

「海外FXのおすすめスマホアプリは?」
「MT4、MT5、cTrader のスマホアプリの違いは?」
「スマホアプリでFX取引するメリットとデメリットは?」
スマホアプリで海外FXを利用しようと考えている人の中には、このような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、海外FXのスマホアプリの種類やスマホアプリを選ぶときのポイント、おすすめの海外FXスマホアプリなど、海外FXのスマホアプリの違いや特徴について紹介しています。
この記事を読めば、海外スマホアプリを使用した場合のメリットとデメリットを紹介しているため、海外FXのスマホアプリどのような人におすすめか把握可能です。
海外FXのスマホアプリで疑問点がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
海外FXのスマホアプリの種類は?
海外FXに対応しているスマホアプリは、以下のような種類があります。
・MT4
・MT5
・cTrader
・海外FX業者独自のアプリ
それぞれ特徴が異なるため、違いを把握しておきましょう。
各アプリの特徴を紹介します。
MT4
MT4は、FX業界の中で最も使われている取引プラットフォームです。
30種類のテクニカル指標が使えるため、高度な分析が可能なのが最大の特徴となっています。
テクニカル指標は、多重表示が可能です。
指標とチャートの配色などを自由にカスタマイズできるため、多重表示していても取引画面が見やすくなっています。
自分好みの分析ツールのカスタマイズと、高度な分析ができるため、FX取引上級者に人気です。
MT4専用の言語でプログラミングされたEA(自動売買システム)を搭載しており、取引条件をはじめに設定することでシステムトレードや自動売買することもできます。
また、プログラミングができれば、独自のEAを開発し、MT4に導入することも可能です。
パソコンとスマホアプリの両方に対応しているため、トレーダーの状況に応じて使い分けられます。
MT5
MT5は、MT4に改良を加えてリリースされた取引プラットフォームです。
MT4にはなかった機能が追加され、裁量トレーダー向けに作られています。
細かなチャート分析で売買するスキャルピング取引をしている人向けのプラットホームです。
MT5で変更・追加された機能は、以下の通りになっています。
・チャートの同時表示
・チャートの時間足の表示方法
・価格軸の幅の変更
MT4では一つしか表示できなかったチャート画面が、MT5では2つ同時に表示できるようになっています。
チャートごとに異なる通貨ペアを選択できるため、相場の状況や通貨ごとの市場動向を同時にチェック可能です。
また、MT4ではチャートの時間足の表示が縦表示だったのに対し、MT5では横表示に変更されています。
縦表示の場合、時間足でチャートが隠れていましたが、横表示になったことで時間足を選択しやすくなりました。
PCのMT5では時間足の種類も追加されており、21種類から選べます。
価格軸の幅を変更する機能も、MT5から追加されました。
縦にスワイプすると価格軸の幅を変更できるようになっており、細かいチャートの値動きを比較できるようになっています。
ただ、MT4と比べるとテクニカル指標やEAの種類が少ない点がデメリットでしょう。
cTrader
cTraderは、ECNの専用プラットホームとして開発された取引プラットフォームです。
ECN(Electronic Communications Network)は、トレーダーがFX取引するときに、FX業者を介さずインターバンクに直接注文する取引方式です。仲介業者がいないことからトレードの透明性が高く、約定力が高いという特徴があります。
トレーダーとインターバンクが直接取引するDMA(ダイレクトマーケットアクセス)のため、短期売買で利益を出すトレーダー向けの取引プラットフォームです。
MT4に近い性能になっていますが、MT4にはないポジションの同時決済機能が備わっています。
また、取引制限がなく、板情報が一目でわかる機能も付いています。
MT4よりも操作性が向上しており、直感的な操作で取引可能な点から、その他取引プラットホームからcTraderに移行するトレーダーも増えています。
ただ、MT4と比べるとEAやインジケーターの種類や、cTraderに対応している業者が少ないです。
それらは、cTraderのデメリットに挙げられるでしょう。
海外FX業者独自のアプリ
一部の海外FXは、自社で開発したトレードアプリをリリースしています。
独自で開発したアプリが使えるおすすめの海外FX業者は、以下の4社です。
・FxPro
・XMTRADING
・IFOREX
・Exness
これらの会社の独自アプリは、MT4、MT5、cTraderの欠点を補うために作られているものです。
チャートの見やすさや操作性などの利便性を重要視しており、FX取引に必要な最低限の機能だけを残し、初心者でもわかりやすいような設計が多くなっています。
それぞれのアプリの詳細な説明は、「海外FXのスマホアプリおすすめ6選」で紹介しています。
海外FXのスマホアプリを選ぶときのポイントは?
