。
スワップポイントは1日に1回付与されますが、付与されるタイミングは海外FX業者によって異なります。
Exnessでのスワップポイント付与時間はいつになるのでしょうか。
それでは、Exnessのスワップポイント付与時間を含めた基本情報を以下の順に解説していきます。
・Exness(エクスネス)のスワップポイント付与時間
・スワップポイント3倍は水曜日
・Exness(エクスネス)のスワップフリー
・スワップポイントがない銘柄
1つずつ見ていきましょう。
Exness(エクスネス)のスワップポイント付与時間
スワップポイントが付与されるタイミングは、ロールオーバーのタイミングとなります。
日を跨いでポジションを保有することをいいます。
その営業時間が終了し、翌日の営業が始まるタイミングでロールオーバーのポジションホールドが確定します。
Exnessのスワップポイントの付与タイミングは、午前6時(冬時間:午前7時)です。
なお、MT4/MT5の表示上では、21時(冬時間:22時)となっているため、気を付けましょう。
公式サイトにおけるロールオーバーの発生時間は、MT4/MT5上の時間で説明されています。
次に、Exnessのスワップポイント3倍デーを見ていきましょう。
スワップポイント3倍は水曜日
Exnessのスワップポイントが3倍受け取れる日は、毎週水曜日(営業日に限る)です。
スワップポイントは毎日付与されるものですが、土日に関してはマーケットが休場となっていることから、土日にスワップポイントが付与されることはありせん。
土日分のスワップポイントが付与される日は海外FX業者によって、まちまちとなっています。
Exnessの場合、土日の分が水曜日に3倍デーとして、まとめて付与されるというわけです。
ちなみに、水曜日のロールオーバーは木曜日の朝方のため、実質的に3倍のスワップポイントが付与されるタイミングは木曜日の午前6時(冬時間:午前7時)となるでしょう。
Exness(エクスネス)のスワップフリー
Exnessのスワップフリーを解説していきます。
取引において、宗教上の理由からスワップポイントが受け取れないイスラム圏のユーザー向けに採用されたスワップポイントが発生しないシステムです。
Exnessでは、イスラム圏以外のユーザーに対してもスワップフリーの適用が認められています。
Exnessでは、イスラム圏へのスワップフリー口座とイスラム圏以外へのスワップフリー口座の2種類のスワップフリー口座を提供しています。
スワップフリー適用の口座タイプ
Exnessの取引で、スワップフリーが適用されている口座タイプは、プロ口座、ロースプレッド口座、ゼロ口座、スタンダードセント口座、スタンダード口座となっています。
なお、スワップフリーを適用するための手続きなどは不要で、口座開設すると自動的にスワップフリーが適用されるでしょう。
2種類のスワップフリーレベル
Exnessのスワップフリーには、「優待スワップフリー」と「スタンダードスワップフリー」の2種類のスワップフリーレベルが設定されています。
【優待スワップフリーレベル】:一定の取引条件を満たすことで、スワップフリーへと移行するレベルです。
【スタンダードスワップフリーレベル】:スワップフリーへの移行に取引条件は必要なく、はじめからスワップフリーとして取引できるレベルです。
優待スワップフリーレベルの拡張条件として一定の取引量が必要ですが、明確な取引基準は公式でも明かされていません。
なお、優待スワップフリーレベルの適用銘柄は以下のとおりです。
【優待スワップフリー適用銘柄】
AUD/NZD (豪ドル/NZドル) |
NZD/USD (NZドル/米ドル) |
EUR/AUD (ユーロ/豪ドル) |
GBP/NZD (英ポンド/NZドル) |
AUD/USD (豪ドル/米ドル) |
USD/CAD (米ドル/カナダドル) |
EUR/CAD (ユーロ/カナダドル) |
NZD/JPY (NZドル/日本円) |
EUR/CHF (ユーロ/スイスフラン) |
USD/CHF (米ドル/スイスフラン) |
EUR/GBP (ユーロ/英ポンド) |
NZD/CAD (NZドル/カナダドル) |
