

海外FXで取引をはじめていきたい方には、デモ口座の利用がおすすめです。
「海外FXのデモ口座って何?」
「デモ口座に利用価値があるの?」
「MT4対応のデモ口座を提供しているおすすめ業者が知りたい」
海外FXにさまざまな興味を抱いているという中で、デモ口座に対する疑問もキッパリと解消したいと思いませんか。
デモ口座は、ただ漫然とやみくもに使っていてもトレードスキルは向上しません。
しかし、海外FXではデモ口座の特徴を知り利用方法に一工夫加えるだけで、トレードスキルを大幅に向上させることが可能です。
この記事ではデモ口座の特徴や有効な使い方、MT4に対応したデモ口座のおすすめ業者を紹介しています。
記事を一読いただければ、デモ口座を海外FXでの取引におけるトレードスキルの向上に大いに役立てることができるでしょう。
海外FXのデモ口座って何?
海外FXのデモ口座は、あたかも現金を使った取引を行っているかのように練習できるシミュレーション口座のことを指します。
海外FXでは取引プラットフォームがMT4の業者が多いため、MT4のデモ口座が主流です。
MT4デモ口座での取引の金額は少額から可能で、提供業者によっては最大数百万までのデモ取引が可能となっています。
シミュレーションであるデモ口座上における取引では、どれだけ大きな金額を損失しても実際の取引ではないため、現実に資金が失われることはありません。
全て無料で利用できるデモ口座によるシミュレーション取引は、高いレバレッジが特徴の海外FXで経験が浅い人にとって絶好の訓練場所といえるでしょう。
また、デモ口座の開設はFX業者によって違いはあるものの、複数のデモ口座を同時開設することもできます。
もっともデモ口座の開設可能数が多い業者で、最大5つのデモ口座が開設できるでしょう。
世界中で利用されている取引プラットフォームで、多くのインジケーターや自動売買ツールを組み込むことができるため投資家から根強い人気を誇っています。
分析や検証によって独自に開発したインジケーターを反映させることもできるMT4は、基本操作はどのFX業者も同じなので、海外FXをはじめる上で押さえておくと良いでしょう。
デモ口座の役割
海外FXにおいてデモ口座の役割はとても重要です。
国内FXでの取引から海外へとシフトしたばかりだと、どうしても海外FXの取引に不慣れな面が出てきます。
そこで、デモ口座を活用することで大切な資金を1円も失うことなく、海外FXでも取引に慣れていけるというわけです。
海外FXでは高いレバレッジに適応するためのロット調整の仕方、NDDによる取引方式の特徴、約定力やスプレッドの違いなど、取引で安定した収益を出していくまでに慣れていくためのポイントが多数存在します。
これらの特性を低リスクで手っ取り早く習得できることがデモ口座の役割といえるでしょう。
また、デモ口座は海外FXに慣れていない経験が浅い人だけではなく場数を踏んでいるベテラントレーダーにとっても重宝しています。
試したい手法や独自開発したインジケータ―をデモ口座で反映させれば、無料でシミュレーションできるからです。
その意味でも、デモ口座は多くのトレーダーにとって役立ってくれているといえるでしょう。
海外FXにおけるデモ口座の特徴
海外FXにおけるデモ口座の役割が分かったところで、デモ口座の特徴を解説していきます。
これから海外FXでの取引でデモ口座を取り入れていきたいと感じている方は、ぜひデモ口座の特徴を学んでみてください。
デモ口座の良い面と悪い面のどちらも押さえることで、より一層デモ口座を有効に活用できるようになるでしょう。
デモ口座のメリット
まずは、海外FXにおけるデモ口座のメリットから紹介していきます。
・取引のトレーニングが無料
・自動売買ツールの試行が可能
取引のトレーニングが無料
1つ目のメリットは、シミュレーション取引によるトレーニングが無料で行えることです。
デモ口座でもシミュレーション取引で損失した金額が大きくなると、怪しい海外業者に損失分を請求されてしまうのでは、と考えてしまう人もいるようですが一切請求されることはありません。
どれだけ金額が大きくなっても無料で何度でも取引ができるというのは、デモ口座の最大のメリットといえるでしょう。
海外FXの取引に慣れるまでは、デモ口座を利用したシミュレーションの中で試行錯誤しながら、自分に合ったトレードスタイルをじっくりと探していけばいいのです。
ロット調整やトレードを行う時間帯、取引する通貨ペア、取引に取り入れたいオシレーターなど試したいことは全て無料のデモ口座で試してしまいましょう。
自動売買ツールの試行が可能
デモ口座を使用することで、損失を生じることなく自動売買ツールの試行が可能となるでしょう。
