

FXにおいて稼ぐ方法としては、裁量トレードなどで購入時と決済時の価格差を活かして取引する方法があります。
ただ、実際に裁量トレードを行なう場合は相場を見極めるだけのスキルと知識が必要であり、一筋縄ではいきません。
そこで、誰でも比較的簡単に稼げる方法としておすすめなのが、スワップポイントを狙った取引です。
ただポジションを保有しているだけで、スワップポイントを獲得して利益となるのが魅力的ですが、そもそもスワップポイントとはどのようなものなのでしょうか?
この記事では、主要な海外FX業者のスワップポイントを比較しつつ、スワップポイントで稼ぐ方法について解説します。
スワップポイントとは?
スワップポイントは、2つの通貨間の金利差のことを指します。
各国では、政策金利と呼ばれる、中央銀行が一般の銀行に融資する際の金利を決定しています。
中央銀行の金融政策によって政策金利が決定され、景気が良い場合には高く設定されて、景気が悪い場合には低く設定されるのが特徴です。
これによって、景気が良い時には預貯金やローンの金利が上がって、通貨の流通が抑えられます。
もし、景気が悪い場合には金利が低くなって、通貨の流通を促進する意味合いを持たせます。
これは、日本だけでなく世界各国で同様の政策が採られており、新興国ほど高めに設定されることが多いです。
FXの世界では、金利の高い国の通貨を買って、金利の低い国の通貨を売ることで発生する金利差で、利益を得ることが可能です。
例えば、米ドルを買って円を売るケースでは、日本よりアメリカの方が国の政策金利が高いこともあって、プラスの金利差が発生してスワップポイントに相当する金額を受け取ることができます。
またスワップポイントは固定されていないので、日々変動するので常に注目する必要があります。
各国の政策金利比較一覧
世界各国で、政策金利に違いがあると説明しましたが、具体的にどの程度の違いがあるのでしょうか?
主要国の2021年の政策金利の推移を比較した結果が、こちらです。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
日本 | -0.1 | -0.1 | -0.1 | -0.1 | -0.1 | -0.1 | -0.1 | -0.1 | -0.1 | -0.1 | -0.1 | -0.1 |
アメリカ | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 |
ユーロ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
イギリス | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.25 |
カナダ | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 |
オーストラリア | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
ニュージーランド | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.5 | 0.75 | 0.75 |
スイス | -1.25 | -1.25 | -1.25 | -1.25 | -1.25 | -1.25 | -1.25 | -1.25 | -1.25 | -1.25 | -1.25 | -1.25 |
香港 | 0.86 | 0.86 | 0.86 | 0.86 | 0.86 | 0.86 | 0.86 | 0.86 | 0.86 | 0.86 | 0.86 | 0.86 |
南アフリカ | 3.5 | 3.5 | 3.5 | 3.5 | 3.5 | 3.5 | 3.5 | 3.5 | 3.5 | 3.5 | 3.75 | 3.75 |
中国 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 | 4.35 |
トルコ | 17 | 17 | 19 | 19 | 19 | 19 | 19 | 19 | 18 | 16 | 15 | 14 |
ノルウェー | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.5 |
スウェーデン | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
メキシコ | 4.25 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4.25 | 4.25 | 4.5 | 4.75 | 4.75 | 5 | 5.5 |
ロシア | 4.25 | 4.25 | 4.5 | 5 | 5 | 5.5 | 6.5 | 6.5 | 6.75 | 7.5 | 7.5 | 8.5 |
