

「ポンド円のスワップポイントは稼げる?」
「スワップポイントで稼ぐ方法はあるの?」
「ポンド円のスワップポイントを比較結果が知りたい」
この記事では、ポンド円のスワップポイントの業者別比較一覧から確認計算方法をはじめ、稼ぐための方法や注意点まで解説しています。
また、合わせてポンド円のスワップポイントが高い海外FX業者を紹介しています。
記事をとおして、ポンド円のスワップポイントについて理解できるほか、業者ごとのスワップポイント一覧や稼ぐ方法を把握することで、効率的なポンド円のスワップポイント運用が可能となるでしょう。
・ポンド円スワップポイントの基本情報
・業者別ポンド円スワップポイント一覧
・スワップポイントの確認方法、計算方法
・スワップポイントで稼ぐ方法と注意点
・ポンド円スワップポイントが高い海外FX業者
海外FXにおけるポンド円スワップポイント運用の参考にしてみてください。
スワップポイントの基本情報
ポンド円スワップポイントの基本情報から解説していきます。
まずは、スワップポイントについて理解を深めていきましょう。
取引している二国間の金利差によって生じる金利差調整額のことをいいます。
スワップポイントの考え方として、その国の通貨を買った場合に金利を受け取り、売った場合には金利を支払う、といったイメージです。
受け取ったり支払ったりするスワップポイントは、対象国の金利がもう一方の国の金利より低ければマイナスになりますし、逆に高ければプラスになることもあるでしょう。
スワップポイントは、原則として1日に1回付与されます。
では、スワップポイントが付与されるタイミングはいつになるのでしょうか。
スワップポイントが付与されるタイミング
スワップポイントは、ロールオーバーすることで付与されます。
保有しているポジションを翌日以降に日跨ぎで持ち越すことをいいます。
ロールオーバーのタイミングは、海外FX業者によってそれぞれ時間帯が変わってくるでしょう。
海外FX業者ごとのロールオーバー時間は、以下のとおりです。
【海外FX業者ごとのロールオーバー時間】
海外FX業者 |
ロールオーバー時間 (夏時間) |
ロールオーバー時間 (冬時間) |
---|---|---|
GEMFOREX |
午前6時00分 |
午前7時00分 |
XM Trading |
午前5時59分~午前6時00分 |
午前6時59分~午前7時00分 |
iFOREX |
午前5時00分 |
午前6時00分 |
TitanFX |
午前5時59分~午前6時01分 |
午前6時59分~午前7時01分 |
IS6FX |
午前6時00分 |
午前7時00分 |
AXIORY |
午前6時00分 |
午前7時00分 |
LAND-FX |
午前5時59分~午前6時00分 |
午前6時59分~午前7時00分 |
TradersTrust |
午前6時00分 |
午前7時00分 |
BIGBOSS |
午前6時00分 |
午前7時00分 |
HotForex |
午前6時00分 |
午前7時00分 |
TradeView |
午前6時00分 |
午前7時00分 |
FXDD |
午前6時00分 |
午前7時00分 |
紹介したロールオーバー時間にポジションをキープすることで、スワップポイントが獲得できるようになります。
ポジションを保有している時間とスワップポイントの発生に相関関係はないため、スワップポイントを獲得しようと日中からポジションをとる必要はありません。
つまり、ロールオーバー直前でのエントリーでも、スワップポイントは受け取れるということです。
スワップポイント3倍デー
スワップポイントには、3日分が同時に受け取れる3倍デーと呼ばれる日があります。
3日分のスワップポイントの内訳は、当日分に土日の2日分を合わせた3日分となっています。
土日はマーケットが休場となるため、スワップポイントは付与されるものの、付与されるタイミングがありません。
そのため、土日のスワップポイントが別日にまとめて付与される流れになっています。
スワップポイント3倍デーは、海外FX業者により違いがあるため、参考として以下に紹介します。