EUR/USD (ユーロ/米ドル) |
米ドル/円 (USD/JPY) |
EUR/JPY (ユーロ/日本円) |
WTI原油 (USOIL) |
GBP/JPY (英ポンド/日本円) |
AUD/CHF (豪ドル/スイスフラン) |
EUR/NZD (ユーロ/NZドル) |
– |
GBP/USD (英ポンド/米ドル) |
AUD/JPY (豪ドル/日本円) |
GBP/CHF (英ポンド/スイスフラン) |
– |
優待スワップフリーレベルが拡張されているかは、Exnessのマイアカウントの「設定」から確認できます。
スワップポイントがない銘柄
Exnessでスタンダードフリーレベルの取引銘柄は、はじめからスワップフリーのためスワップポイントがない銘柄となっています。
スタンダードフリーの対象銘柄は、以下のとおりです。
・XAUUSD(ゴールド/米ドル)
・株式指数(インデックス)
・個別株式CFD
・仮想通貨
株式指数(インデックス)、個別株式、仮想通貨は全ての銘柄が対象です。
Exness(エクスネス)の銘柄別スワップポイント一覧
Exnessのスワップポイントの基本情報、スワップフリーを解説しました。
本項では、Exnessの銘柄別のスワップポイント一覧を以下の順に紹介していきます。
・メジャー通貨のスワップポイント一覧
・マイナー通貨のスワップポイント一覧
・エキゾチック通貨のスワップポイント一覧
・貴金属銘柄のスワップポイント一覧
・エネルギー銘柄のスワップポイント一覧
1つずつ見ていきましょう。
メジャー通貨のスワップポイント一覧
Exnessにおけるメジャー通貨のスワップポイント一覧は、以下のとおりです。
【メジャー通貨のスワップポイント一覧】
取引銘柄 |
買いスワップ |
売りスワップ |
---|---|---|
米ドル/日本円 USD/JPY |
0 |
−1.758 |
ユーロ/日本円 EUR/JPY |
0 |
−0.973 |
ポンド/日本円 GBP/JPY |
0 |
−1.891 |
豪ドル/日本円 AUD/JPY |
0 |
−0.907 |
ニュージーランド・ドル/日本円 NZD/JPY |
0 |
−1.111 |
カナダドル/日本円 CAD/JPY |
0 |
−1.32 |
スイスフラン/日本円 CHF/JPY |
0 |
−0.493 |
ユーロ/米ドル EUR/USD |
−0.769 |
0 |
ポンド/米ドル GBP/USD |
−0.241 |
0 |
豪ドル/米ドル AUD/USD |
−0.291 |
0 |
ニュージーランド・ドル/米ドル NZD/USD |
−0.051 |
0 |
ユーロ/ポンド EUR/GBP |
−0.513 |
0 |
ポンド/豪ドル GBP/AUD |
−0.043 |
−0.435 |
米ドル/カナダドル USD/CAD |
−0.003 |
−0.004 |
米ドル/スイスフラン USD/CHF |
0 |
−0.984 |
USドルインデックス DXYm |
0 |
−0.304594 |
出典:Exness
次に、マイナー通貨のスワップポイントを見ていきましょう。
マイナー通貨のスワップポイント一覧
Exnessのマイナー通貨のスワップポイントは以下のとおりです。
【マイナー通貨のスワップポイント】
取引銘柄 |
買いスワップ |
売りスワップ |
---|---|---|
ユーロ/スイスフラン EUR/CHF |
0 |
−0.387 |
ユーロ/ニュージーランド・ドル EUR/NZD |
−1.236 |
0 |
米ドル/中国人民元 USD/CNH |
0 |
−4.996 |
米ドル/シンガポールドル USD/SGD |
0 |
−0.32 |
米ドル/南アフリカランド USD/ZAR |
0 |
−18.33 |
カナダドル/スイスフラン CAD/CHF |
0 |
−0.728 |
豪ドル/カナダドル AUD/CAD |
−0.391 |
0 |
豪ドル/スイスフラン AUD/CHF |
0 |
−0.445 |
ポンド/ニュージーランド・ドル GBP/NZD |
−0.626 |
0 |
ポンド/スイスフラン GBP/CHF |
