

海外FXを利用する上で、自動取引できるととても便利です。
24時間オープンしている相場において、常に取引するのはとても大変であり、精神的なストレスもあります。
そこで、自動売買に託すことで常に取引ができ、利益を上げることが可能です。
自動売買にもいくつかの種類があり、自分に最適なEAなどを採用することが重要となります。
また、自動売買も万能ではなく、利用する上で注意すべきポイントがいくつかあります。
では、海外FXの口座を利用して自動売買をどのようにして運用すれば良いのでしょうか?
この記事では、海外FXで自動売買により運用する方法について紹介します。
海外FXの自動売買(EA)とは?
まず、海外FXにおける自動売買について解説します。
日本のFX業者では、主にシステムトレードという名称で業者が用意したシステムを利用して自動売買を行なうのが一般的です。
誰でもすぐに利用できる点が魅力的ですが、実は選択肢が狭くカスタマイズがしにくいという問題点があります。
一方で、海外のFX業者ではEAと呼ばれる自動売買が主流となります。
Expert Adviserの略で自動売買プログラムのことです。
通常のFX取引においては、裁量取引によって相場を見ながら手動で注文しなければなりませんが、EAを使用すれば自動売買が可能です。
EAは単体では全く意味をなさず、一般的にはFX取引プラットフォームとして有名なMT4にセットして使用することになります。
イメージとしては、MT4がソフトウェアで、MT4にEAというプログラムをセットして使用する形です。
自動売買(EA)で必要な取引環境
EAを利用する上で必要となるのが、環境整備です。
主に、以下の環境が整っている必要があります。
・インターネット回線
・デバイス(PCなど)
・MT4/5
・EA
・海外FX口座
大まかな流れとしては、インターネット接続したPCなどのデバイスにMT4やMT5をインストールして、そこにEAを導入して自動売買させます。
インターネット回線は、さほど速度は気にする必要はなく、むしろ安定して接続できるかが重要です。
もし、取引したいタイミングに回線が途切れてしまうと、チャンスを逃してしまうことになりかねません。
よって、途切れにくく安定した回線を選定してください。
使用するデバイスについても、高スペックなPCは不要でスタンダードなPCで十分運用できます。
基本的に、EAは24時間起動させて運用することが前提となるので、停電でデバイスがダウンすることなく運用するために、ノートパソコンを活用するのも有効です。
MT4については、無料でダウンロードできますし、FX業者が提供している場合もあります。
以上の環境が整ったら、利用するEAを入手してダウンロードしてください。
そして、MT4にEAをセットして起動させておくだけで、自動売買が可能となります。
自動売買(EA)には「無料EA」と「有料EA」がある
EAは、とても多くの種類があります。
EA自体は、プログラミングとFX取引に関する知識があれば、比較的誰でも簡単に作成できるのが特徴で、FXを専門的に取り扱う会社から、一般的なトレーダーまで様々な立場の人がEAを作成して提供しています。
EAには、無料版と有料版があり、自分に合ったものを選定しなければなりません。
無料版は、主に無名のトレーダーなどが提供している場合が多く、個人ホームページや、EAを取り扱うサービスから入手でき、マイナーながらも稀に光る成績を残すEAもあります。また、無料EAは業者が提供しているケースもあり、初めてEAで自動売買を楽しみたい方におすすめできます。
一方で、有料EAとは主にプロトレーダーが提供しているケースが多いEAです。EAの特徴として、実績を残す有名トレーダーと全く同じ取引ができるという点が挙げられます。初心者であっても、実績を残しているトレーダーと同じ取引ができれば、利益を上げられるチャンスがあります。
その点で、有料EAの場合、数万円ととても高価でありますが、十分に利用価値があると言えます。
海外FXで自動売買(EA)を利用する6つのメリットとは?
海外FXにおいて、EAで運用する場合に、以下のようなメリットがあります。
・チャート画面に張り付く必要がない
・無数のEAが公開されているため選択肢が多い
・分散投資でリスク分散できる
・取引コストはスプレッドだけ
・プログラミングの知識があればトレードを自動化できる
・精神的な負担が減る
以上のメリットをしっかり活かせば、効率的かつ確実に利益を上げるチャンスがあります。
ここでは、各メリットについて詳しく解説します。
1.チャート画面に張り付く必要がない
FXの裁量トレードでは、自分の手ですべての操作を行なわなければなりません。
FX相場は、土日やイベント時を除いて、基本24時間取引ができるのが魅力である反面、常にチャートを見て運用しなければならず、会社員として働く場合、FX取引では常に休みなく取引する必要があります。
EAは導入すると自動売買で自分の手を下すことなく運用ができることが魅力的です。
もちろん、全くチェックすることなく運用することはできないのですが、裁量トレードと比較したらかける時間は歴然となります。精神的にも落ち着いて自動売買できることによって、プライベートに割く時間も増やせるという点も見逃せません。
2.無数のEAが公開されているため選択肢が多い
EAの魅力として、国内FX業者が提供しているシステムトレードなどと違って、様々なEAが用意されています。
主なEAでも、以下のようなものがあります。
・ナンピン系
・スキャルピング系
・デイトレ系
・スイング系
・朝スキャ系
・仲値系
・グリッド系
・指標特化型EA
選択肢が多いことで、自分のスタイルに合ったEAを見つけやすいことが魅力的です。
例えば、短時間で成績を収めたいと考えている場合は、スキャルピング系を選択すれば1日の中でも数回取引できます。
また、デイトレ系も短時間で運用できることもあって、人気のEAです。
他にも、特殊なEAとしては朝スキャ系と呼ばれる、取引量が少なくなる朝方だけを狙ってトレードするEAもあります。
指数特価型EAは、アメリカ雇用統計などの値動きが激しいタイミングに特化して取引するものが存在しているのが特徴です。
以上のように、自分の性格などに合わせて最適な自動売買の方法を見つけやすいのが、EAのメリットとなります。
3.分散投資でリスク分散できる
EAを運用する場合、1つのEAで運用するよりも複数のEAを同時に運用する方がおすすめです。