【スワップポイント3倍デー】
海外FX業者 |
スワップポイント3倍デー |
---|---|
GEMFOREX |
金曜日 |
XM Trading |
水曜日 |
iFOREX |
金曜日 |
TitanFX |
水曜日 |
IS6FX |
金曜日 |
AXIORY |
水曜日 |
LAND-FX |
水曜日 |
TradersTrust |
水曜日 |
BIGBOSS |
水曜日 |
HotForex |
水曜日 |
TradeView |
水曜日 |
FXDD |
水曜日 |
スワップポイント3倍デーとして水曜日と金曜日に指定している傾向があり、とくに水曜日を3倍デーに指定している海外FX業者が多いようです。
ここで気を付けておきたいのが、スワップポイントが付与されるタイミングはロールオーバーのため、実質的にスワップポイントが付与される日は翌日になるということです。
水曜日であれば木曜日の朝方、金曜日であれば土曜日の朝方にそれぞれ付与されるでしょう。
イギリスと日本の金利差
ポンド円のスワップポイントを運用していくための基本情報として、イギリスと日本の両国の政策金利を把握しておきましょう。
記事執筆時点におけるイギリスと日本の政策金利は、以下のとおりです。
【イギリスと日本の政策金利】
金利名 |
政策金利 |
変動幅 |
改正日 |
|
---|---|---|---|---|
イギリス |
準備預金金利 |
4.00% |
+0.50% |
2023年2月2日 |
日本 |
超過準備預金の金利 |
-0.10% |
– |
2016年1月29日 |
※2023年3月3日時点
上記一覧を確認すると、イギリスと日本の政策金利には大きな差があることが分かります。
この場合、日本の政策金利よりもイギリスの政策金利の方が高いため、ポンド円で「買いポジション」をとった際に、より優遇されたスワップポイントを受け取れるでしょう。
ポンド円スワップポイントの業者別比較一覧
スワップポイントの基本情報を解説しました。
ポンド円のスワップポイント運用においては、より優遇されたスワップポイントを獲得していくためにも、業者ごとのスワップポイント比較一覧を把握しておく必要があります。
そこで、ポンド円スワップポイントの業者別比較一覧を紹介していきます。
【ポンド円スワップポイント比較一覧】
海外FX業者 |
買いスワップ |
売りスワップ |
---|---|---|
XM Trading |
15.74 |
-25.66 |
GEMFOREX |
7.41000 |
-17.63000 |
TitanFX |
8.81 |
-32.48 |
IS6FX |
4.30 |
-14.15 |
AXIORY |
13.55 |
-22.747 |
LAND-FX |
-0.4 |
-2.5 |
BIGBOSS |
1.92 |
-15.40 |
HotForex |
11.1 |
-22.2 |
FXDD |
5.286 |
-12.351 |
※2023年3月3日時点
ポンド円スワップポイントでは、イギリスと日本の金利差が開いていることから、ほとんどの海外FX業者で買いスワップがプラススワップとなっています。
一方、売りスワップは総じてマイナススワップが大きい傾向にあるため、長期ポジションの保有には注意が必要です。
スワップポイントの確認、計算方法
ポンド円スワップポイントの業者別比較一覧を紹介しました。
紹介したスワップポイントは一例であり、運用においては常に最新のスワップポイントを確認していく必要があります。
また、付与されるスワップポイント金額を把握するためにも、確認したスワップポイントをもとにした計算方法を理解しておくと良いでしょう。
そこで、本項ではスワップポイントの確認方法と計算方法を解説していきます。
スワップポイントの確認方法
スワップポイントの確認方法には、各海外FX業者の公式サイトから確認する方法とMT4/MT5上から確認する方法の2種類の確認方法があります。
公式サイトから確認する方法は、FX業者によって異なるため、参考として、以下に各社のスワップポイント確認ページを紹介しておきます。