0 |
−0.961 |
ポンド/カナダドル GBP/CAD |
−0.574 |
0 |
出典:Exness
次は、エキゾチック通貨のスワップポイント一覧を見ていきましょう。
エキゾチック通貨のスワップポイント一覧
Exnessにおけるエキゾチック通貨のスワップポイントは以下のとおりです。
【エキゾチック通貨のスワップポイント】
取引銘柄 |
買いスワップ |
売りスワップ |
---|---|---|
豪ドル/メキシコ・ペソ AUD/MXN |
−34.975 |
0 |
豪ドル/シンガポール・ドル AUD/SGD |
−0.282 |
0 |
豪ドル/南アフリカ・ランド AUD/ZAR |
−17.66 |
0 |
カナダドル/メキシコ・ペソ CAD/MXN |
−31.389 |
0 |
カナダドル/ノルウェー・クローネ CAD/NOK |
0 |
−4.48 |
スイスフラン/メキシコペソ CHF/MXN |
−66.805 |
0 |
スイスフラン/シンガポールドル CHF/SGD |
−1.367 |
0 |
スイスフラン/南アフリカ・ランド CHF/ZAR |
−39.222 |
0 |
ユーロ/メキシコペソ EUR/MXN |
−52.842 |
0 |
ユーロ/シンガポールドル EUR/SGD |
−0.858 |
0 |
ユーロ/南アフリカ・ランド EUR/ZAR |
−34.047 |
0 |
ポンド/メキシコペソ GBP/MXN |
−59.376 |
0 |
ポンド/シンガポールドル GBP/SGD |
−0.379 |
−0.067 |
ポンド/南アフリカ・ランド GBP/ZAR |
−29.293 |
0 |
ニュージーランド・ドル/メキシコ・ペソ NZD/MXN |
−28.473 |
0 |
ニュージーランド・ドル/南アフリカ・ランド NZD/ZAR |
−13.041 |
0 |
ニュージーランド・ドル/シンガポール・ドル NZD/USD |
−0.017 |
−0.209 |
出典:Exness
次に、貴金属銘柄のスワップポイント一覧を見ていきましょう。
貴金属銘柄のスワップポイント一覧
Exnessの貴金属銘柄におけるスワップポイント一覧は以下のとおりです。
【貴金属銘柄のスワップポイント】
取引銘柄 |
買いスワップ |
売りスワップ |
---|---|---|
銀/豪ドル XAG/AUD |
−0.305 |
0 |
銀/ユーロ XAG/EUR |
−0.134 |
0 |
銀/ポンド XAG/GBP |
−0.2 |
0 |
銀/米ドル XAG/USD |
−0.301 |
0 |
金/豪ドル XAU/AUD |
−25.3 |
0 |
金/ ユーロ XAU/EUR |
−9.998 |
0 |
金/ポンド XAU/GBP |
−15.328 |
0 |
金/米ドル XAU/USD |
−24 |
0 |
パラジウム/米ドル XPD/USD |
−0.1 |
0 |
プラチナ/米ドル XPT/USD |
−0.1 |
0 |
出典:Exness
次は、エネルギー銘柄のスワップポイント一覧を見ていきましょう。
エネルギー銘柄のスワップポイント一覧
Exnessのエネルギー銘柄のスワップポイント一覧は、以下のとおりです。
【エネルギー銘柄のスワップポイント】
取引銘柄 |
買いスワップ |
売りスワップ |
---|---|---|
ブレント原油 UKOIL |
−5.83 |
−5.83 |
原油 USOIL |
−6.41 |
−4.81 |
天然ガス/米ドル XNG/USD |
−7 |
0 |
出典:Exness
Exnessの株価指数(インデックス)、個別株式、仮想通貨のスワップポイントは、いつでもスワップフリー対象銘柄となっているため、スワップポイントの発生はありません。
Exness(エクスネス)のスワップポイント確認方法と計算方法
Exnessの銘柄別のスワップポイント一覧を紹介しました。
本項では、スワップポイントの確認方法と計算方法を解説していきます。
まずは、スワップポイントの確認方法から見ていきましょう。
スワップポイント確認方法