この表を見ても明らかなとおり、トルコがダントツで高い設定になっていることがわかります。
また、日本のようにマイナス金利似設定されている点も見逃せません。
政策金利については、頻繁に見直されるものではなく、状況を見極めて変更することになります。
スワップポイントの3つのメリット
スワップポイントを狙った取引を行なうことで、主に以下のようなメリットがあります。
- ポジションを保有しているだけで利益が獲得できる
- 取引通貨ペアが多い
- ロスカット水準が低い
各メリットについて、詳しく見ていきましょう。
1.ポジションを保有しているだけで利益が獲得できる
スワップポイント最大の魅力として、ポジションを持っているだけで利益が出るという点があります。
もし価格差でマイナスになっていたとしても、スワップポイントは溜まり続けて、決済したタイミングで精算されるので、価格差が埋まるまで我慢して、トントンの状況で決済すればその期間内のスワップポイントで利益として確定できるのです。
スワップポイントでは、金利差を見極めてプラスになる通貨ペアを選んで購入するだけで、ポイントが続々と貯まっていきます。
数字差だけを見れば良いので、FX初心者でも気軽に投資しやすいというメリットがあります。
持っているだけで利益が発生するので、不労所得に近いイメージの利益と言えますね。
2.取引通貨ペアが多い
海外FXでは、国内FXに比べて取り扱っている通貨が多いことが特徴という事もあり、通貨ペアの選択の幅が広がっています。
スワップポイント取引をする上では、少しでも金利差がある通貨ペアを選べるかが重要となりますが、選択肢が多いということもあって、自分が希望する通貨ペアを選びやすい点が魅力的です。
特に、スワップポイントを狙う上で欠かせないのがトルコリラですが、トルコリラを取り扱っていない日本のFX業者が少なからず存在します。
その点で、海外FX業者の場合はほぼ漏れなくトルコリラを取り扱っていますし、さらに大きなマイナス金利を採用しているスイスフランの通貨ペアを購入すれば、より多くのスワップポイントを狙えるのです。
以上のように、選べる通貨ペアが多い業者を選ぶことで、より大きな利益を出せるチャンスがあります。
3.ロスカット水準が低い
スワップポイントを狙って、ずっとポジションを持ち続けたいものですが、実運用上ではそう簡単に取引できるわけではありません。
スワップポイント取引において最も注意すべき点は、強制ロスカットです。
特に、新興国の通貨ペアを狙って購入する際には、とても大きな値動きをすることがあるので、少ない資金で運用しているとあっという間に強制ロスカットとなって、せっかく貯めたスワップポイントと資金を失うことになりかねません。
その点で、海外FXは強制ロスカットの基準が低いために強制ロスカットされるリスクが低いという利点があります。
国内FX業者の場合は50%のロスカット水準が平均的となっていますが、海外FXでは20%前後似設定されているケースが大半です。
同じ金額とレバレッジで取引する場合でも、ロスカット水準が低いことによって強制決済される可能性が低くなりますので、長期保有を前提とするスワップポイント狙いで運用する場合は海外FXをおすすめします。
スワップポイントの2つのデメリット
スワップポイントには大きなメリットがある反面、デメリットも少なからず存在します。
主なデメリットとしては、以下があります。
- ポジションを長期保有する忍耐力が必要
- スワップポイントがマイナスになることがある
各デメリットについては、以下の通りです。
1.ポジションを長期保有する忍耐力が必要
スワップポイント取引では、確実に利益を出せる反面で爆発的に儲けることはできません。
あくまでもお小遣い程度で、毎日少しづつ貯めておくのが前提の取引方法となっています。
例えば、ハイレバトレードのように一瞬のうちに億り人になれるような威力はなく、あくまでも地味に稼ぐ必要があります。
よって、性格的に短時間ですぐに利益を得たいと思っているような、せっかちな方にはスワップポイント取引は向いていません。
逆に、リスクを少しでも回避してじっくりと確実に、そして何もせずとも稼ぎたいという方に向いた方法となっています。
2.スワップポイントがマイナスになることがある
FX取引においては、必ず1つの通貨ペアに対して買った場合に付与される買いスワップと、売った場合に付与される売りスワップが存在します。
買いスワップでは必ずプラスに作用して、売りスワップでは必ずマイナスに作用すると言うわけではなく、取り扱っている通貨ペアによって異なるのです。
例えば、高金利通貨と低金利通貨の買建てや、低金利通貨と高金利通貨の売建てなどで、スワップポイントが付きます。
逆に、スワップポイントがマイナスになるケースとしては、低金利通貨と高金利通貨の買建て、高金利通貨と低金利通貨の売建てのパターンがあります。
もし、スワップポイントがマイナスになる通貨ペアを保有している場合、ポジションを持てば持つほど、マイナスポイントとなってしまうので注意してください。
