

「BigBossのスワップポイントってどうなってるの?」
「スワップポイントの仕組みやルールが知りたい」
「BigBossで稼げる通貨ペアはある?」
BigBossのスワップポイントに関して、このような考えをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
スワップポイントを狙った取引では銘柄選定の段階で、稼げる通貨と稼げない通貨の見極めをしなければいけません。
本記事では、BigBossのスワップポイントの基本情報をはじめ、取引銘柄ごとのスワップポイント一覧や計算方法、稼ぐコツ等を詳しく解説しています。
記事を読み終える頃には、BigBossのスワップポイントを根本から理解でき、スワップポイントを活かして稼ぐ方法が身についているでしょう。
BigBossでの長期トレードのお供に、ぜひご一読ください。
BigBossのスワップポイント基本情報
まずは、BigBossのスワップポイントの基本情報から解説していきます。
BigBossの基本情報に入る前提として、基本的なスワップポイントの意味を押さえておきましょう。
取引する2国間の通貨ペアの金利差によって発生する為替差益をいいます。
スワップポイントは、ポジションを保有している限り、毎日発生するものです。
スワップポイントがプラススワップであれば収益に、マイナススワップであれば損失として損益に反映されていきます。
スワップポイントの付与タイミングは、海外FX業者によって異なります。
また、土日はマーケットが休場となることから、1日1回付与されているスワップポイントは別日にまとめて付与されるでしょう。
土日分のスワップポイントがまとめて付与される日は、付与タイミングと同じようにFX業者ごとに定められています。
BigBossでは、スワップポイントの付与タイミングや土日分が付与される日はどうなっているのでしょうか。
それでは、BigBossのスワップポイントの基本情報を、以下の順に紹介していきます。
・BigBossのスワップポイント付与タイミング
・暗号資産の付与タイミング
・BigBossでは水曜日にスワップポイントが3倍
1つずつ見ていきましょう。
BigBossのスワップポイント付与タイミング
BigBossのスワップポイント付与タイミングは営業日の朝のロールオーバーのタイミングとなっています。
保有しているポジションを、日を跨いで翌日に持ち越すことをいいます。
翌日への持ち越しは、ポジションを保有した状態で当日のセッション終了時間を跨ぐことで確定します。
BigBossでのロールオーバーのタイミングは営業日のセッション時間となりますから、午前6時(冬時間:午前7時)です。
例として、金曜日にポジションを保有した場合を見てみましょう。
金曜日のロールオーバーのタイミングは、セッション終了時間である土曜日の午前6時(冬時間:午前7時)となります。
すなわち、実質は土曜日の午前6時(冬時間:午前7時)を越えることで、金曜日分のスワップポイントが付与されるということです。
暗号資産の付与タイミング
BigBossでの暗号資産の取引は、通貨ペアやその他のCFD銘柄とは異なり、365日全ての日に取引できるようになっています。
したがって、土日分であっても関係なくスワップポイントが付与されるでしょう。
なお、暗号資産のスワップポイントは、1日3回(8時間ごとの調達コスト)に分けて付与されるため、通貨ペアやCFD銘柄とのタイミングの違いに気を付けておく必要があります。
暗号資産のスワップポイント付与タイミングは、次のとおりです。
【1回目】:午前5時05分
【2回目】:午後13時05分
【3回目】:午後21時05分
ご覧のとおり、暗号資産のスワップポイントの付与タイミングは、セッション終了時間とは全く関係のない時間となっています。
土日に関しても平日と変わらず、上記の時間で付与されるでしょう。
BigBossでは水曜日にスワップポイントが3倍
BigBossでは水曜日にスワップポイントが3倍となります。
土日分にたまっていたスワップポイントを受け取れるためです。
水曜日のセッション終了時なので、実際のところは木曜日の午前6時(冬時間:午前7時)に受け取れるでしょう。
あくまでも水曜日のセッション終了時に受け取れる3倍のスワップポイントは、土日分です。
土日にポジションを保有していない状態での月曜日や火曜日からのエントリーでは、土日を跨いでいないため、3倍分のスワップポイントは発生しません。
水曜日にスワップポイントが3倍付与されるからといって、直前からポジションを仕込んでも3倍は受け取れないため注意しましょう。