Exnessのスワップポイント確認方法は、公式サイトから確認する方法とMT4/MT5から確認する方法があります。
公式サイトから確認する方法は、以下の手順で進めていきます。
1.公式サイトにアクセス
まずは、公式サイトにアクセスしましょう。
2.「口座と金融商品」を選択
公式サイト上部にある「口座と金融商品」を選択します。
3.調べたい取引銘柄のカテゴリーを選択
確認したい取引銘柄のカテゴリーを選びましょう。
4.表示された候補の中から検索
カテゴリーを選んだら、取引銘柄一覧が表示されるので、確認したい銘柄のスワップポイントが確認できます。
次は、MT4/MT5から確認する方法を解説していきます。
1.MT4/MT5を起動
まずは、MT4/MT5を起動しましょう。
2.「表示」から「気配値表示」を選択
上部メニューにある「表示」をクリックし、「気配値表示」を選択します。
3.候補から取引銘柄を選択
「気配値表示」をクリックすると、取引銘柄が表示されるので、確認したい取引銘柄に合わせて右クリックしましょう。
4.「仕様」をクリック
取引銘柄に合わせて右クリックしたら、「仕様」を選択します。
「仕様」を選択することで、取引条件が表示され、その中から「買いスワップ」と「売りスワップ」を確認することができます。
以上がExnessでのスワップポイント確認方法です。
次に、スワップポイントの計算方法を見ていきましょう。
スワップポイント計算方法
Exnessのスワップポイントの金額を計算する方法には、手動で計算する方法と公式サイトの計算ツールを使う方法があります。
まずは、手動で計算する方法から解説していきます。
基本的にスワップポイント金額は、表示されているスワップポイントの単位が取引銘柄の右側の通貨となります。
したがって、日本円に換算したい場合は、日本円とのレートを掛ける要領で求めることになるでしょう。
スワップポイント金額を求めるための計算式は以下のとおりです。
【スワップポイント金額】=スワップポイント × 銘柄右側のレート
実際に、以下の例で計算してみましょう。
・豪ドル/米ドル(AUD/USD)を1ロット、ロングでエントリーした場合の1日あたりに付与されるスワップポイント
【スワップポイント】12.3 【レート】1ドル:130円
スワップポイント金額=12.3 × 130(円) = 1,599(円)
計算の結果、上記の条件では1日あたり1,599円のスワップポイントが付与されることになります。
例で計算したのは、円が絡んでいない通貨ペアですが、Exnessではクロス円や特定の通貨ペアのスワップポイント金額の計算になると、銘柄によって計算倍率が変わってきます。
取引銘柄ごとの計算倍率は以下のとおりです。
【取引銘柄ごとの計算倍率】
計算倍率 |
通貨ペア |
---|---|
0.1倍 |
XAU/EUR、XAU/AUD、XAU/GBP |
5倍 |
XAG/USD、XAG/AUD、XAG/GBP、XAG/EUR |
10倍 |
MXN/JPY、PLN/JPY、USD/THB、USD/RUB、TRY/DKK |
100倍 |
USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY、NZD/JPY、 TRY/JP、 SGD/JPY、ZAR/JPY、DKK/JPY、USD/HUF、CAD/JPY、CHF/JPY、HKD/JPY、NOK/JPY、SEK/JPY |
これらの通貨ペアのスワップポイントを計算する場合は、通貨ペアごとに決められた計算倍率を掛けて求めるようにします。
公式サイトのスワップポイント計算ツールの使用手順は以下のとおりです。
1.公式サイトにアクセス
2.上部メニューの右側にある「ツール」を選択
3.「取引計算ツール」を選択
4.必要情報の入力
5.「計算」をクリック
以上の手順で、公式サイトのスワップポイント計算ツールが利用できます。
必要情報には口座タイプ、金融商品、ロット、レバレッジ、口座通貨をそれぞれ入力しましょう。
計算結果は「買いスワップ」と「売りスワップ」だけではなく、必要証拠金やpips利益なども確認できます。
Exness(エクスネス)でマイナススワップにならない通貨ペア
