

海外FX業者では、さまざまな出入金方法があります。
その中でも、クレジットカードやデビットカードを使った方法は、簡単かつ手軽で人気の出入金方法です。
また、手数料の安さや入金の速さも魅力となっています。
ただ、クレジットカードやデビットカードを使った出入金の仕組みや注意点などを知らない人も多いでしょう。
この記事では、クレジットカードやデビットカードを使った出入金ができる海外FX業者について紹介します。
クレジットカードやデビットカードで出入金するときの仕組みと注意点も、あわせて紹介しています。
カードを使った出入金に関してわからないことがある人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
海外FXはクレジットカードやデビットカードで入金できる?
海外FX業者では、そのほとんどでクレジットカード・デビットカードを使った入金が可能です。
手数料や着金の反映時間など、あらゆる面で他の入金方法より優れているため、海外FX業者を利用するときには積極的に活用した方がいいでしょう。
ここでは、海外FX業者口座への入金方法と、カード入金するときに使えるカードブランドや手数料について紹介しています。
また、国内送金やオンラインウォレットなど、カード入金以外の入金方法もあわせてまとめました。
海外FX業者の入金方法比較
海外FX業者の口座へ入金するための方法は、以下の5種類です。
難易度 |
入金手数料 | 反映時間 | 取扱可能な業者 | ||
FX業者 |
その他 | ||||
クレジットカード |
簡単 | 無料 | カード会社の手数料 | 即反映可能 | ほぼ全ての海外FX業者で取り扱いあり |
国内送金 | 普通 | 無料 | 銀行の手数料 | 数時間 | 一部の海外FX業者のみ |
海外送金 | 難しい | 無料 | 4,000円から5,000円程度の手数料 | 3日以上 | 一部の海外FX業者のみ |
オンラインウォレット | 難しい | 無料 | 決済会社の手数料 | 即反映可能 | 一部の海外FX業者のみ |
仮想通貨 | 普通 | 無料 | マイナー手数料など | 即反映可能 |
一部の海外FX業者のみ |
海外FX業者では、クレジットカード・デビットカードで入金するのが最も簡単な入金方法がとなっています。
クレジットカードやデビットカードを使った入金は、カードの情報を入力するだけで利用可能です。
また、口座に即時反映が可能であり、ほぼ全ての海外FX業者で利用できます。
国内送金や海外送金は、クレジットカードやデビットカードを使った入金よりも口座への反映時間がかかります。
国内送金や海外送金に対応していない業者もあるため、クレジットカード・デビットカードを持っている場合はカード入金がおすすめです。
海外FX業者7社のカードブランド比較!VISAが使える海外FX業者は?
海外FX業者では、ほぼ全ての会社がカードを使った入金方法に対応しています。
対応しているカードブランドは会社ごとに異なるため、自分の使っている海外FX業者がどこのカードブランドに対応しているのか確認しましょう。
海外FX業者主要7社の対応カードブランドは、以下のようになっています。
クレジットカード |
デビットカード | |
XM | VISA/JCB | VISA/JCB/VISA Electron |
GEMFOREX | VISA/JCB/MasterCard/AMERIKAN EXPRESS/Diners Club/DISCOVER | VISA/JCB/MasterCard/AMERIKAN EXPRESS/Diners Club/DISCOVER |
iFOREX | VISA/JCB/MasterCard/AMERIKAN EXPRESS/Diners Club/DISCOVER | VISA/JCB/MasterCard/AMERIKAN EXPRESS/Diners Club/DISCOVER/Maestro |
Axiory | VISA/JCB | VISA/JCB |
TitanFX | VISA/MasterCard/AMERIKAN EXPRESS | VISA/MasterCard/AMERIKAN EXPRESS |
Tradeview | 利用不可 | 利用不可 |
Exness | JCB | JCB |
VISAカードは、多くの海外FX業者に対応していることがわかります。
次に多いカードブランドは、MasterCardやJCBです。
Tradeviewはカードによる出入金ができませんが、これはめずらしいケースでしょう。
一部の海外FX業者では、クレジットカードに対応していてもデビットカードには対応していない場合もあります。
クレジット機能付きのデビットカードは利用できる場合もあるため、自身が利用している海外FX業者のホームページをチェックしてみてください。
海外FX業者のクレジットカード手数料は?