BigBossの各銘柄別スワップポイント一覧
BigBossのスワップポイントの基本情報を解説しました。
本項では、BigBossの各銘柄別のスワップポイントを以下のとおり紹介していきます。
・通貨ペアのスワップポイント
・貴金属、エネルギーのスワップポイント
・株価指数のスワップポイント
・仮想通貨のスワップポイント
1つずつ見ていきましょう。
通貨ペアのスワップポイント
まずは、通貨ペアのスプレッドから紹介していきます。
メジャー通貨とマイナー通貨のスワップポイントは以下のとおりです。
【メジャー通貨のスワップポイント】
取引銘柄 |
買いスワップ |
売りスワップ |
---|---|---|
米ドル/日本円 USD/JPY |
3.19 |
-10.87 |
ユーロ/日本円 EUR/JPY |
1.47 |
-11.60 |
ポンド/日本円 GBP/JPY |
2.38 |
-15.47 |
豪ドル/日本円 AUD/JPY |
1.48 |
-11.90 |
ニュージーランド・ドル/日本円 NZD/JPY |
3.82 |
-11.95 |
カナダドル/日本円 CAD/JPY |
6.84 |
-15.84 |
スイスフラン/日本円 CHF/JPY |
-6.54 |
-7.46 |
ユーロ/米ドル EUR/USD |
-9.76 |
3.46 |
ポンド/米ドル GBP/USD |
-6.97 |
-1.22 |
豪ドル/米ドル AUD/USD |
-4.07 |
0.04 |
ニュージーランド・ドル/米ドル NZD/USD |
-2.94 |
-0.62 |
ユーロ/ポンド EUR/GBP |
-7.20 |
0.02 |
ポンド/豪ドル GBP/AUD |
-8.40 |
-10.52 |
米ドル/カナダドル USD/CAD |
-3.59 |
-4.78 |
米ドル/スイスフラン USD/CHF |
7.97 |
-13.73 |
出典:BigBoss
メジャー通貨の中では、カナダドル/日本円(CAD/JPY)とポンド/日本円(GBP/JPY)の売りスワップが15を越えており、他通貨と比べて大きくなっています。
取引量が多いユーロ/米ドル(EUR/USD)では買いスワップが-9.76、米ドル/日本円(USD/JPY)の売りスワップは-10.87と高い傾向にあります。
長期ポジションを保有する場合のマイナススワップ発生には気を付けましょう。
BigBossのマイナー通貨のスワップポイントは、以下のとおりです。
【マイナー通貨のスワップポイント】
取引銘柄 |
買いスワップ |
売りスワップ |
---|---|---|
ユーロ/スイスフラン EUR/CHF |
0.76 |
-8.87 |
ユーロ/ニュージーランド・ドル EUR/NZD |
-19.49 |
-2.00 |
米ドル/トルコリラ USD/TRY |
-979.61 |
-77.61 |
米ドル/シンガポールドル USD/SGD |
-9.08 |
-14.58 |
米ドル/南アフリカランド USD/ZAR |
-26.46 |
-1.51 |
カナダドル/スイスフラン CAD/CHF |
4.72 |
-11.00 |
豪ドル/カナダドル AUD/CAD |
-5.95 |
-1.20 |
豪ドル/スイスフラン AUD/CHF |
1.86 |
-7.94 |
ポンド/ニュージーランド・ドル GBP/NZD |
-11.68 |
-9.18 |
ポンド/スイスフラン GBP/CHF |
3.44 |
-15.22 |
トルコリラ/円 TRY/JPY |
0.53 |
-0.67 |
出典:BigBoss
BigBossのマイナー通貨の中では、プラススワップが大きく期待できそうな通貨ペアは見当たらないようです。
なお、マイナー通貨ペアにおけるマイナススワップは、米ドル/トルコリラ(USD/TRY)の買いスワップが-979.61と圧倒的に高くなっています。
次いで、米ドル/南アフリカランド(USDZAR)の買いスワップが-26.46と高いため気を付けましょう。
貴金属、エネルギーのスワップポイント
BigBossの貴金属、エネルギーのスワップポイントは以下のとおりです。
【貴金属・エネルギー銘柄のスワップポイント】
取引銘柄 |
買いスワップ |
売りスワップ |
---|---|---|
金/米ドル GOLD/USD |
-15.22 |
5.24 |
銀/米ドル SILVER/USD |
-2.43 |
0.66 |
WTI原油 OILWTI/USD |
2.70 |
-3.43 |
OILUK/USD ブレント原油 |
5.39 |