複数のEAによりポートフォリオを構築することによって、リスクの分散ができる点がおすすめのポイントとなります。
1つのEAで運用している場合、収益を上げるためにロット数を上げて運用しなければなりません。
そのため、EAも万能ではなく1度負けると損失も元手に対して大きな痛手を負う可能性があるので、複数のEAを同時に運用することによって、運用ロットを分散でき、ロスカットされたとしても損失は最小限に抑えることが可能となります。
結果として、結果的に安定して収益を伸ばす効果が期待できます。
4.取引コストはスプレッドだけ
EAによる運用の場合、運用コストとしてかかるのが電気代やインターネット代がありますが、これは通常生活していく中でかかるものであり、EAの運用だけでかかる費用は微々たるものです。
それ以外にかかるコストとしては、有料EAの場合は購入費用がかかりますが、これも継続的にかかる費用ではなく購入時のみ発生するだけとなります。以上を除いてかかる費用は、スプレッドのみです。
FXにおけるスプレッドとは、トレーダーがFX取引する際の買値と売値の差のことを指します。
スプレッドが、実質的なFXにおける手数料の意味合いがあるのです。
スプレッドが狭いほうが低コストとなり、トレーダーにとって有利に働く形ですが、スプレッド幅を見込んでEAは取引しなければなりません。
長期トレードの場合、スプレッドはさほど気になるものではありませんし、短期トレードでもEAがしっかりと考慮した上で取引するので、さほど気にすることなく運用可能です。
5.プログラミングの知識があれば、トレードを自動化できる
EAは、基本的なプログラミングの知識があれば、誰でも簡単に構築可能です。
特に、高価なソフトも必要なく、無料ソフトを使用してプログラミングすることもできますし、プログラミングするマシンスペックも一般的なパソコンで十分対応できます。
この手軽さもあって、多くの方がEAを構築してリリースしています。
6.精神的な負担が減る
自動売買(EA)を利用すれば、トレードにおける精神的な負担が軽減されます。
裁量トレードでは、ひとたびエントリーすると、どうしても含み損や含み益の増減で感情が揺り動かされてしまいます。
自動売買(EA)の運用では決められてあるロジックに従って、自動でトレードが行われます。
したがって、エントリーや決済に個人的な意思は必要ありません。
自動売買の利用によりポジション保有中のリスクに気を使わなくて良くなるため、エントリーへの精神的な負担を軽減できるでしょう。
海外FXで自動売買(EA)を利用する5つのデメリットとは?
EAによる自動売買は、手間を省けるなど多くのメリットをもたらす一方で、EAも万全ではなくデメリットも少なからず存在します。
デメリットをしっかり把握して、それ以上にメリットを見いだせればトレーダーにとって有益な取引方法となります。
ここでは、EAのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
1.有料EAやVPS費用などのコストがかかる
EAの運用において、ランニングコストとしては電気料、インターネット代、そしてスプレッドがあり、初期投資としては有料EAの場合は購入費用を計上しなければなりません。
有料EAで人気のものとなると、5万円以上するものがざらにある状況です。
もちろん、有名EAとなると高い実績を残しており、利益を上げるチャンスがありますが、必ずしも成功するわけではないので、もしかしたら使えないEAとなり初期投資がすべて負債になる可能性があります。
また、EAは自分でデバイスを用意してMT4をインストールして運用するのがスタンダードですが、VPSと呼ばれるサーバーをレンタルして、そこで運用できます。
これによって、ずっとデバイスを起動させる必要がなくなり、安定したサーバー上で運用できる点が魅力的ですが、レンタル費用として数千円の費用が発生するのが難点です。
2.高額なEAを販売する詐欺に遭う危険性がある
EAは誰でもプロトレーダーと同じ取引ができるという点が魅力的ですが、その手軽さを悪用している業者がいるのが事実です。
業者側では誇大広告によっていかにも儲かるような口ぶりでEAを販売しているケースがあり、まだEAのことを知らない方にとって、数十万円など高価な費用であっても、それが相場だと思って騙されて購入される方もいます。
業者側としては、EAは絶対に儲かるという謳い文句で販売して、もし利益が出なくてもEAも万全ではないと言い訳するケースが大半です。
実際に、消費生活センターには多くの苦情が寄せられている状況であるため、詐欺を働くEA業者にはだまされないように注意してください。
3.世界的な経済危機などの急な相場変動に対応できない
EAを構築する場合、基本的には安定した相場を想定しているケースが大半です。
2008年に発生したリーマンショックのような、長期的に影響を及ぼしたケースは組み入れられる事がありますが、それ以外に突発的に値動きしたものは除外した上で利益を上げるようにEAを作成します。
もしEAを運用している上で、突発的に値動きが発生する事例が発生しても、EAではそこまでは想定できないので不利に働くことがあります。
これは、裁量トレードでも同様であり、もしそのような事態が発生した場合に如何に被害を最小限に抑えるのかが重要となります。
その点もあって、複数のEAを運用してリスク分散を図ることがポイントとなり、またEA単体で大きな値動きをした場合に的確に損切りできるものを選ぶことが重要です。
4.サポートの対象外となる
海外FXでEAを利用するうえでは、EAがFX業者のサポート対象外となる点を押さえておくようにしましょう。
EAの使用が認められているFX業者であっても、導入したEAで発生した問題やトラブルに対するサポートは一切行われません。
また、取引プラットフォームを提供している会社であってもサポート対象外となるのは同様です。
あくまでも、EAの導入により発生したトラブルは自己責任となります。
海外のEAを導入すると、取り扱い方法が英語で説明されているなど、トラブル解決の難易度が高いため気を付けておくようにしましょう。
5.初期設定が難しい
EAの導入は、初期設定が簡単ではありません。
PCの扱いに慣れていたり、プログラムに精通している場合は支障がないものの、PCに不慣れな場合初期設定が一筋縄にはいかない可能性があるでしょう。