海外FX業者主要7社のカード入金時にかかる手数料は、以下の通りです。
手数料 | |
XM | 無料 |
GEMFOREX | 無料 |
iFOREX | 無料 |
Axiory |
2万円以下は1,000円 |
TitanFX | 無料 |
Tradeview | 無料 |
Exness |
無料 |
ほとんどの海外FX業者では、カードを使って入金するときに手数料がかかりません。
一部の海外FX業者では手数料がかかる場合もありますが、指定の入金額を超えると手数料が無料になることが多いです。
カードを使った入金方法以外では、入金時に手数料が取られることが多いため、カードを持っている人は積極的に活用した方がいいでしょう。
クレジットカードやデビットカード以外で入金する方法
クレジットカードやデビットカードを使わずに海外FX口座に入金する方法は、国内送金、海外送金、オンラインウォレット、仮想通貨があります。
国内の銀行口座を所有している海外FX業者であれば、国内送金を使って口座に入金することが可能です。
業者ごとに対応している銀行は異なるため、自身が使っている海外FX業者に確認してみましょう。
海外送金では高い手数料がかかるため、カード入金や国内送金を使うのが難しい人には、オンラインウォレットがおすすめです。
bitwalletやSTICPAYがおすすめのオンラインウォレット業者となっています。
海外送金と比べると格安の手数料もしくは無料で海外FX口座に入金できるため、カード入金できない人はぜひ使ってみてください。
最近では、仮想通貨で入金できる海外FX業者も増えてきています。
海外FXでのクレジットカード入出金の仕組み
カード入金は、クレジットカードやデビットカードを持っていれば即日入金できる人気の方法です。
手軽に素早く手続きできることから他の入金方法よりも推奨されており、非常に便利な方法となっています。
一方、出金の際は、出金額に制限があったり、出金までかかる時間がかかるなど、入金時と比べるとやや複雑です。
ここでは、カード入金の仕組みと合わせてカード出金の仕組みについても詳しく見ていきましょう。
入金の仕組み
海外FX業者のカード入金は、クレジットカード・デビットカードのショッピング枠を使った入金方法です。
海外FX業者の口座への入金にカードを使った場合、通常のショッピングと同様に後日カード会社に一括で入金金額分を支払います。
デビットカードで入金する場合も、同じくショップング枠を利用して口座に入金する仕組みです。
ただ、クレジットカード入金は翌月以降に入金額分を支払うのに対し、デビットカード入金は銀行口座から即時引き落とされます。
口座に残高が残っていない場合、入金ができないため、注意が必要です。
出金の仕組み
カード出金は、ショッピング履歴のキャンセル機能を使って行われます。
カードの取引履歴を消すことでカード会社による返金処理が行われ、取引利益分を現金化する仕組みです。
そのため、入金するときと比べるとやや複雑な仕組みになっています。
元手資金分のみ引き出せる
カード出金では、クレジットカードの取引履歴をキャンセルすることで、現金化します。
そのため、カードで出金する場合は元手資本分までしか出金できません。
カード会社の締め日よりも前にカード出金するときは、その月の請求をキャンセルすることで元手資金分が現金化されます。
カード会社の締め日が過ぎており、すでに銀行口座から請求額が引き落とされている場合は、カード会社から銀行口座へ返金がされる仕組みです。
締め日以降にカード出金する場合は、取引履歴のキャンセル処理に時間がかかるため、銀行口座に返金されるまでに期間が開く可能性があるでしょう。
クレジットカードの取引履歴をキャンセルするのに、手数料はかかりません。
取引利益分は銀行口座から引き出し
元手資本分を超えた取引利益分はカード出金できません。
そのため、取引利益分を引き出すときには、海外送金で指定した銀行口座へ振り込む必要があります。
海外送金を利用するときは、中継する銀行手数料や着金銀行手数料が4,000円から5,000円程度かかることを覚えておきましょう。
海外送金の手数料を避けたい場合は、bitwalletやSTICPAYなどのサービスを使うことで手数料をかけずに出金可能です。
クレジットカードでの入金のメリット
クレジットカードの仕組みや入出金に関するルールを解説してきました。
入出金のルールが他の入金方法とは少し違うクレジットカードですが、入金方法の中で人気となっている理由として、たくさんのメリットがあります。
そこで本項では、VISAをはじめとしたクレジットカードでの入金のメリットを、以下の順に解説していきます。
・入金までの反映時間が短い
・手数料がかからない
・対応している海外FX業者が多い
・持ち合わせがなくても入金できる
1つずつ見ていきましょう。
入金までの反映時間が短い
クレジットカードでの入金のメリットに、入金までの反映時間の短さがあげられます。