次に、MT4/MT5上から確認する方法を見ていきましょう。
1.MT4/MT5を起動
まずは、MT4/MT5を起動しましょう。
2.「表示」から「気配値表示」を選択
起動したら、上部メニューにある「表示」をクリックし、「気配値表示」を選択します。
3.確認したい銘柄を右クリック
左側に銘柄一覧が表示されるので、スワップポイントを確認したい銘柄に合わせ右クリックします。
4.「仕様」を選択
表示されたメニューの中から「仕様」を選択すると、銘柄の詳細条件が表示され、スワップポイントの確認ができるでしょう。
以上がMT4/MT5を使ってスワップポイントを確認する方法となります。
次に、確認したスワップポイントから受け取れるスワップポイント金額を算出する計算方法を解説していきます。
スワップポイントの計算方法
ポンド円のスワップポイント金額の計算方法は、確認したスワップポイントに取引ロット数と100を掛けることで算出できるでしょう。
【スワップポイント金額】=スワップポイント × 取引ロット数 × 100
例として、ポンド円で1ロットの買いポジションを建てたときに1日あたりに発生するスワップポイント金額を計算すると、以下のようになります。
(スワップポイント:7.5)
【スワップポイント金額】=7.5 × 1 × 100 =750(円)
計算の結果、上記例の場合に発生するスワップポイント金額として、1日あたり約750円が受け取れるでしょう。
ポンド円をはじめとするクロス円のスワップポイント金額の計算方法は以上となりますが、クロス円以外で計算する場合、クロス円とは計算方法が変わってくるため紹介しておきます。
クロス円以外のスワップポイント金額の計算方法は、確認したスワップポイントに取引ロット数と右側通貨の日本円レートを掛けることで算出できます。
【スワップポイント金額】=スワップポイント × 取引ロット数 × 右側通貨の日本円レート
(スワップポイント:4.3、1ドル:135円)
【スワップポイント金額】=4.3 × 取引ロット数 × 135(円)=580(円)
上記例のようにポジションを建てた場合、1日あたり約580円のスワップポイントが受け取れるでしょう。
ポンド円スワップポイントで稼ぐ方法
ポンド円スワップポイントの確認方法と計算方法を解説しました。
スワップポイントの確認方法と計算方法が理解できたところで、本項ではポンド円スワップポイントで稼ぐ方法を以下の順に解説していきます。
・ロスカット水準の低さを重視
・証拠金維持率の管理
・決済タイミングの見極め
1つずつ見ていきましょう。
ロスカット水準の低さを重視
ポンド円スワップポイントで稼ぐ方法として、ロスカット水準の低さを重視するようにします。
海外FXでは国内FXに比べて、平均的なロスカット水準は低い傾向にありますが、FX業者によってロスカット水準は違ってきます。
一般的な海外FX業者のロスカット水準は、20~50%程度となっています。
また、ロスカット水準が低いFX業者では0%、高いFX業者では100%に設定されている場合もあるでしょう。
スワップポイントによりFX業者を選定する際には、検討しているFX業者のロスカット水準が低さも考慮すれば、無駄な強制ロスカットが削減できます。
結果、ポジションの生存率が高まり、効果的なスワップポイント獲得につながるでしょう。
証拠金維持率の管理
スワップポイント運用で稼ぐ方法に、証拠金維持率の管理があげられます。
長期間のポジションを保有するスワップポイント運用では、強制ロスカットに合わないことが重要です。
証拠金維持率は高めに設定するようにしましょう。
短期トレードから中期トレードの証拠金維持率は、一般的に500%程度が適正とされています。
一方、スワップポイント運用を目的とした長期トレードでは、1,000%前後の証拠金維持率はキープしておきたいところです。
コツコツ貯めたスワップポイントを強制ロスカットにより失わないためにも、証拠金維持率に余裕を持たせるようにしましょう。
決済タイミングの見極め
スワップポイントで稼ぐ方法として、決済タイミングを見極めておく必要があります。