EAを導入するためには、EAの購入からVPSの契約、取引プラットフォームへのダウンロード、ロジックの設定などの手順が必要となります。
PCに不慣れな状況ではじめてEAを導入する場合は、慣れている人の協力を得るといったサポートを受けながら、導入作業を進めるとよいでしょう。
海外FXで優秀な自動売買(EA)を選ぶ7つのポイント
EAには多くの種類がありますが、その中から最適なEAを選定して利用できるかがポイントです。
ただ、実績を残しているという理由だけで導入しても、自分が意図した結果を残せるとは限りません。
よって、選定ポイントを明確にして、最終的に最適なEAを選定して利用することが重要です。
ここでは、EAを選定する上で重視したいポイントを7つ紹介します。
1.過去2~3年の成績グラフが右肩上がりになっている
EAをリリースする際に、必ずと言っていいほど提供されるのがバックテストとフォワードテストの結果です。
いずれも、実際の相場データを活用してシミュレーションを行い、構築したEAが本当に実績を残せるかどうかをテストした結果となります。
バックテストとは、過去の相場データを用いて、本当に実績が残せるかを検証するテストとなり、基本的に過去相場で実績を残せるようにプログラミングするので、良い成績を収めるのは必然的な状況です。
一方で、フォワードテストとはリアルタイムの相場データを用いてテストする方法となります。
以上の結果は手軽に入手できますが、結果を見る際には3年スパンで右肩上がりに好成績を収めているものを選定してください。
もし、右肩下がりに成績が悪化していると、やがては負債を発生させる無能なEAとなる可能性があるので、注意してください。
2.PF(プロフィットファクター)値が高いこと
EAの善し悪しを判断する方法として、PF(プロフィットファクター)も重要な指標となります。
総利益額と総損失額の比を表した指標となり、損益を抑えて効率よく利益を出せるかを表しています。
PFは、以下の計算式で算出可能です。
PF(プロフィットファクター) = 総利益額 ÷ 総損失額
PFが高いEAでは、大きな含み損を抱えたとしても、利益になるまで決済しないことにより、ギリギリまで投資を継続するケースがあります。
これは、リスクの高いEAと言わざるを得ず、突発的な相場の変動時に大きな負債を発生させる可能性も考えられます。
よって、PF は重要な指標ではありますが、PFだけで判断するのは危険という点は認識してください。
もし、PFが1を下回れば損失が出ている状態となり、PFが1を上回れば利益は出ている状態を表します。
以上のことから、目安としてはPF1.3を上回る程度のEAを選定するのがベターです。
3.最大ドローダウンの数値が小さいこと
FX取引において、ドローダウンの考え方も重要です。
一時的に最大資産から落ち込んだ下落率、損失額のことを指します。
もう少しわかりやすく解説すると、口座にある資産からどれくらの損失が出たかを示すものとなります。
自動売買の運用においても、資産がドローダウンの金額分少なくなる可能性があるのです。
そして、最大ドローダウンとは最大資産からの最も大きい下落率のことを指します。
ドローダウンは、特に自動売買において重視しなければならない指標です。
どれだけテストの結果から、パフォーマンスが優れているものであり、高い勝率を誇っていても、自動売買においては何度も取引を行なう上で、過去同じ取引をすることで負債に発展する可能性があります。
最大ドローダウンが大きすぎれば、損切りしなければならない可能性が高いEAと判断できます。
自分の中でドローダウン幅がどの程度まで許容できるかを棚卸しして、EAを選ぶようにするとよいです。
4.総取引数が多いEAを選ぶ
EAでは成績が公開されているケースが大半ですが、成績を見る際に重視したいポイントとして、取引回数に注目してください。
取引回数は、ストレートに表示されているケースもあれば、表示されていないケースがあるので検証期間などから推定することが重要です。
取引回数は、基本的に多ければ多いほど信頼性が高まります。
例えば、10回のデータのみで成績を公開しており、好成績を収めていたとします。
この場合、一度でも突発的な値動きがあって、幸い利益を出せる方向に値動きしていると、実力ではない部分がデータに大きく影響を及ぼすのです。
これを鵜呑みにしてEAを導入しても、実は実力のないEAで損失しか生み出さない場合があるので注意してください。
よって、取引回数に注目するのは理にかなった方法と言えます。
適切な成績であるのかを判断する目安としては、EAの取引回数が年間100回以上で、10年間で1,000回以上の取引回数があるものを選定するのがおすすめです。
5.取引ツールがMT4・MT5に対応しているか
EAは、基本的にMT4やMT5で運用することになります。
MT4は、とても安定したソフトウェアであり、またカスタマイズが容易でありとても有能なソフトです。
また、無料でインストールできて、多くの海外FX業者が公式的に対応している点も見逃せません。
EAの中には、MT4に非対応で独自のソフトウェアで運用するものが稀にありますが、別途対応したソフトを導入しなければならず、とても面倒です。
また、複数のEAを運用したい場合、特定のEAだけが別ソフトで運用しなければならない場合、損益の計算などもとても複雑になります。
独自のソフトだけに対応しているEAは稀ですが、しっかりとMT4やMT5に対応しているものであるのかを確認した上で、導入してください。
6.相応な検証期間を満たしている
EAを選ぶ際には、相応な検証期間を満たしているかを確認するようにします。
数か月程度の検証期間では、たとえテストの結果が良かったとしても、導入しようしているEAの信頼性が高いとはいえないでしょう。
EAには、トレンドに対応したものやレンジに対応したものなど、さまざまなロジックが組まれたものがあります。
数か月程度の検証ではトレンドやレンジに偏りがあるため、検証に十分な期間が得られていません。
EAを選ぶ際は、しっかりとした検証期間(約1~3年)を満たしているかを確認するようにしましょう。
7.過去の実績を把握する
EAを選ぶ上でのポイントとして、過去の実績を把握しておく必要があります。
過去の実績はバックテストで把握します。
ただし、バックテストは成績の改ざんができるため、フォワードテストの結果も考慮しておきましょう。
なお、フォワードテストは、デモ口座とリアル口座での検証結果となりますが、デモ口座でテストされている場合は、成績に気を付けるようにします。