入金までの反映時間は、どこの海外FX業者で利用しても、入金が反映されるまでの時間に差はありません。
証拠金維持率を高めたいときやポジションの積み増しを行いたい場合など、とくに入金を急いでいるシーンで大いに活躍してくれるでしょう。
また、24時間いつでも利用できるため、主に夜中をメインに取引している人にとっては、相性の良い入金方法といえます。
手数料がかからない
クレジットカード入金は、ほとんどの海外FX業者で手数料が無料となっている場合が多いでしょう。
入金方法によっては、割高な手数料が発生してしまうケースや、入金の金額次第で手数料が発生する場合があります。
取引手数料が高い海外FX業者では、なおさら入金に手数料をかけたくないものです。
一方、手数料がかからないクレジットカード入金では、他の入金方法で発生するであろう手数料分を取引に回すことができます。
海外FXでの入金に手数料をかけたくない場合は、クレジットカードでの入金がおすすめといえるでしょう。
対応している海外FX業者が多い
クレジットカードでの入金のメリットとして、対応している海外FX業者が多さがあります。
利用できるカードブランドにこそ違いがあるものの、たいていの海外FX業者ではクレジットカードでの入金に対応しているでしょう。
中でもVISAカードは、クレジットカードに対応している海外FX業者の中で、取り扱っている業者が最も多いカードブランドとなっています。
海外FXでクレジットカード入金を行う場合、VISAカードを利用することで、事前にクレジットカード入金に対応していないなどのトラブルを回避できるでしょう。
持ち合わせがなくても入金できる
クレジットカードでの入金において、手持ちの資金の持ち合わせがなくても入金できる点は、メリットといえるでしょう。
クレジットカードはデビットカードとは違い、キャッシングにあたるため、翌月以降に引き落としが行われます。
そのため、一時的に手持ちの資金がなくても入金が可能となっています。
しかし、デビットカードでの入金では、決済と同時に口座資金から引き落としが発生します。
そのため、口座内に手持ちの資金が必要となることから、クレジットカードの入金形態との違いに注意が必要です。
クレジットカード・デビットカード入金の注意点を紹介
ここでは、クレジットカードとデビットカードで海外FX業者に入金するときの注意点を紹介します。
クレジットカード・デビットカードを使った入金では、ショッピング枠の現金化や違法資金のマネーロンダリングといった不正利用を禁止するためのルールがあります。
そのため、海外FX業者を正当な取引目的で使っている人も、カード入金のときにはこれらの注意点に気をつけなければいけません。
海外FX業者で取引を始めてから戸惑わないように、事前に把握しておきましょう。
クレジットカード・デビットカードを使った出入金の注意点は、以下の通りになります。
・カードのポイントは貯められない
・入出金を同じ方法にする
・利益の出金ができない
これらは、カードを使って出入金するときに勘違いされやすいポイントです。
それでは1つずつ解説していきます。
カードのポイントは貯められない
海外FX業社の出入金にカードを使っても、カード会社のポイントは貯まりません。
通常、クレジットカードやデビットカードを利用して買い物をすると、利用額に応じてカード会社のポイントが貯まっていきます。
しかし、カードで出金する場合、取引履歴をキャンセルすることで出金するため、付与されたポイントもあわせてキャンセルされるようになっています。
引き落としが行われる前にカード出金した場合、入金の履歴からキャンセル処理が実行されるため、ポイントは付与されません。
カード会社の締め日を過ぎてからカード出金した場合は、入金の取引が確定しているため、一時的にポイントは付与されます。
ただ、カード出金する際に過去の入金履歴がキャンセル処理されるため、それに伴って付与されたポイントも抹消されます。
いつ出金するかにかかわらず、最終的には入金したときに付与されるポイントは抹消されてしまうのです。
入出金を同じ方法にする
海外FX業者では、マネーロンダリング防止法により入金と出金は同じ方法で行わなければいけません。
クレジットカード・デビットカードを使って入金した場合、出金の際は同じくクレジットカード・デビットカードを使う必要があります。
ただし、同じ方法で出金しなければいけないのはカード入金した資金分までです。
それ以上の取引利益分はカードでは出金できず、海外送金など他の出金方法を利用する必要があります。
利益の出金ができない
海外FX業者でカード入金をした場合、カードを使って出金できる金額は元手資本分までです。
そのため、取引によって利益が発生したときは、カードを使った出金以外の方法で出金する必要があります。
ほとんどの海外FX業者では、海外送金が取引利益分の出金方法です。
海外送金では、中継銀行や着金銀行所定の手数料がかかり、一回の海外送金あたり、4,000円から5,000円程度の手数料を支払うことになります。
カード入金できない原因は?