これもあって、ポジションを持ち始めた際にはプラス側であっても、政策金利の見直しによってマイナスになる可能性もあるので、常にチェックが必要です。
海外FXのスワップ確認方法
海外FXのスワップ確認方法は主に2種類あります。
- 海外FX業者の公式サイトで確認する
- MT4で確認する
これらの確認方法を使って、一緒に海外FXのスワップを確認していきましょう。
事細かに説明していきますので、安心してくださいね。
1.海外FX業者の公式サイトで確認する
1つめは、海外FX業者の公式サイトで確認するという方法です。
GEMFOREXやAXIORYでは公式サイトでスワップを確認できることが広く知られています。
これらの公式サイトのスワップの欄はスワップショートとスワップロングに分かれており、両方を確かめることも可能です。
ちなみに、買い注文(ask)を「ロング」、売り注文(bid)を「ショート」といいます。
ですから、スワップショートは売りスワップのことで、スワップロングは買いスワップのことです。
自分が気になった通貨ペアのスワップポイントが知りたいという方は、このスワップを自分で計算して日本円に直すことでスワップポイントがわかるということですね。
2.MT4で確認する
2つ目は、MT4内でスワップを確認するという方法です。
まず、MT4とは、MetaTrader4のことを言います。
これから1つずつMT4を提供している海外FX業者の気配値表示画面での操作方法を説明します。
STEP1 :MT4を提供している海外FX業者の気配値表示画面で、右クリックをしましょう。
STEP2 :ウィンドウの中から、「通貨ペア」をクリックしましょう。
STEP3 :ここで、通貨ペア一覧という項目が出てくるので、スワップを知りたいペアを選択します。
STEP4 :知りたいスワップのペアが見つかったら、「設定」をクリックしてください。
STEP5 :取引条件画面が出てきて、「買いスワップ」「売りスワップ」が表示されますよね。
海外FX業者19社のスワップポイント比較一覧
主要な海外FX業者の中で、最もスワップポイントで狙いやすいトルコリラ/米ドルのスワップポイントをまとめると、以下のようになります。
ロング | ショート | |
XM | -724.16 | 63.34 |
GEMFOREX | -145.9 | 30.8 |
AXIORY | -739.29 | 620.71 |
タイタンFX | -466.16 | 283.29 |
Tradeview | -324.47 | 264.83 |
FXGT | -417.6 | 138.69 |
FXジャイアンツ | 0.2 | -9.85 |
TradersTrust | -794.1 | 60.4 |
BigBoss | -409.25 | 256.25 |
FBS | -38.16 | 1.12 |
HotForex | -432 | -14.1 |
IS6FX | -110.16 | 49.06 |
アイアンFX | 0.2 | -9.85 |
IFCマーケット | -928.45 | 74.22 |
ランドFX | -47.71 | -21.71 |
MILTON MARKETS | -223 | 25 |
FXDD | -51.85 | 38.32 |
easyMarkets | 取り扱いなし | 取り扱いなし |
Exness | 取り扱いなし | 取り扱いなし |
見ていただくとおわかりのように、各業者でスワップポイントに違いがあるのがわかります。
特に違うという点が、ロングとショートどちらもマイナススワップになるケースがある点です。
逆に、大きなプラスのポイントを得られる業者もあるために、取引したい通貨ペアにおいて、最もお得な業者を選定することが重要です。
スワップポイントを稼げるおすすめの海外FX事業者
スワップポイントを稼げる業者としては、以下があります。
この中から最適な業者を選んで、しっかりとスワップポイントを獲得しましょう。
FXジャイアンツ
FXジャイアンツは、200以上を超える取引銘柄があるのが特徴な業者として有名です。
スワップポイントとしては、高金利通貨ペアであっても、1日500円程度を得られます。
トルコリラ、メキシコペソ、アフリカランドなどが該当しますが、高金利通貨ペアは1日5,000円ほどもらえる業者もあることを考えれば、FXジャイアンツの設定は相場より低めとなります。
また、FXジャイアンツの場合はスプレッド幅が狭いので裁量トレードを行ないやすいという特徴があります。
日本語のサポートを受けることができるので、海外FXに抵抗があるという方でも、サポートを受けながら取引を開始できます。
出金速度がスピーディーという点も見逃せず、遅くても3営業日ほどで着金されますし、午前中までに出金申請すれば早くて翌日には入金されているケースが大半です。
より安全かつ速度にこだわりたいという方にとって、FXジャイアンツはおすすめです。