海外FXのスマホアプリを選ぶときのポイントは、以下の通りです。
・対応機種
・デモトレードの有無
・分析ツールの種類
海外FXのスマホアプリには多くの種類があるため、自分にあった機能が備わっているものを選ぶのが大切です。
それぞれのポイントを詳しく紹介します。
対応機種
海外FXのスマホアプリを選ぶときは、対応機種をチェックしましょう。
iPhoneは多くの海外FX業者に対応していますが、Androidだと一部対応していない場合もあります。
端末の機種やOSのバージョンが原因でFXのアプリが使えないこともあるため、自分の使用しているスマホが対応しているかどうか確認することが大切です。
デモトレードの有無
海外FXのスマホアプリを選ぶときは、デモトレードができるかどうかもチェックしましょう。
アプリごとに、実際にFX取引するときの操作性は異なります。
デモトレードでは、自己資金を使った取引前に取引のシミュレーションができるため、自分に合った操作性のスマホアプリを見つけることが可能です。
デモトレードは無料でできるため、複数の海外FX業者で悩んでいるときはデモトレードで実際の操作性を試して、取引しやすいアプリを確認しましょう。
分析ツールの種類
海外FXのスマホアプリを選ぶときは、使用できる分析ツールの種類をチェックしましょう。
最近のスマホアプリには、PCのチャート分析ツールに引けをとらない機能が追加されています。
そのため、PC版を使わず、スマホだけでも十分にFX取引が可能です。
ただ、PC版とスマホアプリでは使える分析ツールの種類が異なり、必要最低限の分析ツールのみ搭載されていることが多いです。
使いたい分析ツールが使えないと取引時に困るため、事前にどの分析ツールがスマホアプリで使えるのか確認しておく必要があるでしょう。
海外FXのスマホアプリおすすめ6選
海外FXのスマホアプリでおすすめな業者は、以下の通りです。
・FxPro
・XMTRADING
・AXIORY
・TradeViewForex
・IFOREX
・Exness
それぞれ選べる取引プラットフォームや特徴が異なります。
違いを把握して、自分の取引スタイルにあった海外FXのスマホアプリを見つけましょう。
FxPro
FxProは、銘柄数や講座に対応している通貨の種類が業界トップレベルのFX業者です。
取引プラットフォームは、MT4、MT5、cTraderの定番のものに加え、FxProが独自で開発したプラットフォームが使用できます。
スマホアプリでは、MT4、MT5、cTrader、独自プラットフォームの複数口座を一括で管理できます。
独自プラットフォームは、操作性を重視したシンプルなデザインです。
独自プラットフォームには取引に必要な最低限の機能のみ搭載されており、クイックトレードはテクニカル・描画ツール、価格アラートなどの機能が付いていません。
分析ツールを使用して取引したいときは、MT4、MT5、cTraderの口座に切り替える必要があります。
XMTRADING
XMTRADINGは、日本語のサービスが充実していることから、日本人のトレーダーに人気の海外FX業者です。
レバレッジが888倍までかけられるため、資金に余裕がない人でも取引ができます。
無料でデモ口座の開設、デモトレードができるため、初心者にもわかりやすいのもポイントです。
XMTRADINGで取引するときは、MT4、Mt5、MT5口座専用の独自プラットフォームから選べます。
独自プラットフォームはクイックトレード機能があり、スキャルピングに向いています。
Android版のMT5には、クイックトレード機能がないので、注意が必要です。
AXIORY
AXIORYは、運営の透明性が高い点と日本語のサポートが充実している点から、日本人から人気のある海外FX業者です。
日本人オペレーターのサポートセンターがあり、海外業者ですがトラブルのときでも安心して利用できます。
取引プラットフォームは、MT4、cTraderから選べます。
AXIORYのMT4は、日本人向けに開発された取引プラットフォームのため、日本語が実装されています。
また、プラットフォームの使い方に関する情報も充実しています。
FXトレードの初心者から上級者まで利用できる海外FX業者です。
スマホアプリでは自動売買に対応していませんが、PC版では利用可能になっています。
TradeViewForex
TradeViewForexは、金融ライセンスを取得しているFX業者のため、業界内でも信用度が高い海外FX業者です。