クレジットカードやデビットカードで入金する方法は、手軽かつ簡単であることから多くの海外FX業者で採用されています。
しかし、対応していると明記されているカードブランドでも入金できないときがあるため、注意が必要です。
カード入金ができないときは、以下の原因が挙げられます。
・カード会社や銀行が拒否している
・カードの利用限度額に達している
・カードブランドに対応していない
・カードの名義人が違っている
・カードの有効期限が切れている
・休止口座になっている
1つずつ見ていきましょう。
カード会社や銀行が拒否している
規約に取り扱いが明記されているカードブランドでも、カード会社や引き落とし先の銀行が拒否している場合は、カード入金ができません。
カード会社や銀行が拒否する理由は、カードの犯罪利用や不正利用を防ぐためです。
カードの犯罪利用や不正利用の可能性があるとみなされた海外FX業者は取引が停止され、カードによる入金ができません。
海外FX業者をすでに利用している場合は、カード会社や銀行が取引を拒否した時点でそのカードを使った出入金ができなくなります。
カード会社と銀行のどちらか片方でも取引を拒否すると、カードによる取引ができなくなるため、カードによる出入金ができないときはどの業者がNGを出しているか確認しましょう。
現金化を防止するため
カード会社や銀行では、利用者がカードによる出入金の仕組みを悪用してショッピング枠を現金化することを防ぐために、怪しい海外FX業者との取引を拒否することがあります。
カードによる出入金は、クレジットカードとデビットカードのショッピング枠を利用した出入金方法です。
一部の海外FX業社では、カードで入金した後に現金で出金する事で、カードローンなどよりも安く現金を入手する不正利用がありました。
カード会社や銀行ではそのような不正利用を防ぐため、独自の判断で取引を停止することがあります。
FX口座に入金後すぐには引き出せないように対策も練られていますが、期間を開けて出金すれば実質ショッピング枠の現金化が可能です。
海外FX業者にカード入金したあとに全く取引していないと、不正利用を疑われるため、注意しましょう。
マネーロンダリングを防止するため
カード会社や銀行では、カードによる出入金を使ったマネーロンダリングを防ぐためにカードの出入金を停止することもあります。
違法な手段で得た資金の出所を特定させないために、架空・他人名義の金融機関口座を使用して資金の移動を繰り返し、正当な手段で得た資金のように見せかけること。資金洗浄。
カード会社や銀行は、反社会勢力の資金源のためにカードが不正利用されないように、取引先を選別しています。
そのため、お金の動きが怪しいとみなされた場合、カード会社もしくは銀行にカードの出入金を停止され、利用ができなくなります。
カード会社の中にはカードで出入金されるのが危険だと判断し、海外FX業者との契約を解消するケースも増えているようです。
お金の流れが怪しいとみなされると、取引を停止されてしまうこともあるため、気をつけるようにしましょう。
カードの利用限度額に達している
クレジットカードやデビットカードの利用限度額に達している場合、口座には入金できません。
対応しているはずのカードブランドで口座への出入金ができないときは、この原因が最も濃厚でしょう。
カードによる出入金は分割払いやローンが組めないため、利用するときはしっかりと元手資金を確保しておく必要があります。
カードで海外FXの口座に入金する場合、カードの引き落とし先になっている銀行口座の残高には、常に気をつけるようにしてください。
カードブランドに対応していない
クレジットカードで入金できない原因に、カードブランドに対応していない可能性があります。
クレジットカードでの入金は、多くの海外FX業者で対応しています。
とくに、VISAカードは海外FX業者の中でも対応数が多い傾向にあります。
そのような状況下では、使えるという思い込みから利用している海外FX業者で、カードブランドが対応できるかの確認が抜けがちになります。
例えば、TradeviewやExnessの対応状況は、VISAカードではなくJCBに対応している状況のため、VISAを利用しようとしても入金できないでしょう。
カードの名義人が違っている
クレジットカードの名義人が本人と違っている場合、クレジットカードでの入金ができない状況も想定されます。
利用している海外FX業者によっては、クレジットカード情報が本人名義かどうか確認される場合があります。
そこで、クレジットカードの名義人が本人と認識されないと、入金できない場合があるでしょう。