デモ口座はリアル口座よりも取引環境が優遇されていることから、検証結果が良くなる傾向にあります。
デモ口座でのフォワードテストを鵜呑みにせず参考程度にとらえ、バックテストの検証結果とフォワードテストのデモ口座、リアル口座の検証結果のバランスを総合的に見ながらEAの信頼性を判断していきましょう。
海外FXで自動売買(EA)を始める手順
海外FXの自動売買や選び方のポイントを理解したところで、次は実際に自動売買(EA)を導入し、取引しましょう。
しかし、自動売買の始め方がわからないという方もいると思うので、ここからは海外FXで自動売買を始める手順を詳しく解説します。
具体的な手順は、次の通りです。
1.自動売買プログラム(EA)を導入する
2.海外FX業者で口座開設を行う
3.VPSサーバーをレンタルする
それでは1つずつ解説します。
1.自動売買プログラム(EA)を導入する
海外FXで自動売買するなら、当たり前ですが自動売買プログラム(EA)を導入する必要があります。
自動売買プログラム(EA)を利用するためには、MT4・MT5などの取引プラットフォームをダウンロードしなければいけません。
取引プラットフォーム自体は無料で提供されているものがほとんどですが、自動売買プログラム(EA)は有料で提供されていることが大半です。
無料で利用できる自動売買プログラム(EA)と有料で利用できる自動売買プログラム(EA)の違いは、収益モデルの違いが挙げられます。
無料EA | 海外FX業者が、自社に集客・宣伝するための施策として、無料EAを提供し、自社の売上アップを目的としている |
---|---|
有料EA | 個人・中小企業などが有料でEAを提供することにより、EAの販売で収益を得ることを目的としている。 |
海外FX初心者の方で、無料EAか有料EAで迷っているなら、無料EAの利用をおすすめします。
有料EAは、主に個人・中小企業が提供しているサービスのため、詐欺に遭うリスクが高いというデメリットがあります。
しかし、FX業者が提供する無料EAなら信頼性が高いというメリットがあります。
自動売買を始める際は、どのEAを利用するかを見極めることが重要です。
詐欺に遭わないようにじっくりと考え、EAを選ぶようにしましょう。
2.海外FX業者で口座開設を行う
EAを決めたら、次はMT4・MT5に対応している海外FX業者で口座開設しましょう。
口座開設には、個人情報と身分証明書の提出が必要なので難しく感じる方がいますが、手順通りに進めればあっという間に開設できます。
当サイトでも、各海外FX業者の口座開設方法を紹介しているので、参考にしてください。
3.VPSサーバーをレンタルする
最後に、FXの自動売買には欠かせないVPSサーバーをレンタルします。
Virtual Private Serverの略称で、FXで自動売買する際に安定した通信環境を提供する仮想専用サーバーのことです。
自動売買で、VPSサーバーを契約することで、24時間365日安定した通信が可能になり、もし停電が起きてもエントリーや約定できるなど様々なメリットがあります。
VPSサーバーは無料版・有料版どちらもありますが、FXジャイアンツのように口座開設時に500ドル分(61,000円分)の証拠金を入金するとVPSが無料でレンタルできるといったサービスを提供している海外FX業者が存在します。
どのVPSサーバーを契約すればいいかわからないという方は、無料で契約できるVPSサーバーを探すことをおすすめします。
自動売買(EA)における注意点
自動売買(EA)のメリットやデメリット、選ぶポイントを解説しました。
本項では、自動売買(EA)の利用における注意点を以下の順に紹介していきます。
・定期的なシステムチェック
・詐欺目的の自動売買(EA)
・不用意な設定変更
・資金管理の徹底
1つずつ見ていきましょう。
定期的なシステムチェック
はじめに紹介するEAの注意点は、定期的なシステムチェックの徹底です。
EAを導入すると、取引に手間がかからないため、つい長期間放置してしまうケースが多くなります。
しかし、為替相場は常に規則的な値動きをしているわけではありません。
相場の値動きは、その時々の地合いによって大きく変化していくものです。
相場の地合いが変わると、EAで設定していたロジックが機能しなくなるシーンも想定されるでしょう。
そのため、EAが機能しなくなり損失が発生しないように、EAが機能しているかを定期的に見直さなくてはなりません。
EA稼働中は放置しないように、定期的なシステムチェックを行うようにしましょう。
詐欺目的の自動売買(EA)
EAの注意点として、詐欺目的のEAの販売には気を付けましょう。
EAはツイッターやインスタグラムなどのSNSを通じて、販売を持ちかけられる場合があります。
しかし、SNS経由で販売されているEAは、値段が高いだけで収益化が見込めない詐欺目的の案件がほとんどです。
求めていないにもかかわらず、外から勝手に入ってくる情報に正当なものはありません。
SNSでのEA販売は、収益化を売り込む巧妙なセールスによる詐欺と認識しておきましょう。
不用意な設定変更
EAを利用していくうえでは、不用意な設定変更を避けなければいけません。
実際にEAを稼働して損失がでると、ついパラメーターを変えたくなってしまいます。
しかし、不用意にパラメーターを変えると、損失が拡大する可能性が高くなるでしょう。
EAであっても損失はつきものです。
損失が最大ドローダウンを超えていないのであれば、慌てて設定を変える必要はありません。
また、安易にパラメーターを変えてしまっては、裁量トレードのような感情的な起伏も起こり、自動売買のメリットが活かせないなくなります。
EAによる収益は、一時的な損失に左右されることなく、長い視点でとらえるようにしましょう。
資金管理の徹底
EAを稼働していくには、資金管理を徹底します。
稼働をはじめたら、まずは少ロットから試すようにしましょう。
いくら検証結果が優秀なEAであっても、検証の成績は過去の相場に対する結果でしかありません。
そのため、稼働初期からリアルな相場で高いロットにより稼働させるには、リスクが高いといえます。
まずは、少ロットで稼働させ、リアルな相場でも検証どおりの結果が得られるかを確認するようにしましょう。
EA稼働初期の資金管理の徹底は、EAの安定的な収益化のポイントとなります。
スマホで自動売買(EA)できる?