スワップポイント運用においては、土日のスワップポイントが付与される3倍デーがあります。
ポジションを決済する時期が木曜日や金曜日など週末前で、プラススワップが受け取れる状況の場合、週末までポジションをキープすることで、3倍デーの恩恵を受けることができるでしょう。
週末は為替変動がないため、リスクを抑えた状態でプラススワップだけを獲得できる格好のタイミングといえます。
ただし、逆にマイナススワップの場合は損失も3倍になるため、早々に手仕舞っておかなければいけません。
ポンド円スワップポイントの注意点
ポンド円スワップポイントで稼ぐ方法を解説しました。
スワップポイントを効果的に運用していくためには、稼ぐ方法以外に注意点を押さえておくことで、しなくてもよい無駄な損失を減らせるでしょう。
そこで、本項では、ポンド円スワップポイントの注意点を以下の順に紹介していきます。
・ボラティリティの高さ
・経済情勢の把握
・日々の変動をチェック
・低めのレバレッジ設定
・スワップポイントは課税対象
1つずつ見ていきましょう。
ボラティリティの高さ
はじめに紹介するポンド円スワップポイントの注意点として、ボラティリティの高さがあげられます。
ポンド絡みの通貨は、言わずと知れたボラティリティの高さが売りの通貨ペアです。
そのため、スワップポイント運用を目的とした長期ポジション保有中にあっては、含み損が一気に膨らむ状況も往々にして考えられるでしょう。
1日で数百pips単位の値動きが発生する日も、頻繁におとずれます。
大局が変わり含み損が膨らんできたら、ロスカットされる前にポジションを決済しておくことで被害を最小限に抑えることができます。
ポンド円でのスワップポイント運用では含み損に耐え続けるよりも、ボラティリティの高さを考慮した足軽なトレードを意識しましょう。
経済情勢の把握
ポンド円のスワップポイント運用では、各国の経済情勢を把握しておく必要があります。
各国がインフレを抑制するため利上げに動き出したのは2022年ですが、イギリスは2021年12月からいち早く利上げに動き出していました。
2023年に入ってもイギリスのインフレは根強く、依然として利上げは必要とされており、現水準は14年ぶりの4%にまで達している状況です。
しかし、10回連続の利上げによる高い政策金利状態に、イギリス経済が耐えられなくなる可能性もあります。
経済指標の結果から景気の頭打ちが見え始めると、利下げフェイズへと移行するでしょう。
逆に、日本の経済政策も転換期を迎えようとしており、脱アベノミクスを図ったYCC撤廃や異次元の金融緩和政策からの脱却といった政策が近い将来にとられる可能性もあります。
そうなると、二国間の政策金利は縮小につられる形で、スワップポイントも縮小していくことが予想されます。
ポンド円スワップポイント運用にあたっては、日本とイギリスの経済情勢を常に把握しておくようにしましょう。
スワップポイントのみの出金不可
スワップポイント運用では、スワップポイントのみの出金ができない点を押さえておきましょう。
ある程度のスワップポイントが貯まってくると、スワップポイントのみを出金できないかと考えてしまいがちです。
しかし、海外FXでは、スワップポイントのみの出金はできません。
スワップポイントを出金したい場合は、保有しているポジションを決済する必要があります。
貯まったスワップポイントを受け取るには、含み損とスワップポイントのバランスを考慮しながら決済のタイミングをはかると良いでしょう。
日々の変動をチェック
ポンド円スワップポイントの注意点として、日々のスワップポイント変動のチェックがあげられます。
スワップポイントは固定されているものではなく、毎日更新されており変動していくものです。
ポジションを建てた際はプラススワップであったとしても、長期間チェックしていないと気付いたらプラススワップが減っていたという状況にもなりかねません。
経済情勢の把握とともに、日々のスワップポイントの変動もチェックするようにしましょう。
プラススワップが増える分は問題ありませんが、少なくなった場合は、その都度、ポジション決済の判断をする必要があるため、エントリー中の放置プレーは厳禁です。