信託保全が完備されているため、万が一トラブルが発生しても資金が守られます。
選べるプラットフォームの数が充実しており、MT4やMT5、cTraderなどの代表的な取引プラットフォームの中から、好きなものを利用して取引ができます。
選べる通貨ペアの種類も豊富に取り揃えられているのも特徴です。
MT4でアカウントを作成すれば、業界内でもトップクラスの非常に低スプレッドで取引できます。
IFOREX
IFOREXは、MT4やMT5、cTraderを取引プラットフォームに採用しておらず、自社で開発したブラウザタイプの取引プラットフォームを採用しているFX業者です。
また、自動売買とスキャルピングを禁止しているめずらしい海外FX業者でもあります。
銘柄数が豊富で取引条件も優れており、独自のプラットホームの使い勝手もいいことから、トレーダーから好評価を得ています。
取引は、PCとスマホの両方で可能です。
かなり豪華なキャンペーンを実施しているため、トレーダーへの還元も充実しています。
スマホのチャート画面が少し見にくく、経済ニュースも見られないという難点はありますが、分析ツールも充実しており、スマホで取引するのに必要な機能は十分に揃っています。
日本語対応も充実しているため、取引方法や取引プラットフォームに特別こだわりがない人には、かなりおすすめの海外FX業者です。
Exness
Exnessは、レバレッジが無制限になっている点が最大の特徴となっているFX業者です。
複数の口座タイプを選択可能で、取引プラットフォームもMT4、MT5、自社の独自プラットフォームの3種類から選べます。
キャンペーンを開催していないため、日本では若干知名度が低いですが、チャートの見やすさも高水準でトレーダーから人気です。
独自プラットフォームでは、複数口座を管理することも可能になっており、口座の切り替えもすぐにできます。
ただ、スマホアプリではテクニカルや描画ツールが搭載されていません。
そのため、Exnessではメインの取引はPCで行い、緊急時のトレードや入金・出金時にはスマホアプリを使うようにしましょう。
海外FXのスマホアプリのメリット
海外FXのスマホアプリを使うメリットは、以下の通りです。
・どこでも取引可能
・操作性がわかりやすい
・同じアプリで複数業者と取引可能
・経済ニュースが見やすい
ここで紹介しているメリットは、PC版の取引ツールと比べたものです。
PC版の方が分析ツールなどの機能面では充実していますが、スマホアプリにはPC版のデメリットを補える利点があります。
スマホアプリでFX取引を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
どこでも取引可能
海外FXのスマホアプリを使えば、スマホさえあればどこにいても取引が可能です。
PC版の場合、パソコンの本体やパソコンの通信環境、作業スペースなどを確保する必要があります。
そのため、どうしても取引できるタイミングが限られてしまうでしょう。
一方、スマホアプリであれば、ちょっとした隙間時間にも取引できます。
PCを使うよりも場所や時間に縛られずに取引できるため、スマホアプリの方が取引のタイミングを逃しにくくなるでしょう。
操作性がわかりやすい
スマホアプリで取引する場合、PC版よりも操作性がわかりやすく、初心者でも簡単に取引できます。
多くのスマホアプリは、PC版よりもシンプルに設計されており、FX取引に必要な最低限の機能に抑えられている場合が多いです。
また、海外FXのスマホアプリでは規格が共通しているため、どのアプリでも操作性が統一されています。
そのため、誰でもわかりやすくFX取引できるような設定になっているでしょう。
シンプルな設計とはいえ、さまざまな分析ツールが備わっている場合が多く、スマホアプリだけでトレードすることも十分に可能です。
同じアプリで複数業者と取引可能
MT4、MT5、cTraderのスマホアプリであれば、同じアプリで複数の海外FX業者と取引できます。
複数の海外FX業者を使っている場合、ログインし直すことで取引する業者を切り替えることが可能です。
アプリごとに規格が共通しているため、FX業者を切り替えても操作方法は変わりません。
ただ、FX業者が自社で開発したアプリは、それぞれ独自の規格に沿って開発されており他のFX業者ではログインできないため、注意が必要です。
経済ニュースが見やすい