EAは、基本的にPCやVPSで運用することになります。
ただ、最近ではスマートフォンがさらに高性能化しており、スマートフォンで運用したいという方が多いのが実情です。
スマートフォンの魅力として、外出先でも手軽に運用できる点があります。
裁量トレードではなくても、自動売買でも定期的に運用状況をチェックすることが重要です。
そこで、外出先で空いた時間にスマートフォンでEAの運用状況がチェックできるととても便利です。
実際に、MT4はスマートフォンアプリとしても提供されていますが、実際に運用したい場合はVPSで運用するのがベターとなり、PC版と違って若干複雑な設定が必要です。
ここでは、スマートフォンでEAを運用するために必要なものや、設定方法を紹介します。
スマホでEAを利用するために用意するもの
スマートフォンでEAにより自動売買したい場合、基本的にはVPSサーバーで運用することになります。
実際に運用するために必要となるものは、以下の通りです。
・海外FX口座(MT4に対応していること)
・Windows VPS
・Windows用MT4とEA本体
・インターネット回線
・スマートフォンアプリ(WIndows Remote Desktop)
・クラウドストレージサービス(Google ドライブ、iCloudなど)
どれも、入手するためのハードルは高くありません。
唯一、VPSサーバーをレンタルすることに抵抗を覚える方が多いようです。
ただ、利用する海外FX業者では、推奨するVPSサーバーが公開されていたり、場合によっては海外FX業者がVPSサーバーを用意しているケースもあります。
以上を準備して、実際にEAによる自動売買の設定を行なっておきます。
スマホでEAを設定するまでの流れ
ここでは、具体的にスマートフォンでEAを設定する手順について紹介します。
1.海外FX口座を開設する
まず、海外FX口座を開設することから始めます。
可能であれば、EAが豊富な業者を選定すると、無料で有益なEAを入手できる可能性がありますよ。
口座開設する業者を選定したら、ホームページ等から申し込みます。
この際に、口座開設ボーナスが設定されているケースもあるので、条件をしっかり確認した上で口座を開設してください。
2.VPSをレンタルする
次に、実際に運用するサーバーをレンタルします。
各サーバー会社では、様々なプランが用意されており高性能なPCの場合はその分だけ費用が高くなります。
マシンのスペックを見ると同時に、サーバー自体の安定感を重視して選ぶことをおすすめします。
3.WIndows Remote DesktopでVPSに接続する
WIndows Remote Desktopを、スマートフォンにインストールしてください。
その後、実際にVPSに設定していきますが、設定にはサーバーの情報が必要です。
サーバー情報は、レンタル契約時にメールなどで配信されているので、その情報をベースに設定していきます。
主に、ユーザー名とパスワードを用いて、WIndows Remote Desktopを設定します。
設定が完了したら、トップ画面に設定したパソコンの情報が反映されていますので、これを押すとVPSへ接続可能です。
4.MT4とEAの入手
VPSに、MT4とEAをダウンロードします。
ただ、VPSをスマートフォンで遠隔操作するのは、結構手間な作業です。
そこで、スマートフォンでMT4とEAをダウンロードして、クラウドストレージサービスでVPSに送付する方法がオススメできます。
VPSでクラウドストレージサービスのソフトをダウンロードしてインストールします。
この際に、スマートフォンで設定したアカウントと同じものを設定することが重要で、もし違うアカウントの場合は適切に同期できないので注意してください。
MT4とEAをダウンロードしたら、フォルダに格納してVPSで同期されたフォルダを開き、MT4をダブルクリックしてインストールします。
5.MT4の設定とEAのセット
MT4をインストールしたら、まずはじめに海外FX口座の設定を行ないます。
設定時には、サーバー情報などが必要になるために、口座開設時に提供された情報を元に設定してください。
そして、口座と連動できたらEAをセットします。
EAは、MQL4>Expertsのフォルダに格納しておき、MT4の「データフォルダを開く」から指定フォルダを開いてください。
すると、Expertsフォルダのウィンドウが表示されるので、MT4インストーラーと同様にここに自分が入手したEAファイルをコピーして貼り付けます。
その後MT4のウィンドウを閉じてもう一度MT4を開くと設定可能です。
そして、自動売買設定を行なえば、自動売買が開始されます。
海外FXで自動売買(EA)を利用するFX業者を選ぶ3つのコツ
自動売買(EA)における注意点やスマホでの自動売買(EA)の設定方法を解説しました。
ここまでの解説で、自動売買の導入へのモチベーションも十分に高まっていることでしょう。
そこで、本項では海外FXで自動売買(EA)を利用するためのFX業者を選ぶコツを以下の順に紹介していきます。
・1.自動売買とスキャルピングの許可状況
・2.スプレッド水準
・3.約定力の高さ
1つずつ見ていきましょう。
1.自動売買(EA)とスキャルピングの許可状況
EAを利用する海外FX業者を選ぶ前提として、EAやスキャルピングの許可状況を確認するようにしましょう。
取引でEAやスキャルピングが禁止されていた場合、そもそもEAの導入自体ができません。
EAやスキャルピングは全ての海外FX業者で許可されているものではなく、中には禁止されているFX業者も少なからず存在しています。
禁止対象となっているにもかかわらず取引を進めると、知らないうちにペナルティの対象となる状況も考えられます。