第三者のクレジットカードを利用しないのはもとより、カード情報入力の際も、ちょっとした入力ミスがないように注意が必要です。
カードの有効期限が切れている
クレジットカードで入金できない原因の1つとして意外にありがちなのが、カードの有効期限が切れているパターンです。
カードの有効期限は、海外FXで最初にクレジットカードを利用する際に入力する情報となっており、入金の度に入力する情報ではありません。
そのため、クレジットカード入金の利用をはじめて一定の期間が経過すると、カードの有効期限の確認を失念してしまう可能性もあるでしょう。
結果、気付かない間に、利用しているクレジットカードの有効期限が切れていたために、入金ができなかった、という状況が発生してしまうのです。
休止口座になっている
入金しようとしている口座が休止口座になっていると、クレジットカードでの入金を含め、全ての入金方法での入金ができません。
休止口座は、海外FX業者ごとに取り決められた期間に取引が行われなかった場合や利用規約への抵触によるペナルティとして移行する場合があります。
そうなると、入金だけでなく、為替取引をはじめ利益の出金もできなくなります。
長期間の使用実績がない口座に対してクレジットカード入金ができないときは、休止口座への移行も可能性の1つとして認識しておきましょう。
クレジットカード・デビットカード入金以外に便利な入金方法
クレジットカード入金ができないときの原因を解説してきました。
海外FXには、クレジットカード/デビットカード以外にも、さまざまな便利な入金方法があります。
それらの便利な入金方法を知っておくことで、海外FX業者ごとの入金方法に合わせた柔軟な切り替えができるようになるでしょう。
そこで本項では、クレジットカード/デビットカード入金以外に使える便利な入金方法を、以下の順に紹介していきます。
・bitwallet(ビットウォレット)
・STICPAY(スティックぺイ)
・仮想通貨
1つずつ見ていきましょう。
bitwallet(ビットウォレット)
はじめに紹介する海外FXでの便利な入金方法は、bitwalletです。
bitwalletは、世界中で最も利用されているオンラインウォレットです。
対応している通貨として米ドル、日本円、欧州ユーロ、豪ドルなどの世界の主要通貨に対応しています。
クレジットカードでの入出金と同じように、bitwalletでは海外FXへの入出金に手数料が発生しません。
ただし、銀行からbitwalletへの入出金に関しては手数料が発生するでしょう。
なお、bitwalletはアカウント登録(口座開設)さえしてしまえば、どこの海外FX業者でも利用が可能となります。
bitwalletのアカウント登録ステップは、以下のとおりです。
1.公式サイトからアカウントの種類を選択
公式サイトを開くと、個人アカウント、法人アカウントを選択し「新規ウォレット開設」をクリックしましょう。
2.居住国、メールアドレスの入力
お住まいの国とメールアドレスを入力し、対象アカウントにチェックしたら「続行する」をクリックし、メールの返信を待ちます。
3.必要情報の入力
メールが届いたらURLを開き、必要情報(氏名、生年月日、国籍、住所、電話番号)を入力していきます。
4.各種規約の確認
必要情報に続き、秘密の質問の設定とメールアドレスの確認が終わったら、「各種規約の確認」に同意したところで、アカウント登録(口座開設)が完了です。
アカウント登録後はbitwalletを利用可能にするために、本人確認書類2通(身分証明用、居住証明用)の提出を行います。
なお、身分証明用の写真は顔写真付きの書類と本人が一緒に撮影された写真が必要となります。
bitwalletのアカウント登録は、10分程度で完了できるでしょう。
STICPAY(スティックぺイ)
STICPAYは、bitwalletと同じオンラインウォレットの1つです。
主にアジア(日本、シンガポール、フィリピン、韓国、インドネシア、香港)やヨーロッパ全域を中心に世界中で使われています。
STICPAYの最大の特徴として、法定通貨と仮想通貨の両替が自由にできることがあげられます。
仮想通貨の両替に対応している点は、STICPAYの魅力といえるでしょう。
また、入金が反映されるまでの時間は短く、銀行送金と比べても入金手数料が低い傾向にあります。
海外FX業者への普及率はbitwalletほど多くはありませんが、年々増加傾向にあるため、アカウント登録しておいて損がない入金方法です。