Exnessのスワップポイントの確認方法と計算方法を解説してきました。
Exnessのスワップポイントは、全体的にマイナススワップが多い傾向にあります。
したがって、長期的にポジションを保有する上では、マイナススワップにならない通貨ペアを選び、マイナススワップが大きい通貨ペアを選ばないことが大切といえるでしょう。
そこで、Exnessでマイナススワップにならない通貨ペアとマイナススワップが大きい通貨ペアをそれぞれ紹介していきます。
マイナススワップにならない通貨ペア
Exnessのマイナススワップにならない通貨ペアとスワップ金額は以下のとおりです。
【マイナススワップにならなない通貨ペア】
取引銘柄 |
ポジション |
スワップ金額 |
---|---|---|
米ドル/日本円 USD/JPY |
ロング |
0円 |
ユーロ/日本円 EUR/JPY |
ロング |
0円 |
ユーロ/米ドル EUR/USD |
ショート |
0円 |
ポンド/日本円 GBP/JPY |
ロング |
0円 |
ポンド/米ドル GBP/USD |
ショート |
0円 |
豪ドル/日本円 AUD/JPY |
ロング |
0円 |
豪ドル/カナダドル AUD/CAD |
ショート |
0円 |
ニュージーランド・ドル/日本円 NZD/JPY |
ロング |
0円 |
ニュージーランド・ドル/メキシコ・ペソ NZD/MXN |
ショート |
0円 |
カナダドル/日本円 CAD/JPY |
ロング |
0円 |
スイスフラン/シンガポールドル CHF/SGD |
ショート |
0円 |
スイスフラン/日本円 CHF/JPY |
ロング |
0円 |
USドルインデックス DXYm |
ロング |
0円 |
Exnessの通貨ペアのスワップポイントの特徴として、マイナススワップが大きいことからスワップポイントで収益をあげるというよりも、純粋に為替差益による収益化を狙うトレードに適しています。
そういった長期トレードで利益を減らさないためにも、上記で紹介したマイナススワップが発生しない通貨ペアを中心に選ぶようにします。
次に、Exnessの取引銘柄の中でもマイナススワップが大きい通貨ペアを見ていきましょう。
マイナススワップが大きい通貨ペア
Exnessのマイナススワップが大きい通貨ペアは以下のとおりです。
【マイナススワップが大きい通貨ペア】
取引銘柄 |
ポジション |
スワップポイント |
スワップ金額 |
---|---|---|---|
ブレント原油 UKOIL |
ショート |
−7.73 |
10,405円 |
天然ガス XNG/USD |
ロング |
−7 |
9,423円 |
スイスフラン/メキシコペソ CHF/MXN |
ロング |
‐66.805 |
-4,876円 |
ポンド/メキシコペソ GBP/MXN |
ロング |
−59.376 |
4,337円 |
ユーロ/メキシコペソ EUR/MXN |
ロング |
−52.842 |
3,859円 |
スイスフラン/南アフリカランド CHF/ZAR |
ロング |
−39.222 |
2,908円 |
米ドル/メキシコペソ USD/MXN |
ロング |
−35.326 |
2,579円 |
豪ドル/メキシコペソ AUD/MXN |
ロング |
−34.975 |
2,554円 |
ユーロ/南アフリカランド EUR/ZAR |
ロング |
−34.047 |
2,525円 |
カナダドル/メキシコペソ CAD/MXN |
ショート |
−31.389 |
2,292円 |
※取引量:1ロットあたり
Exnessで最もマイナススワップが大きい取引銘柄は、ブレント原油(UKOIL)の10,405円となっています。
次いで、天然ガス(XNG/USD)のマイナススワップが9,423円と大きく、通貨ペアよりもエネルギー銘柄が目立ちました。
単純にスワップポイントの数値が高いだけで、マイナススワップが大きくなるとの判断はできないようです。
Exness(エクスネス)の賢いスワップフリー活用法
Exnessでマイナススワップが大きい通貨ペアなどを紹介しました。