AXIORY
AXIORY(アキシオリー)は、スプレッドが狭くて60種類以上の通貨ペアを取引することが可能な海外FX業者として人気です。
スプレッド幅が狭いことで、スキャルピングなどの回数を重ねて取引したいという場合に向いた業者と言えます。
AXIORYのメジャー通貨ペアでプラススワップとなるのは、EURUSDのショートのみでありますが、マイナー通貨を選択することでプラスを狙うことができます。
各通貨の金利をベースとして、AXIORY独自の設定があるために、閲覧日によって多少スワップポイントが変動しています。
毎日変動するスワップポイントとなりますが、突発的に大きな変動があるわけではないので、スワップポイントを常に注視したいですね。
AXIORYの運営会社は、カリブ海諸国にあるベリーズに本社を構えるAxiory Global Ltdです。
ベリーズは、日本では馴染みの薄い国となりますが、多くの企業が会社設立費用の安さやタックスヘイブンを目的として本社を置いているという特徴があり、決して怪しいわけではありませんので安心して利用しましょう。
タイタンFX
タイタンFXはでは、トップブローカーであり続けることを目的として、常にスワップレートの見直しを行っているのが特徴です。
トレード中のポジションがあり、特に翌取引日にオープンポジションを持ち越すケースでは、スワップレートを意識することがとても重要です。
キャリー取引などのトレードにおいては、実際にロールオーバーを利用して通貨間の金利差から利益を得る事ができます。
FXスワップ/ロールオーバー料金においは、通貨間の翌日金利差調整分と、ポジションが買いか、売りかによって決定される仕組みを採用しています。
スワップについては、ブレード・スタンダード両口座に適用されて、定期的に更新されるのが特徴です。
特に長期にわたってポジションを保持する場合は、取引戦略が複雑になる可能性がありますが、しっかりと戦略的に取引すれば大きな利益を上げるチャンスもあります。
約定力に優れる取引サーバーを採用しているので、しっかりと利益を確定できますし、24時間サポートが安心できる環境が整っています。
ロスカット水準が証拠金維持率20%以下という点も、スワップポイントを狙う上で欠かせません。
Tradeview
Tradeviewは、2004年に設立されたFX業者であり、設立から約15年の中堅業者として有名です。
イギリス領のケイマン諸島に本社を置いており、CIMA(ケイマン諸島金融庁)から許認可を得て運営しているので、一定の信頼感があります。
海外FX業者ではありますが、日本人スタッフが在籍しているので、日本語用のサイトが用意されている点も魅力的です。
さらに、日本人へのサポート体制も整っていることもあって、安心して利用できるブローカーのひとつです。
業界最狭水準のスプレッド幅となっているので、頻繁に取引する際にも、そしてスワップポイントを狙った取引でも有利に働きます。
さらに、高約定力も魅力的で、ILC口座(ECN)ならどこよりも低コストで取引できるという利点もあります。
ハイスペックな取引サーバーの利用とECN方式の採用により、透明感ある取引もできますし、何よりもスワップポイントも狙いやすい魅力的な業者です。
BigBoss
BigBossは、最大レバレッジ999倍を採用しており、取引スタイルに応じてレバレッジの倍率を選択できますので、少額の資金からでも取引することが可能です。
ゼロカットシステムを採用していることで、もし急激な相場変動が発生して残高がマイナスになった場合にも、追証はないのでスワップポイント狙いの取引でも安心して行えます。
プロスプレッド口座(ECN口座)におけるスプレッドは、USD/JPYで約0.2pipsととても狭く、手数料は片道4.5ドルと取引コストを抑えつつトレード可能です。
FX通貨ペアの取り扱いが多く、他にも貴金属やエネルギー、株価指数CFDなど幅広い銘柄を取り扱っている点も見逃せません。
スワップポイントも高めに設定されており、また日本語サポートもあるので安心して取引できます。
FXGT

FXGTは、海外FX業者としては新興勢力であり、為替と暗号資産の両方を融合させたハイブリット取引所として有名です。
まだまだ注目度が高い暗号資産もターゲットに取引したい方にとって、最適な取引所と言えます。
FXGTでは、既存のトレーダーに安定的な取引所を提供するのは当たり前というスタンスで、全く新しいタイプのトレードも同時に提供しているのが特徴です。
最新のツールや取引ペアと提供しており、とても使い勝手のよいシステムが構築されています。
FXGT の最大レバレッジは1,000倍となっており、レバレッジの高さによって少額からの投資が可能です。
自動ロスカット水準は証拠金維持率20%に設定されていることで、スワップポイント狙いの取引においても、ギリギリまで粘っての取引ができます。
GEMFOREX