STICPAYのアカウント登録のステップは、以下のとおりです。
1.公式サイトにアクセス
公式サイトにアクセスしたら、「STICPAY口座開設」をクリックしましょう。
2.必要情報の入力
入力フォーマットが表示されたら、必要情報(メールアドレス、氏名、生年月日、パスワード、国籍、通貨)を入力していきます。
3.電話番号によるSMS認証
必要情報を入力後、電話番号によるSMS認証を行います。
4.アカウント登録(口座開設)完了
入力した電話あてに届いた認証コードを入力し、「次へ」をクリックでアカウント登録(口座開設)が完了です。
STICPAYのアカウント登録が済んだら、開設した口座への入出金ができるように、本人確認書類の提出を進めていきましょう。
本人確認書類には身分証明用と居住証明用があり、各書類を写真撮影のうえ、アップロードしていきます。
提出する書類は、身分証明用が有効期限内、居住証明用が発行から3か月以内のものしか認められていないため、気を付けてください。
本人確認書類の承認後、紐づけ銀行口座を登録し、2段階認証を設定したところで、STICPAYの利用が可能となるでしょう。
なお、2段階認証は、OTPアプリケーション、メールアドレス、携帯電話番号の3つの中から選択できます。
仮想通貨
仮想通貨による入金方法は、ビットコインやイーサリアム、ライトコインなどを利用して入金する方法です。
主に、ビットコインを使っての入金が行われる場合が多いでしょう。
ビットコイン入金を利用するには、ビットコインウォレットのアカウント登録(口座開設)が必要になります。
仮想通貨による入金の特徴として、オンラインウォレットと同じように入金の反映時間が早さがあげられます。
また、入金手数料も入金方法の中では、低めに設定されているでしょう。
bitwalletやSTICPAYと比べると利用可能な海外FX業者が少ないものの、年々、対応できるFX業者も増えています。
ただし、仮想通貨による入金を利用する際は、仮想通貨のボラティリティの高さから大きな値動きが発生するため、通貨価値の変動に注意が必要といえるでしょう。
クレジットカード・デビットカード入金に関するQ&A
ここまで、クレジットカード入出金の特徴や便利な入金方法などを解説してきました。
クレジットカード・デビットカード入金に関する質問事項を、以下の順にQ&A形式で紹介していきます。
・海外FXでVISAが利用できるFX業者を教えてください
・クレジットカード入金でポイントはつきますか?
・海外FXでクレジットカードによる出金はできますか?
1つずつ見ていきましょう。
海外FXでVISAが利用できるFX業者を教えてください
海外FXでVISAが利用できるFX業者は、以下のとおりです。
XM Trading、GEMFOREX、iFOREX、Axiory、Titan FX、FXGT、IS6FX、BigBoss、HotForex、FBS
なお、上記の海外FX業者では、VISAと合わせてJCBも利用できます。
Mastercardへの対応状況はまちまちとなっているため、気を付けましょう。
クレジットカード入金でポイントはつきますか?
クレジットカード入金でポイントはつきません。
入金の仕組み上、クレジットカードでの入金はカードのショッピング枠が使われているため、ポイントが貯まると思われがちです。
しかし、出金がショッピングのキャンセル扱いとなることから、ポイントが付与されない状況となります。
カード会社によっては半年や1年単位で決済キャンセル不可となりますが、決済キャンセルできないことで、ポイントよりも出金できない損失の方が大きくなるでしょう。
海外FXでクレジットカードによる出金はできますか?
海外FXでクレジットカードによる出金は可能です。
ただし、出金する際は入金額と同額までの範囲内に限ります。
入金額を超えた利益の出金を行う場合は、別の出金方法を利用しなければなりません。
まとめ
海外FX口座への出入金方法は、クレジットカードやデビットカードを使うのが主流です。
カードでの出入金はほとんどの海外FX業者で対応しており、非常に利便性が高いことから、多くのFX業者で推奨されている方法となっています。
VISAカードは多くの海外FX業者に対応していますが、一部使えない会社もあるため、カードブランドは複数所有していると便利でしょう。
カードによる出入金には不正利用を防止するためのルールが存在するため、利用する際にいくつかの注意点があります。
クレジットカードやデビットカードを使った出入金の仕組みと注意点を把握して、取引を始めてから戸惑わないようにしましょう。