マイナススワップとなる取引銘柄が多くなるExnessでは、他社ではあまり採用されていないスワップフリーが強みの1つといえるでしょう。
長期トレードにより利益を上げていくには、少しでもマイナススワップによる損失を押さえておきたいところです。
そこで、本項ではExnessの賢いスワップフリー活用法を以下の順に解説していきます。
・積極的にスワップフリー銘柄をチョイス
・余裕のある証拠金維持率
・決済タイミングでマイナスを回避
1つずつ見ていきましょう。
積極的にスワップフリー銘柄をチョイス
Exnessで長期トレードでは、積極的にスワップフリー銘柄をチョイスしましょう。
マイナススワップの発生銘柄が多いExnessの取引で長期トレードを行う場合、いかにしてマイナススワップを減らせるかが重要です。
そこにスワップフリー銘柄を取り入れることで、マイナススワップにより損失を生じることもなくなるでしょう。
取引したい銘柄がスワップフリー銘柄ではなく、優待スワップフリー銘柄の場合は、スワップフリーへ拡張されているかどうかの確認も行うようにします。
余裕のある証拠金維持率
Exnessの取引でスワップフリー銘柄を取り入れて、マイナススワップの発生を取り除いたら、次は証拠金維持率に余裕を持たせましょう。
長期トレードでは、ロスカットされることなくポジションを保有し続けることが大切です。
証拠金維持率が長期トレードに適していないと、本質とは異なる一時的な値動きによってロスカットされてしまうという状況にもなりかねません。
ある程度の値動きにも耐えられるように、証拠金維持率は広めに設定するようにしましょう。
決済タイミングでマイナスを回避
Exnessの長期トレードにおいて、スワップフリー銘柄や優待スワップフリー銘柄を選んでいない場合、決済タイミングでマイナスを回避することが重要です。
具体的には、マイナススワップが発生するロールオーバー前にポジションを決済するようにします。
毎日変動するスワップポイントですが、マイナススワップが大きくなっていく状況では、ポジション決済しておいた方が損失を減らせる場合があるでしょう。
そのためにも、ポジション保有中における毎日のスワップポイント確認は欠かすことができません。
Exness(エクスネス)のスワップポイントの注意点
Exnessのスワップフリー活用方法を解説しました。
本項では、スワップポイントの注意点を以下の順に解説していきます。
・スプレッド幅を意識する
・変動次第でマイナスになることもある
1つずつ見ていきましょう。
スプレッド幅を意識する
Exnessのスワップポイントの注意点として、スプレッド幅を意識しておく必要があります。
エントリーした瞬間に発生するスプレッド幅が広いと、スプレッド分の回収が負担になります。
そのため、長期トレードでは、なるべくスプレッド幅を狭くすることが大切です。
スプレッド幅が狭い銘柄の選定はもとより、スプレッドが狭くなるタイミングなど、エントリー時にスプレッド幅が狭くなるように意識するだけでも、スプレッド分回収のための負担は軽くなるでしょう。
変動次第でマイナスになることもある
Exnessの長期トレードにおいて、変動次第で溜まったスワップポイントがマイナスになることも考えておく必要があります。
為替変動は誰にも読めません。
したがって、いくらスワップポイントが溜まっていたとしても、為替変動による損失で収益がマイナスになるリスクはつきものです。
逆に、マイナススワップが多くても、為替差益による収益がプラスになることで、総収益がプラスに転じる可能性も考えられます。
常に為替変動リスクがスワップポイントを含めた収益へ与える影響を考えておくようにしましょう。
Exness(エクスネス)のスワップポイントに関するQ&A
Exnessのスワップポイントの注意点を解説してきました。
スワップポイントに関して想定される疑問点を以下の順にQ&A形式で紹介していきます。
・Exnessのスワップフリーレベルの優待とは何ですか?
・スワップフリーの拡張の条件は決められていますか?
・Exnessの手数料はいくらですか?
・入金はいくらからできますか?
・Exnessの仮想通貨のスプレッドはどれくらいですか?