海外FX業者を選ぶ際には、口座を開設する前に利用規約をしっかりと確認するようにしましょう。
2.スプレッド水準
EAを効率よく運用するためには、なるべくスプレッド幅が狭い海外FX業者を選ぶようにします。
スプレッド幅と合わせて取引手数料も低さにも気を付けておきたいところです。
取引のたびに発生するスプレッドは数回の取引では気になりませんが、回数が増えてくると意外に大きな金額となります。
たとえ、回数を重ねた取引の最終収益で差し引きゼロで終えたとしても、スプレッド幅が広いと、まとまった損失にもなりかねません。
EAの運用では長いスパンで進めていくことが多いため、1回あたりの取引コストを少しでも抑える必要があります。
EAによる収益を少しでも多く残していくためにも、スプレッド幅の低い海外FX業者を選びましょう。
3.約定力の高さ
EAを利用するための海外FX業者を選ぶうえで、約定力の高さも外せません。
約定力が低い場合、発注価格と約定価格の開きが大きくなるため、両者の価格差が損失として計上されます。
また、決済のときにも決済価格と約定価格に差が生じるため、想定よりも利益が少なくなる状況が発生するでしょう。
取引のたびに価格差が発生していると、EAとしての売買タイミングが優れていても、収益が伴わない可能性が高くなります。
そして、EAの導入に収益が伴わないことで、EAの成績検証の判断を狂わせる要因につながります。
EAの正確な検証判断のためにも約定力に関する評判が悪い海外FX業者は避け、約定力に定評のある海外FX業者を選ぶようにしましょう。
海外FXで自動売買(EA)におすすめの業者8選
実際にFXにおいてEAで自動売買する場合、利用する業者選びも重要です。
おすすめの海外FX業者としては、以下8つがあります。
業者名 | 最大レバレッジ | スプレッド(ドル円) | ロスカット水準 | 追証なし | 日本語対応 | ボーナス |
---|---|---|---|---|---|---|
GEMFOREX(ゲムフォレックス) | 1,000倍 | 1.2pips | 20%以下 | ○ | ○ | あり |
XMTrading(エックスエムトレーディング) | 888倍 | 1.7pips | 20%以下 | ○ | ○ | あり |
HotForex(ホットフォレックス) | 1,000倍 | 1.7pips | 10%以下 | ○ | ○ | あり |
AXIORY(アキシオリー) | 400倍 | 1.0pips | 20%以下 | ○ | ○ | なし |
TitanFX(タイタンエフエックス) | 500倍 | 1.03pips | 20%以下 | ○ | ○ | なし |
TradersTrust(トレーダーズトラスト) | 3,000倍 | 1.1pips | 20%以下 | ○ | ○ | あり |
FBS(エフビーエス) | 3,000倍 | 2.0pips | 20%以下 | ○ | ○ | あり |
Exness(エクスネス) | 2,000倍 | 1.1pips | 0%以下 | ○ | ○ | なし |
では、各業者でどのような特徴があるのでしょうか?
ここでは、各業者の特徴などを詳しく解説します。
GEMFOREX(ゲムフォレックス)|自動売買ソフト(EA)が無料で使い放題
GEMFOREX(ゲムフォレックス)は、日本でも有名な海外FX業者となります。
日本語に完全対応していることで、もし困ったことがあってもサポートを受けやすいという特徴があります。
また、GEMFOREX(ゲムフォレックス)のは各種ボーナスが充実しており、最大20,000円がボーナスとして付与されるので、これを元に取引することが可能です。
自動売買という面で見ても、GEMFOREX(ゲムフォレックス)では無料で多くのEAを提供しています。
専用ページが用意されており、様々な検索条件から自分に合ったEAを探し出すことが可能です。
さらに、GEMFOREX(ゲムフォレックス)ではオリジナルのMT4が提供されているので、手軽に運用開始できます。
XMTrading(エックスエムトレーディング)|VPSが無料で利用できる
XMTrading(エックスエムトレーディング)は、tradexfin limitedが運営しているサービスです。
2009年にサービスがスタートして、30言語以上の言語サポートを提供しており、世界の多くのトレーダーの間で非常に人気が高いのが特徴となります。
世界中で、影響力のある海外FX業者として知られており、2018年にはサービスの質が評価されて、World Finance Magazineより2018年のベストFXブローカー ヨーロッパ賞を受賞しています。
この実績からもわかるとおり、顧客満足度も高く特にチャットなどのサポート体制が充実しています。
最大レバレッジ888倍と高めで、またCFDのスプレッドが狭くて追証なしで借金リスクはありません。
さらに、ボーナスキャンペーンが充実しており、お得に取引することができ、XMTrading(エックスエムトレーディング)で魅力的なのが、無料でVPSを提供している点です。
通常、数千円程度のレンタル費用がかかりますが、XMTrading(エックスエムトレーディング)の口座を開設している方には無料のVPSが利用できます。
少しでもランニングコストを下げて運用したい場合に、特にオススメです。
HotForex(ホットフォレックス)|コピートレードサービスが利用できる
HotForex(ホットフォレックス)は、SVG FSAより許認可を受けており、2010年よりFXサービスを提供している海外FX業者です。
多種多様な口座タイプが用意されているのが特徴で、豊富で豪華なキャンペーンが世界中で好評を得ており、業界関係者やユーザーが投票するアワードでも多数受賞しており、以下の受賞歴があります。