低めのレバレッジ設定
スワップポイント運用においては、低めのレバレッジ設定を意識するようにしましょう。
少ないスワップポイントを手っ取り早く貯めたいという思いから、ついレバレッジをあげてしまう場合もあるでしょう。
しかし、必要以上にレバレッジをあげるのはスワップポイント運用には適していません。
レバレッジを高く設定し過ぎると、為替差益による含み損が大きくなってしまいます。
ボラティリティが高く値動きの激しいポンド円にとっては、なおさら致命的といえます。
スワップポイントはコツコツ貯めていくという認識のもと、適正なレバレッジの設定を心掛けましょう。
どうしても高いスワップポイントを獲得したいのであれば、レバレッジだけをあげるのではなく、証拠金もセットで増やすなどの工夫が必要となります。
スワップポイントは課税対象
最後に紹介するスワップポイント運用の注意点は、スワップポイントが課税対象であることです。
個人トレーダーのスワップポイントが課税対象となるのは、保有しているポジションを決済したタイミングです。
FXの収益が課税対象となるタイミングと同じになります。
そのため、課税所得が確定する年末に決済する際は、年間収益と決済後の利益の状況によっては、翌年への持ち越しが節税対策として有効になる場合もあるでしょう。
なお、法人の場合は、保有中のポジションの収益も課税対象となるため、ポジションの持ち越しには気を付けましょう。
海外FXの節税に関して詳しく知りたい方は、以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【2022年最新】海外FXの税金は?節税方法を徹底解説!
ポンド円スワップポイントが高い海外FX業者3選
ポンド円スワップポイントで稼ぐ方法や注意点を解説しました。
スワップポイント運用に関して理解できたところで、ポンド円スワップポイントが高い海外FX業者を知りたくなったのではないでしょうか。
そこで、本項では業者選定の参考として、ポンド円スワップポイントが高い海外FX業者を以下の順に紹介していきます。
1つずつ見ていきましょう。
XMTrading
はじめに紹介するポンド円スワップポイントが高い海外FX業者として、XMTradingがあげられます。
XMTradingの各取引銘柄におけるスワップポイント一覧は、以下のとおりです。
【XM Tradingのスワップポイント一覧】
取引銘柄 |
買いスワップ |
売りスワップ |
---|---|---|
ポンド/円 GBP/JPY |
15.74 |
-25.66 |
ドル/円 USD/JPY |
15.16 |
-24.14 |
ユーロ/ドル EUR/USD |
-9.39 |
3.41 |
ユーロ/円 EUR/JPY |
7.66 |
-16.54 |
ドル/トルコリラ USD/TRY |
-789.48 |
20.52 |
出典:XM Trading
※2023年3月3日時点
XM Tradingではポンド円スワップポイントが高いだけではなく、マイナススワップが発生しないスワップフリー口座が利用できます。
また、ボーナスにクッション機能もついており、証拠金の一部としてボーナスを活用すれば証拠金維持率を下げたリスクを抑えた取引が可能となるでしょう。
AXIORY
AXIORYのポンド円スワップポイントをはじめとしたスワップポイント一覧は、以下のとおりです。
【AXIORYのスワップポイント一覧】
取引銘柄 |
買いスワップ |
売りスワップ |
---|---|---|
ポンド/円 GBP/JPY |
13.55 |
-22.747 |
ドル/円 USD/JPY |
15.81 |
-21.94 |
ユーロ/ドル EUR/USD |
-9.53 |
4.22 |
ユーロ/円 EUR/JPY |
9.77 |
-14.85 |
ドル/トルコリラ USD/TRY |
-229.29 |
113.11 |
出典:AXIORY
※2023年3月3日時点
AXIORYで提供されているスプレッド幅は小さいので、ポンド円などのスワップポイント運用に適している海外FX業者といえるでしょう。