・Exnessの取引時間を教えてください
1つずつ見ていきましょう。
Exnessのスワップフリーレベルの優待とは何ですか?
Exnessの優待スワップフリーレベルとは、2つあるスワップフリーレベルのうちの1つで、一定の取引条件を満たすことでスワップフリー銘柄に移行するスワップフリーレベルのことをいいます。
スワップフリーでの取引に条件が必要のないレベルは、スタンダードスワップフリーと呼ばれており、仮想通貨や株式、ゴールド/米ドル(XAU/USD)などがスワップフリーの対象銘柄となっています。
スワップフリーの拡張の条件は決められていますか?
優待スワップフリーレベルにおける拡張の条件はExnessから公表されていませんが、ある程度の取引量を満たせば自動的にスワップフリーに移行するでしょう。
対象銘柄がスワップフリーに移行したかどうかは、マイアカウントの「設定」から確認できます。
Exnessの取引手数料はいくらですか?
Exnessの取引手数料は、口座タイプ(ロースプレッド口座、ゼロ口座)と取引銘柄によって変わってきます。
メジャー通貨ペアにおける100,000通貨あたりのロースプレッド口座の取引手数料は、片道平均3.5ドルで、ゼロ口座は片道平均3.5~5ドル程度の取引手数料が発生するでしょう。
また、ロースプレッド口座は銘柄による違いはありませんが、ゼロ口座の取引手数料は銘柄ごとに大きく変わってきます。
ゼロ口座の銘柄ごとの100,000通貨あたりの取引手数料は、以下のとおりです。
【貴金属】:片道147.5~212.5ドル
【エネルギー】:片道19~35ドル
【株式CFD】:片道1.03~1.125ドル
【株価指数CFD】:片道0.65~2.25ドル
【仮想通貨CFD】:片道3.5~7.5ドル
ゼロ口座における通貨ペア以外の取引手数料は、株式CFDや株価指数CFDが低めとなっているものの、他銘柄はロースプレッド口座に比べて高めとなっています。
入金はいくらからできますか?
Exnessでは全ての入金方法において、約10ドルから入金が可能です。
入金方法には、銀行送金、クレジットカード/デビットカード、仮想通貨、オンラインウォレットと多様な入金方法が準備されているため、Exnessでの入金に困ることはないでしょう。
Exnessの入金に関して詳しく知りたい方は、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Exnessの入金手段・方法を徹底解説!手数料や反映時間も紹介
Exnessの仮想通貨のスプレッドはどれくらいですか?
Exnessにおける仮想通貨のスプレッドは、口座タイプによって変わりますが、約140~400pipsの間となっています。
以下、口座タイプごとの仮想通貨のスプレッドです。
【スタンダード口座】:約400pips
【ロースプレッド口座】:約150pips
【ゼロ口座】:約150pips
【プロ口座】:約250pips
Exnessのスプレッドに関して詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Exnessのスプレッド一覧。口座ごとにスプレッドを比較してご紹介!
Exnessの取引時間を教えてください
Exnessの取引時間は以下のとおりです。
【Exnessの取引時間】
取引時間 |
|
---|---|
夏時間 |
月曜日午前6時00分~土曜日午前5時59分 |
冬時間 |
月曜日午前7時00分~土曜日午前6時59分 |
なお、上記の取引時間は、いずれも日本時間となっています。
まとめ
ここまで、Exnessのスワップポイントの基本情報から銘柄別一覧、確認計算方法やスワップフリー活用法などを解説してきました。
Exnessのスワップポイントにはマイナススワップが多く、スワップポイント狙いのトレードには適していません。
そのため、Exnessで長期トレードをする際はスワップフリーシステムを活かして、いかにマイナススワップを減らしていくかが重要となってきます。
Exnessの強みでもあるスワップフリーを上手く活用すれば、どれだけ長期ポジションをとってもマイナススワップのリスクは無くなります。
記事で紹介したスワップフリー活用法や注意点をExnessでの長期トレードに取り入れることで、マイナススワップによる損失を軽減できるでしょう。