GEMFOREXは、モーリシャス金融ライセンスを保有し、運営しています。
入出金の早さ、サポート力、サービスの充実度が支持され、2016年から2020年まで5年連続でベストブローカー賞を受賞している海外FX業者です。
経営・システム・サービス・サポートは日本人でも利用しやすいように充実しているため、安心して利用してください。
口座がマイナスになっても借金を背負う必要がない仕組みを導入しているのも顧客の定着率が高い理由の1つです。
オールインワン口座では、あまり投資資金を用意できないトレーダーでも短時間で多くの利益を狙えるスキャルピングが可能となっています。
国内FXよりローリスク、ハイリターンな取引ができるというのもおすすめな理由の1つです。
海外FXのスワップポイントでどれほどの利益が出る?例を紹介
スワップポイントで利益を出すためには、長期間ポジションを保有していない限りは大きな利益は見込めません。
では、実際にどの程度の利益が出るのかが気になりますよね。
では、実際にメジャーな通貨ペアである、米ドル/円の1年間保有した場合でシミュレーションしてみましょう。
米ドル/円で金利差が0.213となっていて、1ドル=100円で100万通貨保有していた場合のスワップポイントは以下の通りです。
スワップポイント = 100円 ×100万 × 0.213 = 21,3000円
以上のように、1年間で約20万円のスワップポイントを獲得可能です。
100万通貨という大量のポジションが必要ですが、何もせず利益が得られるチャンスがあるという点は魅力的ですね。
スワップポイントを狙う際の6つの注意点
スワップポイントを狙って取引する場合、注意すべき点が多数あります。
主な注意点としては、以下があります。
- 通貨の金利が変動すれば、スワップポイントも変動する
- ポジション決済のタイミングを見定める
- 多少の損益は気にせず長期的な運用を心がける
- スワップポイントの反映時間を把握する
- 少ない証拠金で取引しない
- スワップポイントだけの出金はできない
各注意点について、詳しく解説しますので、注意しながら取引しましょう。
1.通貨の金利が変動すれば、スワップポイントも変動する
世界各国は、経済状況などを見ながら政策金利の見直しを常に検討しています。
日本では、2021年3月19日に、日本銀行は19日の金融政策決定会合において、ゼロ%程度に誘導する長期金利の変動許容幅を、上下共に0.25%ポイント程度と決定しています。
特に昨今は、新型コロナウイルスの蔓延に伴う経済の落ち込みなどに対応するために、常に政策金利が監視されている状況です。
アメリカでは、テーパリング終了を2022年3月末に前倒し決定しており、また利上げは2022年に3回見込む予定を組んでいます。
以上のように、金利がもし見直されると、当然各海外FX業者もスワップポイントを見直すことになるのです。
見直しの結果、従来はプラスに作用したものがマイナススワップに落ち込むこともあるので、常にチェックして場合によっては決済して違う通貨ペアに方向転換する必要があります。
2.ポジション決済のタイミングを見定める
金利の変動タイミングとして、大きな為替変動が発生したケースがあります。
日本では、黒田砲と呼ばれて有名になった、日本銀行の黒田総裁が行なう政策に注目が集まるとおり、市場の流れに身を委ねるだけでなく、ある程度市場介入してコントロールする動きを見せるのです。
その切り札となるのが、政策金利の見直しであり、頻度こそ多くないものの稀に行なわれています。
特に、新興国で行なわれることが多く、常にチェックが必要です。
もし金利が見直された場合、金利差が逆転してスワップポイントを支払う必要がある場合もあるので、注意しましょう。
また、各国で金融政策が変更されるシーンでも、金利が大きく動く可能性がありますので、政治や経済の動きをチェックして、危険だと思ったらポジションを決済する決断が必要です。
3.多少の損益は気にせず長期的な運用を心がける
スワップポイントは、通常の取引と違って価格差があったとしてもあまり気にしてはいけません。
どうしても、購入時よりも価格が変動してマイナスになっていると思っていても、スワップポイントは確実に稼ぐことができます。
スワップポイントでは、ある程度の忍耐力も必要であり、一喜一憂するのはよくありません。
大きな相場変動がある場合を除いて、多少チャートが変動したとしても、変に意識せずポジションを持ち続けることが重要です。
4.スワップポイントの反映時間を把握する
スワップポイントの価格は、各通貨の政策金利を反映した市場金利によって決定されますが、スワップポイントが発生する時間は、保有するポジションがロールオーバーされるタイミングです。
ロールオーバーは、各FX会社でニューヨーク市場が終了する、日本時間の6~7時頃というタイミングとなります。
よて、毎朝基本的にはスワップポイントを獲得することができますが、実際にスワップポイントが付くのはロールオーバーの数時間後となり、リアルタイムで付与されるわけではありません。