・The Bizz 2017 Peak of Success(World Confederation of Business主催)
・World Finance Top 100 Companies(World Finance Magazine主催)
・Best ForexBroker Middle East 2016(17th MENA FFXPO主催)
豊富な8種類の取引口座を提供されており、初回入金は$5ドルと少額資金で運用開始できます。
多くのトレーダーにとっておすすめなのがプレミアム口座であり、トレードシグナルが使えるAUTO口座も人気です。
HotForex(ホットフォレックス)では、入出金も充実しておりクレジットカードとビットコインが利用できます。
HotForex(ホットフォレックス)で人気の機能として、コピートレードがあります。コピートレードでは、ストラテジー・プロバイダーと呼ばれるトレーダーが、トレードシグナルを配信しており、フォローすることでそのトレーダーと全く同じ取引が可能となります。
EAを使用せずとも、自動売買できる点は魅力的です。
AXIORY(アキシオリー)|約定率99.99%で万全な日本語対応
AXIORY(アキシオリー)も、日本人トレーダーにとって取引しやすい業者として知られています。
スプレッド幅がとても狭いことによって、スキャルピング系のEAを導入しても利益を上げやすい点が特徴的となっています。
高性能取引プラットフォームであるcTraderが利用可能で、約定力に優れていて動作スピードが高速、かつ約定拒否の発生が一切ありません。よって、cTraderはスキャルピングやデイトレードなど、短期売買がメインの方の最強ツールと呼ばれています。
また、安定したサーバー環境であり、高い約定力の中でトレードしたい上級者にとっても人気の海外FX業者です。完全信託保全となっており、安全性が高い業者として信頼できるという点も見逃せません。
また、自動売買という観点でも、大量のデータからトレードチャンスを自動分析することが可能なツールである、オートチャーティストがMT4・MT5で利用可能となっています。
オートチャーティストでは、自動的にチャートパターンを検出でき、これまでテクニカル分析にかかっていた時間を大幅に短縮可能です。
約定率99.99%と圧倒的に高く、確実に取引したい方に向いています。
TitanFX(タイタンエフエックス)|業界トップレベルの取引コスト
TitanFX(タイタンエフエックス)は、スプレッドや取引手数料の安さは業界トップレベルの業者として有名です。
特に、スキャルピングを行なう上では、最適な業者であると言えます。通貨ペアやその他CFD銘柄も最大レバレッジ500倍で取引できるので、少額資金で運用したい方にもおすすめです。
日本語サポートにも力を入れており、ライブチャットは24時間対応している点が魅力的です。
MT4・MT5が両方利用でき、さらに独自ツールであるウェブトレーダーも高機能となっており、自分好みのプラットフォームを選んで取引できるのがうれしい点です。
取引形態は透明性の高いNDD方式を採用していることから、透明性のある取引ができる点も評価できます。
TradersTrust(トレーダーズトラスト)|最適な取引環境が整っている
TradersTrust(トレーダーズトラスト)は、キプロス証券取引委員会(CySec)の許認可を受けており、2009年12月にサービス開始しました。
日本でも、2012年頃よりサービスがスタートしており、比較的歴史の長い海外FX業者です。
2018年からは、日本向けサービスの拠点はバミューダ共和国に移行していますが、変わらず安定したサービスを展開しています。
TradersTrust(トレーダーズトラスト)の魅力としては、最大3,000倍のレバレッジに尽きます。単純にレバレッジが高いこともあって、少額の資金でも大きな利益を出せるチャンスがあります。また、発注方式を全てディーリングデスクを介さないNDD方式としているので、運営者の私意が介入しない公平な取引ができます。
VIP口座を選択すれば、1注文あたりわずか1.5ドル)と、海外FX業者の中でも低いスプレッドで運用できます。
ソーシャルトレーダーがあり、プロトレーダーと同じ取引ができる点も魅力的です。
FBS(エフビーエス)|最大レバレッジ3000倍でキャンペーンが充実している
FBS(エフビーエス)は、日本人でも取引しやすいように様々なサービスが提供されています。
最も魅力的なのが、最大レバレッジ3,000倍である点です。
取引できるのは口座残高20,000円までとなっており、20,000円を超えると2,000倍になりますが、少額取引であれば3,000倍が適用されるのがうれしいですね。
口座の預入資産については、FBSの資産とは明確に分別管理されていますので、万が一FBSが破綻したとしても、信託保全制度によって資金は全額返還されます。
FBS(エフビーエス)では、もちろん自動売買にも対応しており、設定も簡単に行えるので誰でも簡単に導入可能です。
FBS(エフビーエス)は日本語によるサポート体制も整っている印象がありますが、実は2019年10月より日本円口座の提供を始めたばかりですので、まだまだ改善の余地があります。
それでも、コピートレード専用の公式アプリがあり、それに関連したレベルアップキャンペーンもあるので、お得に取引開始できます。
Exness(エクスネス)|取引コストが安くスプレッドが安定している
2008年に設立したExness(エクスネス)は、実は一時的に日本から撤退していた時期があります。
ただ、2020年に日本語公式サイトと日本語サポートを充実させて、再び日本市場に参入している業者です。