海外FXで多くの業者に取り入れられているMT4プラットフォームは、色んなタイプのインジケーターや自動売買ツールを組み込むことができます。
しかし、上手く組み込めたとしても取り扱いに慣れていなければ誤操作などにより思わぬ損失を被ってしまう状況にもなりかねません。
そこで、デモ口座を活用することにより実際に組み込まれたインジケーターや自動売買ツールを、損失を発生させることなく使い込むことができるというわけです。
とくに自動売買ツールは、いきなり実践で使用するよりもデモ口座で何度もシミュレーションしながら、確実な収益化へ向けた修正が必要になってくるでしょう。
デモ口座のデメリット
一切の損失が発生しないという優良なデモ口座にはメリットだけではなく、もちろんデメリットもあります。
デモ口座のデメリットを理解しておくことで、知らないうちに陥ってしまうデモ口座の誤った使い方を回避できるでしょう。
デモ口座のデメリットは以下の2つです。
・取引の軽視
・実力の勘違い
取引の軽視
はじめに紹介するデメリットはシミュレーションという意識を払拭できずに1回1回の取引を軽視してしまうことです。
デモ口座のメリットでも紹介したとおり、デモ口座はリアル口座とは異なり全ての取引での損失分を実際に負担することはありません。
一見したら損失がないという魅力的なメリットですが、それがかえって取引を軽視してしまう原因となってしまうケースが多く見られます。
取引を軽視したトレードを続けていると、もちろんトレーダーとして成長できないばかりか自分のエントリー基準が曖昧になってしまう原因につながるでしょう。
デモ口座でのシミュレーション取引だからといってエントリー基準を甘くしていると、いつまでたっても洗練された精度の高い取引ができるようにはなりません。
デモ口座での取引は軽視しないようにしましょう。
実力の勘違い
デモ口座で取引していると誰でも1度は陥ってしまうのが、自分はFXで収益を出せるようになったと思い込んでしまう実力の勘違いです。
デモ口座でのシミュレーション取引は失敗しても損失がない分、強気なエントリーが出来てしまいます。
意識すればある程度は軽減できるものの、潜在意識のコントロールまでは上手くできないものです。
リアルだとリスクが恐くてエントリーできないような局面であっても、シミュレーションではあっさりエントリーできてしまいます。
結果、誰もが入らないであろうエントリーポイントとなりデモ口座の収益化に成功してしまうというわけです。
その収益化を実力と勘違いすると、リアル口座での取引で返り討ちにあうことはいうまでもありません。
海外FXでの取引にデモ口座を活かすコツ
前項ではデモ口座には良い面だけではなく、悪い側面も存在するという内容を解説しました。
しかし、デモ口座は使い方さえしっかり押さえておけば、安全にトレードスキルを向上させていけます。
そこで、海外FXでの取引にデモ口座を最大限に活かすコツを紹介します。
・デモという認識を捨てる
・約定率とスプレッドの違いを認識
・トレード計画の徹底
デモという認識を捨てる
はじめに紹介するコツは、デモ口座でのトレードにおいてデモという認識を捨てることです。
デメリットでも解説しましたが、デモ口座でのトレードは損失がいくら膨らんでしまってもリセットできてしまうため現実感がありません。
金額の設定も初心者が経験しないであろう大きな金額をリスクなく取引できます。
このような現実とかけ離れた取引により、より一層リアル感が損なわれてしまうでしょう。
リアルでの取引で大金を運用すると、慣れるまでは失ったらどうしようという恐怖感がついてまわります。
実践トレードを繰り返すことで克服していく感情をデモ口座では体現できないのです。
デモ口座で実際の資金を運用しているかのようにトレードするのは難しいもの。
しかし、せっかくのデモ口座でのシミュレーションなので、トレードスキル向上のためにも意識的にデモという認識を捨てるように努めていきましょう。
約定率とスプレッドの違いを認識
2つ目のコツとして、実際の口座での取引とデモ口座の違いを認識しておきましょう。
一番の違いは約定力とスプレッドの違いです。
理由は運用しているサーバーの重さが全く違うことがあげられます。
サーバーの重さが比較的軽いデモ口座では、実際にトレードする口座よりも約定力が高かったりスプレッドが狭かったりとトレードしやすい環境といえるでしょう。
また、約定力が高い背景としては、実際の口座よりもデモ口座で取引しているユーザーが限られていることで混雑しない点も考えられます。
さらに、デモ口座を提供しているFX業者が実際のトレードに移行させるのを目的として、取引を楽しめるよう故意に勝ちやすく設定している場合もあるでしょう。