-6.18 |
出典:BigBoss
BigBossの貴金属・エネルギー銘柄のプラススワップは、金/米ドル(GOLD/USD)の売りで5.24、OILUK/USD(ブレント原油)の買いが5.39となっています。
次は、株価指数のスワップポイントを見ていきましょう。
株価指数のスワップポイント
BigBossの株価指数のスワップポイントは以下のとおりです。
【株価指数のスワップポイント】
取引銘柄 |
買いスワップ |
売りスワップ |
---|---|---|
日経225 JP225 |
-2.21 |
-2.27 |
香港ハンセン指数 HSI50/HKD |
-2.07 |
-0.63 |
S&P500 US500 |
-0.62 |
0.00 |
ナスダック UT100 |
-1.80 |
0.00 |
ダウ30 US30 |
-5.34 |
0.02 |
イギリス100 UK100_GBP |
-1.19 |
-0.01 |
ドイツ30 DAX40_EUR |
-1.62 |
-0.59 |
出典:BigBoss
BigBossの株価指数では、ほとんど全ての銘柄のスワップポイントが「買い」と「売り」のどちらもマイナススワップになる傾向にあります。
とくに、ダウ30(US30)のスワップポイントが-5.34と株価指数の中でも大きめの数値となっています。
次は、仮想通貨のスワップポイントを見ていきましょう。
仮想通貨のスワップポイント
BigBossの仮想通貨のスワップポイントは以下のとおりです。
【仮想通貨のスワップポイント】
取引銘柄 |
買いスワップ |
売りスワップ |
---|---|---|
ADAJPYT カルダノ/テザー円 |
-1.09 |
0.95 |
AXSJPYT アクシーインフィニティ/テザー円 |
0.02 |
-2.51 |
ビットコイン/テザー米ドル BTC/USD |
-30.30 |
30.19 |
ビットコイン/テザー円 BTC/JPYT |
-31.54 |
31.35 |
イーサリアム/テザー米ドル ETH/USDT |
-2.43 |
2.30 |
イーサリアム/テザー円 ETH/JPYT |
0.07 |
-1.37 |
ビットコインキャッシュ/テザー円 BCH/JPYT |
-0.02 |
-2.22 |
ビットコインキャッシュ/テザー米ドル BCH/USDT |
-0.01 |
-1.58 |
ライトコイン/テザー円 LTC/JPYT |
-0.06 |
-0.73 |
ライトコイン/テザー米ドル LTC/USDT |
0.00 |
-0.49 |
イオス/テザー米ドル EOS/USDT |
0.00 |
-1.40 |
ユニスワップ/テザー米ドル UNI/USDT |
0.02 |
-0.81 |
リップル/テザー米ドル XRP/USDT |
-0.28 |
0.14 |
ステラルーメン/テザー米ドル XLM/USDT |
0.00 |
-1.00 |
出典:BigBoss
1日に3回のスワップポイントが受け取れるBigBossの仮想通貨では、取引量が多いビットコイン銘柄のプラススワップが大きい傾向にあります。
ビットコイン銘柄のプラススワップは、ビットコイン/テザー円(BTC/JPYT)の売りスワップで31.35、ビットコイン/テザー米ドル(BTC/USD)の売りスワップが30.19となっています。
BigBossのスワップポイント確認方法と計算方法
BigBossの取引銘柄ごとのスワップポイントを紹介してきました。
BigBossでは、自分でスワップポイントを確認したり、計算することができます。
そこで本項では、BigBossにおけるスワップポイントの確認方法と計算方法をそれぞれ解説していきます。
まずは、スワップポイントの確認方法から見ていきましょう。
BigBossのスワップポイント確認方法
BigBossのスワップポイント確認方法は、「公式サイトから確認する方法」と「MT4上からの確認方法」の2パターンがあります。
公式サイトからスワップポイントを確認するには、公式サイト上のスワップポイント公開用ページから確認できます。
公式サイトが提供しているスワップポイント公開用ページへの進み方は、以下の3ステップです。
1.公式サイトへアクセス
2.「取引」をクリック
3.「BigBossのスワップ」をクリック
MT4からのスワップポイント確認方法は、以下の3ステップとなります。
1.MT4を起動
まずは、MT4を起動しましょう。
2.気配値表示から銘柄を選択
気配値表示からスワップポイントを確認したい取引銘柄に合わせて右クリックします。
3.「仕様」をクリック