海外FXのスマホアプリは、世界の経済ニュースを見られる機能が付いているものが多いです。
経済ニュースの情報をもとに、為替の動向を逐一チェックできます。
取引せずとも経済ニュースの機能は使える上に、トレーダーに必要な情報を見られるため、市場を知るためのツールとしても活用可能です。
海外FXのスマホアプリのデメリット
海外FXのスマホアプリを使うデメリットは、以下の通りです。
・為替情報と取引画面が別々
・国内FXのアプリの方が初心者向き
・海外FX業者とのトラブルは自己責任
・国内FXよりも手数料と税金が高い
海外FXのスマホアプリは、国内FX業者のスマホアプリと比べると使いにくい傾向にあります。
そのため、ここでは国内FX業者と比較したデメリットを紹介しています。
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
為替情報と取引画面が別々
海外FXのスマホアプリは、為替情報と取引画面の両方を同時に表示できません。
取引するときに為替情報を見たい場合は、アプリを切り替えたり、他の端末で為替情報を表示する必要があります。
国内FXのスマホアプリでは、取引画面にリアルタイムの情報がテロップ式で表示されるものが多く、為替情報と取引画面の同時表示が可能です。
そのため、国内FX業者のスマホアプリと比べると、海外FX業者のスマホアプリの方が一画面に表示できる情報が少なく、使いにくいでしょう。
国内FXのアプリの方が初心者向き
海外FX業者のスマホアプリよりも、国内FX業者のスマホアプリの方が初心者向けでわかりやすくなっています。
多くの海外FX業者が採用しているMT4、MT5、cTraderは、初心者だけでなく上級者も利用できるスマホアプリです。
一方で、国内FX業者のスマホアプリは、情報量を少なくするために一部の機能を制限してわかりやすいように設計されています。
海外FX業者のスマホアプリも使いやすさに注力していますが、それでも国内FX業者のアプリの方が簡単に使えるでしょう。
また、国内FX業者は初心者用のイラストや漫画コンテンツがたくさんあります。
そのため、使いやすさ、わかりやすさの観点では、国内FX業者のスマホアプリの方が優れているでしょう。
海外FX業者で発生したトラブルは自己責任
海外FX業者で発生したトラブルは、国内FX業者と違って自己責任になることが多いです。
国内FX業者では、金融庁によって信託保全が義務化されているため、トラブルの際はトレーダーの資産が守られます。
トラブルが発生した場合、金融庁に相談することも可能です。
一方で、海外FX業者の場合、信託保全が義務化されていない業者もあります。
サポートセンターが日本語に対応していない場合、日本語での問い合わせもできません。
国内FX業者と比べると、トラブルの際に頼れる機関が少なく、自らの力のみで解決しなければならない場面も多くなるでしょう。
国内FXよりも手数料と税金が高い
海外FX業者は、国内FX業者と比べると手数料と税金が高くなります。
海外FXでは、資金を海外の金融機関に入金する必要があります。
海外の金融機関から国内の銀行口座に入金する場合、国内FXよりも高額な出金手数料が発生するでしょう。
また、海外FXで利益が出た場合、総合課税が適用され、所得金額に応じて税金が徴収されます。
国内FXで利益が出た場合は、利益の20%分の税金が徴収される仕組みになっているため、利益額によっては海外FXの方が多く税金を徴収されることもあるでしょう。
海外FXの税金を徹底解説!確定申告や計算方法、税率を詳しく解説!
まとめ
海外FXで使えるスマホアプリの種類は、MT4、MT5、cTrader、FX業者が独自開発した取引プラットフォームの4種類です。
それぞれ操作性や使える分析ツールが異なるため、海外FX業者がどれに対応しているのか確認する必要があります。
使っているスマホの機種やOSのバージョンによっては、海外FXのアプリに対応していないこともあるため、併せて確認しましょう。
スマホアプリに対応しているおすすめの海外FX業者は、FxPro、XMTRADING、AXIORY、TradeViewForex、IFOREX、Exnessの6つです。
海外FX業者ごとに操作性や特徴が異なるため、デモトレードなどで取引を試しつつ、自分のトレードスタイルにあったスマホアプリを選ぶことが大切です。
スマホアプリをうまく使いこなせば、FX取引の幅が広げられるため、ぜひ活用してみてください。