Exness(エクスネス)では、最大レバレッジが無制限で、ロスカット率0%で取引できます。
特に、ロスカット率0%というのは、海外FX業者を見渡してもExness(エクスネス)だけです。
最低入金額も安いので資金の少ない人でも口座開設できて、高品質な日本語サポートもあるので初心者でも安心できます。
MT4やMT5に対応しており、また無料でVPSが利用できるのでスマートフォンで運用したい方にもおすすめです。
特にMT5は今後、MT4に取って代わるソフトになることが見込まれており、既に公式的に対応しています。
自動売買(EA)に向いている人
海外FXで自動売買におすすめの海外FX業者を紹介しました。
裁量取引と違い、取引に手間も判断も一切かからない自動売買(EA)はどんな人に向いているのしょうか。
本項では、自動売買(EA)に向いている人を次の順に紹介していきます。
・資金量が少ない
・時間に余裕がない
・取引に冷静に取り組めない
・FXに関する経験と知識がない
1つずつ見ていきましょう。
資金量が少ない
資金量が少ない人は、EAの運用に向いているといえます。
EAは導入時から少額で運用していきます。
資金量が少なければ、稼働を始めたEAの実績が伴った際に、資金を増額しなければいいだけです。
また、少額資金をコツコツ増やしていくので、生活の負担となることもありません。
海外FXへの資金量が少ない人は、資金が少なくて済むEAの運用に向いているといえるでしょう。
時間に余裕がない
仕事や趣味などで時間に余裕がない人は、EA運用に向いています。
裁量トレードでは時間がかかるため、まとまった時間が確保できない人にとっては、取り組みが難しいものです。
一方、EAは稼働させておくだけで自動的に売買してくれるため、トレードに時間をかける必要がありません。
手間のかからないEAの運用は、時間をかけずに海外FXに取り組みたい人にとって、おすすめの取引スタイルといえるでしょう。
取引に冷静に取り組めない
海外FXでの取引に対して、冷静に取り組めない人はEAの運用が向いています。
1回1回の取引で感情的になってしまうような状態では、裁量トレードで良い結果は出せません。
EAの取引は、ルールにしたがって自動的に繰り返されているだけなので、感情的になる心配はないでしょう。
機械的な取引をたんたんと行ってくれるEAは、トレードで感情的になりやすい人には相性が良いツールといえます。
FXに関する経験と知識がない
FXに関する経験と知識がない人にとって、それらが一切不要なEAの導入は、裁量トレードでの取引よりも損失を抑えることができる手段といえるでしょう。
EAは決められたロジックにしたがって自動売買されています。
そこに、知識や経験は必要ありません。
稼働さえ継続できていれば問題ないわけです。
FXに関する経験と知識がない人でも、無理なく損失を出さずに運用できるため、初心者にもおすすめといえるでしょう。
海外FXの自動売買(EA)に関するQ&A
海外FXの自動売買(EA)の特徴や選ぶポイントなどを解説してきました。
これまでの解説で、自動売買(EA)に関して、十分に理解できたのではないでしょうか。
最後に本項では、海外FXの自動売買に関するQ&Aを次の順に紹介していきます。
・優秀なEAは無料で入手できますか?
・自動売買(EA)はどのような手法で設定されていますか?
・海外FXでEAの検証に適した期間はどれくらいですか?
・自動売買(EA)で詐欺に合わない方法はありますか?
1つずつ見ていきましょう。
優秀なEAは無料で入手できますか?
優秀なEAを無料で入手することは可能です。
無料でEAを入手できるサイトは、次のとおりです。
【TRADERS-pro】:数多くのEAを無料で入手できます。カテゴリー別にランキング表示されており検索が簡単です。
【GemTrade】:GEMFOREX利用者は、EAが無料で使えます。
自動売買(EA)はどのような手法で設定されていますか?
EAに設定されている手法には、次のものがあげられます。
【カウンター】:トレンドの反転タイミングを「買い」と「売り」の強さから判断します。
【早朝スキャルピング】:東京市場が始まる前の早朝の値動きの特性を利用した手法です。
【ブレイクアウト】:重要なラインをブレイクしたあとの上昇、下降を狙う手法です。
【トレンドフォロー】:トレンドに沿ってオーソドックスな押し目買い、戻り売りを行います。
【グリッドトレード】:規則的な間隔でポジションを建てていく手法です。
海外FXでEAの検証に適した期間はどれくらいですか?
海外FXでEAの検証に適した期間として、約1~3年は必要となるでしょう。
理由は、相場の値動きが地合いによって特徴が変化していくためです。
数か月の検証では一時的な値動きに対する検証結果しか得られません。
EAの検証では短期間で結果を求めず、長いスパンで検証を進めていくようにしましょう。
自動売買(EA)で詐欺に合わない方法はありますか?
EAで詐欺に合わないためには、SNS経由で入ってくるEAのセールス情報に耳を貸さないことです。
SNSでは、簡単に稼げるような過剰なセールスを巧みに仕掛けてきます。
当然、現実にそのような甘い話はなく、料金だけが高額で、結果が伴わない案件しか存在しません。
EAは販売元の公式サイトなどをしっかりと確認し、信頼性が低い場合は購入しないようにしましょう。
まとめ
海外FXにおいて、EAにより自動売買できるのはとても魅力的です。
特に、これからFX取引を始めようという方にとっては、プロトレーダーと同じ取引が再現できる点が評価できます。
また、トレードにかける時間を短縮できるので、空いた時間をプライベートな時間に充てることもできますよ。
ぜひEAによる自動売買を導入して、効率よく取引してください。