何にしてもデモ口座と実際の口座では、取引の特性に違いがあるのは事実です。
デモ口座が優遇されている環境を当たり前のまま、実際の口座で取引を行うと注文が通りづらかったり、デモ口座での取引よりもスプレッドが広かったりするので違いを認識しておくことは大切といえるでしょう。
トレード計画の徹底
最後に紹介するデモ口座を活かすコツは、エントリーした後のトレード計画の徹底です。
特に取引する前に設定した生命線である損切ラインは、デモ口座の取引であっても絶対に守りきるようにしましょう。
実際のトレードにおいて、損切ラインは証拠金を守ってくれる生命線です。
言わば、相場で生き残っていくためにトレーダーができる唯一の武器といえるでしょう。
以上の理由から取引を行う前にはトレード計画で必ず損切ラインを設定するというわけです。
デモ口座ではエントリー後にあっさり損切ラインを動かしてしまう傾向が多いようですが、逆にデモ口座を活かして損切りの練習を積んでいくようにした方が実力の向上につながります。
簡単に損切ラインを動かす癖をつけてしまうと実際の取引にも悪影響が出てくるため、デモ口座での取引であっても事前に想定したトレード計画は守り切るようにしましょう。
デモ口座で気を付けるポイント
海外FXでのトレードでデモ口座を上手く活かすコツを紹介しましたが、デモ口座での取引には並行して気を付けておきたいポイントもあります。
これまでの特徴とコツを押さえた上で、最後に本項で紹介するポイントを理解しておけばデモ口座を安心して良い方向に活用できるようになります。
そこで、デモ口座での取引で気を付けるポイントを見ていきましょう。
・期限が決まっている
・収益を現金化できない
期限が決まっている
デモ口座には、取引の開始日から起算して使用できる期限が設けられています。
そのため、デモ口座でコツコツ積み上げた仮想資金が期限を満たしたことで運用できなくなったということも起こり得るでしょう。
使用できる期限はデモ口座を提供しているFX業者によって違います。
使用期限が短いFX業者のデモ口座では30日、使用期限が長いFX業者では180日とデモ口座を提供している業者によってまちまちです。
一部、無期限で使用できる業者もいるようですが、デモ口座はいつかは卒業しなければいけない訓練場。
使用期限うんぬんではなく、自分で定めた期間に沿って短期的に分割した目標を立てて取引するなどメリハリのある利用をしていくと良いでしょう。
収益を現金化できない
デモ口座でのトレードで仮想資金を運用していると、FXに習熟していなくても不思議と順調に資金が増えていくものです。
しかし、デモ口座のシミュレーション取引でどれだけ資金を増やそうが収益は現金化できません。
そして、高ロットによる連続取引に成功し資金が想像を越えるスピードで増えていくと、金額が大きくなればなるほど、現金として残せない現実に直面した時の落ち込みが大きくなってしまいます。
デモ口座による取引は、あくまでもシミュレーションの場であることを認識しておきつつ、現実に即した適正ロットにより取引していくようにしましょう。
MT4デモ口座が使えるおすすめ海外FX業者
海外FXには色々なデモ口座を提供しているFX業者が存在します。
まずは海外FXに慣れていくためにも、MT4に対応しているデモ口座を利用した方が良いといえるでしょう。
そこで、数あるFX業者の中でもMT4に対応しているデモ口座を提供しているおすすめ業者とそれぞれのデモ口座の特徴を紹介します。
おすすめ業者 |
デモ口座の特徴 |
・仮想資金上限設定額100万円 ・リアル取引とほぼ同じ取引が可能 ・使用期限180日間 |
|
・仮想資金上限設定額500万円 ・リアル口座とほぼ同じ取引が可能 ・使用期限30日間 |
|
・仮想資金上限設定額500万円 ・リアル取引に若干の差がある ・使用期限無期限 |
各業者が提供しているデモ口座の特徴は使用期間や仮想資金上限金額、リアルとの違いなど特徴が分かれています。
自分のトレードスタイルや資金に見合ったデモ口座を提供している業者を選び、MT4デモ口座を上手く活用していくと良いでしょう。
まとめ
海外FXのデモ口座の特徴や活用法、気を付けるポイントなどを解説しました。
無料で利用できるデモ口座は、トレードスキル向上に役立ってくれるばかりではなく、新たな手法の検証や相場分析にも大いに貢献してくれる貴重なツールです。
海外FXやMT4に慣れていない人にとっては、さらに重要なウエイトを占めています。
ただ、使い方を誤ってしまうとトレーダーとしての成長にはつながりません。
記事で紹介した方法やポイントをデモ口座での取引に活かして、海外FXでの収益化を狙っていきましょう。