さらに、AXIORYは補償面が優れているため、長期トレード時における資金補償への信頼性も高い傾向にあります。
GEMFOREX
GEMFOREXのポンド円を含むスワップポイント一覧は、以下のとおりです。
【GEMFOREXのスワップポイント一覧】
取引銘柄 |
買いスワップ |
売りスワップ |
---|---|---|
ポンド/円 GBP/JPY |
7.41000 |
-17.63000 |
ドル/円 USD/JPY |
8.7 |
1.9 |
ユーロ/ドル EUR/USD |
2.8 |
7.8 |
ユーロ/円 EUR/JPY |
1.73 |
-9.63 |
ドル/トルコリラ USD/TRY |
-618.57 |
128.67 |
出典:GEMFOREX
※2023年3月3日時点
GEMFOREXのポンド円スワップポイントは、XM TradingやAXIORYに比べて低いものの、海外FX業者の中では、高い水準にあります。
また、GEMFOREXでは、ドル円など両建てによりプラススワップが獲得できる取引銘柄を兼ね備えており、リスクなくスワップポイントを貯めたい方にはおすすめの海外FX業者といえるでしょう。
ポンド円スワップポイントに関するQ&A
ポンド円スワップが高い海外FX業者を紹介してきました。
本項では、ポンド円スワップポイントに関する疑問点を、以下の順にQ&A形式で紹介していきます。
・ポンド円とメキシコペソ円はどちらのスワップポイントが高いですか?
・ポンド円をスワップフリーで取引できますか?
・スワップポイントのデメリットは何ですか?
・ポンド円でスワップポイントのサヤ取りはできますか?
1つずつ見ていきましょう。
ポンド円とメキシコペソ円はどちらのスワップポイントが高いですか?
メキシコペソ円を取り扱っている海外FX業者は限定的ですが、実際に取り扱っているGEMFOREXでは、ポンド円のスワップポイントが高い状況となっています。
ポンド円をスワップフリーで取引できますか?
ポンド円は、一部の海外FX業者ではスワップフリーによる取引が可能です。
スワップフリーで取引できる海外FX業者には、ExnessやXM Tradingがあげられます。
Exnessでは、優待スワップフリー対象銘柄にポンド円が対象となっているため、一定の取引数を満たせばスワップフリーでの取引が可能でしょう。
XM Tradingでは、スワップフリー専用口座のKIWAMI口座を開設すれば、スワップフリーで取引できるようになります。
スワップポイントのデメリットは何ですか?
スワップポイントのデメリットは、以下のとおりです。
・スワップポイントのみの出金ができない
・長期間のポジション保有による含み損リスク
・ボラティリティが高く変動に注意が必要
・プラススワップの銘柄が限られている
・スワップポイントへの課税
ポンド円でスワップポイントのサヤ取りはできますか?
ポンド円でスワップポイントのサヤ取りはできません。
まず、サヤ取りでは複数業者間における両建てを行うため、業者間の両建てが可能なFX業者に絞る必要がでてきます。
さらに、ポンド円の売りスワップは、いずれの海外FX業者もマイナスとなっている傾向にあります。
たとえ複数業者間での両建てが可能なFX業者であっても、ポンド円スワップポイントの両建てを建てるとマイナススワップが大きいため、サヤ取りには適していないといえるでしょう。
まとめ
ここまで、ポンド円スワップポイントの基本情報からFX業者ごとの比較一覧をはじめ、計算方法や稼ぐ方法、注意点などを解説してきました。
ポンド円スワップポイントは、日本とイギリスの金利差拡大の状況からプラススワップが大きめの通貨ペアといえます。
しかし、2023年に入り各国の経済情勢は変化してきており、二国間の金利差がピークに達し、縮小していく構図も想定され始めています。
ポンド円スワップポイント運用に際しては、最新の経済情勢を追いかけながら、日々の変動に注意した運用を進めていくようにしましょう。
日々の変化へ柔軟に対応していくためにも、記事で紹介した稼ぐ方法や注意点などをポンド円のスワップポイント運用に活かしてみてください。