また、各業者によってタイミングが異なるので注意しましょう。
なお、土日や祝日でもスワップポイントはカウントされて、土日・祝日をまたいだ翌営業日、もしくはそれ以前にまとめて付与されるのが特徴です。
なお、通貨ペアやFX会社ごとに、土日・祝日分のスワップポイントが付与されるタイミングが違うので、事前に確認しておくことをおすすめします。
5.少ない証拠金で取引しない
スワップポイントは、少しでも多くの証拠金で取引することが重要です。
これは、多くの証拠金によって取引量を増やして、多くのスワップポイントを獲得できること、そして突発的な相場変動があっても強制ロスカットされないようにするためです。
特に、ハイレバレッジで取引している場合、ちょっとした変動でもロスカットされるリスクがあるので、余裕をもって多くの証拠金で取引するようにしましょう。
6.スワップポイントだけの出金はできない
スワップポイントは保有中のポジションに対して付与されます。
そのためポジションを解消するまではスワップポイントを出金できません。
プラスのスワップポイントはポジションを決済して初めて利益として確定されるシステムになっています。
つまり、スワップポイントだけを出金するといったことはできないので、注意しましょう。
スワップポイントがプラスである場合は日々の成長がとても嬉しいものですよね。
高金利通貨の取引ではかなりいい額のスワップポイントが入ってくるのも事実です。
しかしながら、スワップポイントはマイナスの場合でも、蓄積されていくシステムになっています。
両建てをされる場合など、このマイナス分が原因でゼロなんてことも実際にありますのでご注意ください。
ですから、ポジションを保有している限りは、毎日ご自身が保有しているスワップポイントをチェックすることをおすすめしたいところです。
ご自身で毎日チェックを行い分析した上で、保有中のポジションを解消し、スワップポイントを出金してください。
【必勝法】スワップアービトラージでリスクゼロでスワップを得る方法
スワップポイントを狙った取引の中で、特におすすめの方法として、スワップアービトラージがあります。
スワップアービトラージとは、スワップ金利の差を利用して利益を出す手法であり、チャートに張り付く必要がなく、ポジションを保有し続けるだけで利益を得られるのが特徴です。
具体的には、スワップポイントが大きい通貨で買いポジションを保有して、スワップポイントが小さい通貨において売りポジションを保有するのが大原則です。
買いと売りを同額で約定していることで、いつ決済しても片方の利益分ともう片方の損失分が相殺されて、為替差益は発生することはありません。
これだけ聞くと、メリットがないように思えますが、そこで重要となるのがスワップポイントとなります。
なお、スワップアービトラージの大前提として、ロングとショート両方を同額購入しても、金利差でプラスになる必要がある点です。
通常のスワップポイントを狙う場合、単純にプラスとなる通貨ペアを選べば良いのですが、ロングとショートを差し引いてもプラスになる必要があります。
例えば、買いスワップが0.25、売りスワップが0.30である場合、同額を購入しても0.05プラスにスワップポイントを獲得できる計算になります。
両建てすることによって、為替変動リスクが低く利益が安定するという特徴があり、また売買のタイミングを見極める必要がないので、安定した運用が可能です。
なお、この方法は海外FX業者からも推奨されているケースがありますが、他業者間で両建てすると違反となるので注意しましょう。
スワップアービトラージをするならGEMFOREXがおすすめ
スワップアービトラージをするならGEMFOREXがおすすめです。
異業者間でしか利益を出せないことも多く、ほとんどの業者がこれを禁止しています。
しかし、GEMFOREXでは同一口座内でのスワップアービトラージが許可されているところがメリットです。
放っておけば、スワップポイントだけは貯まっていきますし、日本の超低金利に比べれば遥かに投資効率がいいものなのでとてもおすすめしたいものとなります。
GEMFOREXは、売りも買いもプラススワップであっても、海外FX業者の特徴として、スワップポイントが小さいところが特徴です。
その特徴をハイレバレッジとロット数でカバーすることになりますね。
為替変動によるリスクはないとは言えません。
もちろん自己資金は低いほうがいいので、入金ボーナスを利用できる場合は利用すると良いでしょう。
まとめ
海外FXでは、ハイレバレッジをかけて運用することができ、また強制ロスカットの基準が低めになっていることで、スワップポイント狙いの取引が容易です。
また、スワップアービトラージによって、安定かつ確実にスワップポイントを狙える仕組みもあるのが魅力的です。
スワップポイントをうまく狙って、楽して確実に利益を上げていきましょう。