「仕様」をクリックすると取引条件画面が表示され、画面上から確認したい取引銘柄のスワップポイントを確認できるでしょう。
紹介したBigBossのスワップポイント確認方法は、それぞれお好みに合わせてご確認ください。
BigBossのスワップポイント計算方法
BigBossのスワップポイント計算方法を解説していきます。
BigBossのスワップポイントは、確認した取引銘柄のスワップポイントに取引銘柄右側の通貨レートを掛けることで算出できます。
【スワップポイント金額】=【スワップポイント】 × 【取引銘柄右側の通貨レート】
例えば、ドル円(レート:130円、スワップポイント:3.19)1ロットでロングポジションを保有した場合に発生するスワップポイント金額は次のとおりです。
【スワップポイント金額】=3.19 × 130(円) = 414.7(円)
上記計算結果から、ドル円1ロットをロングポジションで保有した場合の1日あたりに発生するスワップポイント金額は、約417円となるでしょう。
BigBossのスワップポイントで稼げる通貨ペア
BigBossのスワップポイントや確認方法、計算方法を紹介してきました。
ここからは、スワップポイント狙いのトレードの参考としていただけるよう、BigBossのスワップポイントで稼げる通貨ペアと稼げない通貨ペアをそれぞれ紹介していきます。
まずは、BigBossのスワップポイントで稼げる通貨ペアから見ていきましょう。
稼げる通貨ペア
BigBossの通貨ペアでスワップポイントが高い通貨ペアは以下の通りです。
【プラススワップが大きい通貨ペア】
通貨ペア |
ポジション |
スワップポイント |
|
---|---|---|---|
1 |
米ドル/スイスフラン (USD/CHF) |
ロング |
7.97 |
2 |
カナダドル/日本円 (CAD/JPY) |
ロング |
6.85 |
3 |
カナダドル/スイスフラン CAD/CHF |
ロング |
4.72 |
4 |
ニュージーランド・ドル/日本円 (NZD/JPY) |
ロング |
3.82 |
5 |
米ドル/日本円 USD/JPY |
ロング |
3.19 |
6 |
ポンド/日本円 GBP/JPY |
ロング |
2.36 |
BigBossの取引銘柄の中で、とくにプラススワップが大きい3つの取引銘柄を計算していきましょう。
【米ドル/スイスフラン(USD/CHF)】ロング
【カナダドル/日本(CAD/JPY)】ロング
【カナダドル/スイスフラン(CAD/CHF)】ロング
最もプラススワップが高い通貨ペアは、米ドル/スイスフラン(USDCHF)のロングポジションです。
1ロットのポジションを保有した際(1ドル:0.90スイスフラン、1スイスフラン:145円)、1日に約1,000円のスワップポイントを受け取れるでしょう。
次にスワップポイントが高い通貨ペアはカナダドル/日本(CADJPY)で、1ロットのロングポジション(1カナダドル:100円)を保有した場合、1日のスワップポイントは約685円となります。
カナダドル/スイスフラン(CAD/CHF)のロングポジションでは、1ロット保有(1カナダドル:0.69、1スイスフラン:145円)では、約480円が受け取れます。
稼げない通貨ペア
BigBossの通貨ペアでマイナススワップが大きい通貨ペアを見ていきましょう。
マイナススワップが大きい通貨ペアは以下のとおりです。
【マイナススワップが大きい通貨ペア】
通貨ペア |
ポジション |
スワップポイント |
|
---|---|---|---|
1 |
米ドル/トルコリラ (USD/TRY) |
ロング |
-979.61 |
2 |
米ドル/ロシアルーブル (USD/RUB) |
ロング |
-815.94 |
3 |
米ドル/ノルウェークローネ USD/NOK |
ショート |
-119.58 |
4 |
ノルウェー・クローネ/日本円 NOK/JPY |
ショート |
-119.57 |
5 |
米ドル/メキシコペソ USD/MXN |
ロング |
-67.71 |
6 |
米ドル/南アフリカランド USD/ZAR |
ロング |
-26.46 |
BigBossの取引銘柄の中で、とくにマイナススワップが高い3つの金額を計算していきましょう。
【米ドル/トルコリラ(USD/TRY)】ロング
【米ドル/ロシアルーブル(USD/RUB)】ロング
【米ドル/ノルウェークローネ(USD/NOK)】ショート
最もマイナススワップが大きいのは、米ドル/トルコリラ(USD/TRY)のロングです。
米ドル/トルコリラ(USD/TRY)のロングを1ロット(1米ドル:18.85トルコリラ、1トルコリラ:7.1円)保有した場合、1日あたり約120,000円のマイナススワップが発生するでしょう。
米ドル/ロシアルーブル(USD/RUB)のロングを1ロット保有(1米ドル:74ロシア・ルーブル、1ロシアルーブル:1.81円)すると、1日に約100,000円のマイナススワップが発生します。
米ドル/ノルウェークローネ(USD/NOK)のショートを1ロット保有(1米ドル:10.17ノルウェークローネ、1ノルウェー・クローネ:13.13円)した場合のマイナススワップは、1日あたり約15,800円となります。
トルコリラとロシアルーブルのスワップポイントは、地政学的要因により、取引には皆無といっていいほど異常な数値を示しています。
今後の変動も激しいことが予想されるため、取引する際は気を付けましょう。
スワップポイントで稼ぐコツ4選
BigBossのスワップポイントで、プラススワップが大きい通貨ペアとマイナススワップが大きい通貨ペアを紹介してきました。
ここからは、BigBossのスワップポイントで稼ぐコツを以下の順に4つ紹介していきます。
1.プラススワップを狙う
2.レバレッジを考慮する
3.証拠金維持率に余裕をもつ
4.スプレッドが狭い銘柄を狙う
1つずつ見ていきましょう。
1.プラススワップを狙う
はじめに紹介するスワップポイントで稼ぐコツは、プラススワップを狙うことです。
スワップポイントは、買いと売りでプラスになる場合もあれば、マイナスになる場合もあります。
もし、誤ってマイナススワップを保有し続けていると、損失も溜まってしまいます。
長期ポジションの保有によりスワップポイントを獲得したい場合は、マイナススワップとなり得るポジション保有は避け、プラススワップを狙うようにしましょう。
2.レバレッジを考慮する
スワップポイントでコツコツ利益をあげていくためには、レバレッジを考慮しなければいけません。
BigBossのレバレッジは、海外FX業者の中でも高い基準にあります。
このため、少しでもスワップポイントを多く獲得しようとレバレッジを上げ過ぎると、スワップポイントを獲得するどころか、ロスカットされる可能性も出てきます。
資金に対して、長期のポジション保有に見合ったレバレッジ設定を意識するようにしましょう。
3.証拠金維持率に余裕をもつ
次に紹介するスワップポイントで稼ぐコツは、証拠金維持率に余裕をもつことです。
長期的にスワップポイントを獲得していくには、ロスカット確率を下げる必要があるでしょう。
スワップポイントで収益を得たい場合、利益を狙うよりポジションを保有し続けることが大切です。
BigBossでは、ロスカット水準が証拠金維持率20%となっています。
短期トレードや中期トレード時のように証拠金維持率を500%以下に設定しておくと、耐えられる値幅が限定され、ポジションを長期で保有できません。
ロスカットされる可能性を低く保つためには、証拠金維持率が約1,000%前後あれば、一定の含み損にも耐えることができるでしょう。
4.スプレッドが狭い銘柄を狙う
BigBossのスワップポイントで稼ぐコツとして、スプレッドが狭い銘柄を狙う必要があります。
スプレッドは取引の際に発生する手数料なので、スワップポイントで収益化する前に、まずはスプレッド分をカバーしなければいけません。
その状況下でスプレッド幅が広いと、スワップポイントでスプレッド分を回収するだけで数週間かかってしまうこともあるでしょう。
スワップポイントの大きさも大事ですが、スプレッドとのバランスを把握するようにすると、効率的なスワップポイントの収益化が見込めます。
BigBossのスワップポイントのデメリット
BigBossのスワップポイントで稼ぐコツを解説してきました。
スワップポイントにより収益をあげていくには、デメリットを押さえておくことで、余計な損失を回避できます。
そこで本項では、BigBossのスワップポイントのデメリットを以下の順に紹介していきます。
・スワップポイントのみの出金は不可
・変動によりマイナスになる可能性
・スワップポイントも課税対象
1つずつ見ていきましょう。
スワップポイントのみの出金は不可
はじめに紹介するBigBossのスワップポイントのデメリットは、スワップポイントのみの出金ができない点です。
スワップポイントを出金したい場合は、一旦、保有中のポジションを決済しなければいけません。
なお、スワップポイントを出金したいからといって、安易にポジション決済すると利益が少なくなる可能性もあります。
決済タイミングは、できるだけ利益は大きく、損失が少ないタイミングで行うようにします。
一部の国内FX業者では、スワップポイントのみの出金に対応しているFX業者もありますが、BigBossでは対応していないため気を付けましょう。
変動によりマイナスになる可能性
次に紹介するスワップポイントのデメリットとして、決済後の損益が変動によりマイナスになる可能性があげられます。
スワップポイントにより収益をあげるためには、ポジションを保有し続ける必要があります。
ポジション保有中、相場の価格変動によっては、大きな含み損が発生するパターンも想定されます。
含み損が大きくなると、獲得していたスワップポイントを上回ることで、損益がマイナスになる可能性が出てくるでしょう。
スワップポイントの獲得状況と変動による損益のバランスを見極めつつ、状況に合わせてポジションホールドの判断をしていくことが大切です。
スワップポイントも課税対象
BigBossで獲得したスワップポイントは課税対象となります。
課税対象となるタイミングは、保有中のポジションを決済したタイミングです。
決済前に付与されているスワップポイントは、FXの損益に対する課税ルールと同じく課税対象とはなりません。
年末年始など、年間の課税所得が決定する際のポジション決済に関しては、年間収益の状況を見ながらポジションの手仕舞いを検討するようにしましょう。
そうすることで、節税対策にもつながります。
そのほか、海外FXの確定申告等に関しては以下の記事で解説していますので、興味のある方は参考にしてみてください。
海外FXは損益通算できない?確定申告の3つのポイントも徹底解説!
BigBossのスワップポイントに関する質問
BigBossのスワップポイントで稼ぐコツやデメリットを解説してきました。
本項では、スワップポイントに関しての疑問点をQ&A形式で以下の順に紹介していきます。
・スワップポイント3倍デーはいつですか?
・BigBossのスワップ狙いに適した証拠金維持率教えてください
・スワップポイントが0になるのはなぜですか?
それでは、1つずつ見ていきましょう。
スワップポイント3倍デーはいつですか?
BigBossのスワップポイント3倍デーは、毎週水曜日(営業日に限る)です。
毎週水曜日のセッション終了時に、土日分のスワップポイントがまとめて付与され3倍となるでしょう。
なお、水曜日のセッション終了時は、木曜日の午前6時(冬時間:午前7時)です。
BigBossのスワップ狙いに適した証拠金維持率を教えてください
スワップポイント狙いの取引には、約1,000%前後の証拠金維持率を設定しておくと良いでしょう。
スワップポイントが高い通貨ペアには新興国通貨が多く、ボラティリティが高い傾向にあります。
そのような環境で証拠金維持率が500%前後だと、取引銘柄によっては長期間のポジション保有が難しくなります。
ポジション保有する際の証拠金維持率は、ボラティリティに合わせながら柔軟に幅をもたせていくと良いでしょう。
スワップポイント表示が0になるのはなぜですか?
スワップポイント表示が0になる理由は、インターバンク市場のスワップポイント付与タイミングの表示に合わせている可能性があります。
インターバンク市場では、取引日の翌々営業日となるため、2日目経過までは「0」が表示され、経過と同時に「2」となります。
BigBossのスプレッド水準はどれくらいですか?
BigBossのスプレッド水準は他社と比べると広めです。
BigBossでは2種類の口座タイプ(スタンダード口座、プロスプレッド口座)があります。
事実上のスプレッド値は取引手数料が発生しないプロスプレッド口座の方が狭くなっているものの、取引手数料を加えた取引コストはどちらも同じ水準にあるようです。
したがって、どちらの口座タイプもスプレッドが広い傾向にあるでしょう。
BigBossのスプレッドは以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
BigBoss(ビッグボス)のスプレッド一覧と比較をご紹介!
まとめ
ここまで、BigBossの取引銘柄ごとのスワップポイントをはじめ、稼ぐコツやデメリット、計算方法などを解説してきました。
FXのインカムゲインにあたるスワップポイントは長い視点をもって、コツコツ微益を積み上げていく取引として位置付けられています。
そのため、BigBossでスワップポイント狙いの取引銘柄を選ぶ際には、本記事で紹介した稼ぐコツやデメリットに注意を払いつつ選定していくことが大切です。
スワップポイントと為替レートの変動、証拠金維持率などのバランスを見ながら、リスクを抑えた取引を心掛けることで、スワップポイントでの収益率を高めていけるでしょう。